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九谷焼の巨匠が手掛けた2005年のサントリースペシャルボトルコレクション


■九谷焼伝来の技が込められた陶器ボトル

「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 色絵霞鶴文下蕪形瓶 2005」は、2001年から発売が開始された「スペシャルボトルコレクション」の2005年度商品として販売されました。
サントリーの「響」と伝統のある焼き物をボトルに使用した、「響と日本文化の共鳴」ともいうべき人気シリーズとして愛されています。
2005年に発売となった「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 色絵霞鶴文下蕪形瓶 2005」は、九谷焼を代表する名匠・山上義正が熟練の筆でオリジナルの陶製ボトルに描いた特別な一本です。
ボトルに描かれている鶴は古来より「瑞兆」とされていますが、この「瑞兆」とは「嘉祥な物事の予兆」という意味で「良いことが起こる前兆」と捉えられています。
「瑞兆」には龍や鳳凰、麒麟などの伝説上の生き物や、鶴や亀などの吉祥とされる生物などがありますが、「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 色絵霞鶴文下蕪形瓶 2005」は古来より日本人に縁起が良いとされてきた鶴の図柄が取り入れられました。
また太陽と月を表した赤と青の円文と白の霞文で切られた空の背景には、黄と緑で地上の恵みを表現されています。
まさに森羅万象の如く、自然界のあらゆるものを九谷焼伝来の五彩に託した逸品に仕上がったのがこの「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 色絵霞鶴文下蕪形瓶 2005」です。
■過去から未来へと受け継がれる匠の技

「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 色絵霞鶴文下蕪形瓶 2005」が納められている九谷焼は、今から350年前に金沢市や小松市、加賀市、能美市といった石川県の南部で生まれた陶磁器で、大胆な絵付けと色鮮やかな色彩が魅力の焼き物です。
400年前に佐賀県・有田で陶石が見つかったことから歴史が始まった有田焼は、日本で最も有名な陶磁器といっても過言ではありません。
その有田では後藤才次郎という人物が陶芸を学んでいましたが、1655年に加賀藩の命によって九谷村で開窯したのが九谷焼の発祥といわれています。
またサントリーの「スペシャルボトルコレクション」では2010年に発売したボトルを「古九谷風」と名付けていますが、これは後藤才次郎が開いた窯が100年で廃窯となったことに関係しています。
廃窯となって歴史が途絶えた九谷焼の窯はその後復活しますが、九谷焼の歴史が始まって続いた100年の間に焼かれた品が「古九谷」と呼ばれるものです。
このように一度途絶えた伝統を復活させ、未来へと受け継がれたことによって「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 色絵霞鶴文下蕪形瓶 2005」には九谷焼を代表する名匠・山上義正の技が生きることになりました。
日本の伝統文化を大切にする、まさにサントリーならではのボトルといえます。

■世界に誇る最高峰のブレンデッドウイスキー

「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 色絵霞鶴文下蕪形瓶 2005」に詰められているのは、世界最高峰のプレミアムブレンデッドウイスキーとの称賛を欲しいままにする「響21年」です。
「甘やかに響き合う多彩な原酒と匠の技のハーモニー」がキャッチコピーの「響」ですが、「響21年」はさらに「甘美を極めた奥深い調和」が楽しめる逸品となっています。
「響21年」で使用されているモルト原酒は酒齢21年以上物長期熟成のものばかりの中から、ブレンダーが入念に吟味して選んだものです。
合わせるグレーン原酒も酒齢21年以上の厳選された円熟原酒で、この2つの原酒をブレンダーが丁寧にブレンドしています。
「響21年」の香味を左右するさまざまな原酒は貯蔵庫に眠る80万個以上もの樽から厳選されているため、ブレンダーの確かで高度なブレンド技術が要求されます。
サントリーのウイスキーは多くのブレンダーとブレンダーをまとめるチーフブレンダー、そして最終的に味わいを決定するマスターブレンダーの力が結集されて出来上がります。
それはサントリーの創業者・鳥井信治郎の時代から変わることなく続いている歴史で、世界最高峰のプレミアムブレンデッドウイスキーを詰めた「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 色絵霞鶴文下蕪形瓶 2005」を生み出した後継者たちに脈々と受け継がれています。