お酒買取なら大阪のネオプライス

エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルの特徴と歴史について

■エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルの特徴

エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルは、アメリカのケンタッキー州で製造されているバーボン・ウイスキーで、ボトルに黒いラベルが貼られているのが特徴です。
アメリカ国内では非常に人気が高いウイスキーで、全世界でもナンバー2の生産量となっています。
焦がしたホワイト･オーク樽で5～8年ほど熟成して製造されるエヴァン・ウィリアムス ブラックラベルは、黒砂糖やキャラメルをイメージさせるような味わいです。
余韻が少し長めですが、後味がスッキリしており、飲み心地の良いバーボン・ウイスキーです。
アルコール度数は43度です。
ほかのバーボンウイスキーよりもアルコール度数がやや低めで、価格も手頃であることから、初心者にもおすすめの1品です。

■バニラやミントの香り

エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルは、フレッシュなミント、甘いバニラのような香りが漂います。
そのほかにも、バナナ、洋ナシなどの香りもあります。
比較的力強い樽香なので、香りもじっくり楽しむことができるでしょう。

■ヘヴンヒル蒸溜所の歴史

エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルの原酒は、アメリカのケンタッキー州の蒸溜所で製造されたものを使用しています。
こちらの蒸溜所は、アメリカ国内では最大手のバーボン・ウイスキーの蒸溜所で、ジョンハミルトンやヘンリーマッケンナなど、数多く銘柄を製造していることで有名です。
エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルの製造元の蒸溜所の歴史について、簡単にご紹介いたします。
ケンタッキー州ネルソン郡バーズタウンに蒸溜所が設立されたのは、1889年のことです。
元の地主であるWilliam Heaven（ウィリアム・ヘヴンヒル）の本名にちなんで、ヘヴンヒル蒸溜所と名前が付けられました。
ヘヴンヒル蒸溜所が本格的にウイスキー造りをスタートさせたのは、禁酒法が解禁となった1934年のことです。
シャピラ家がスピリッツ製造会社を設立して、さまざまなバーボンウイスキーの製造販売に乗り出しました。
しかし、1996年に火災が発生して、ヘヴンヒル蒸溜所が消失してしまったのです。
火災の原因は、落雷だったと言われています。
そのため、しばらくの間、バーボンウイスキーの製造が休止となってしまいました。
その後の1996年に、ルイヴィル地区にあったバーンハイム蒸溜所を買収して改装工事を行います。
そして、バーンハイム蒸溜所内で、スピリッツの蒸溜が再開されることとなりました。
現在でも、このバーンハイム蒸溜所で、数々のバーボンウイスキーの製造が行われています。
ちなみに、火災消失前のヘヴンヒル蒸溜所で製造されたウイスキーは、香味成分が豊かであることから、バーボンウイスキー愛好家たちの間では高い人気となっています。

■最初にトウモロコシでウイスキーを作ったエヴァン・ウィリアムス

エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルには、ブラックのラベルに1783年という年数がプリントされています。
この年数は、最初にトウモロコシを原料にしてウイスキーを作った人物のエヴァン・ウィリアムスにちなんだものなのです。
1783年に、エヴァン・ウィリアムスはケンタッキー州ルイヴィルで、石灰岩から湧き出ている水を発見しました。
そして、彼はこの湧き水を利用して、初めてトウモロコシを原料にしたウイスキーを造り上げたのです。
そのようなことから、エヴァン・ウィリアムスは、「バーボンの始祖」とも呼ばれています。
現在、このエヴァン・ウィリアムス ブラックラベルは、エヴァン・ウィリアムシリーズにおいて、スタンダードボトルとなっています。
アルコール度数が控えめで読みやすいので、バーボンウイスキーが初めての方にもうってつけです。