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ウイスキーファンを虜にしマニアも多く存在するエズラブルックス ブラックラベル

■ケンタッキー州で高い評価を集めるエズラ・ブルックス

ウイスキーファンの中には、バーボンウイスキーと聞いてエズラ・ブルックスを思い浮かべるという方も多いのではないでしょうか。
エズラ・ブルックスは、ケンタッキー州に蒸溜所を構え、19世紀初めから数々のバーボンウイスキーを誕生させてきました。
エズラ・ブルックス蒸溜所の始まりは19世紀にまでさかのぼりますが、初代オーナーとなったのがメドレー家です。
数多くあるケンタッキー州に存在する蒸溜所の中でも最も小さい蒸溜所としても知られています。
小規模な蒸溜所でありながらも1966年にはアメリカ連邦政府から高い評価を受けています。
専門家やウイスキーファンを納得させた理由はさまざまなことが挙げられますが、エズラ・ブルックス蒸溜所で続けられてきたこだわりの製造法も多くの方たちから高い評価を集めている理由と言えるでしょう。
エズラ・ブルックスで誕生したバーボンウイスキーに使用されているコーンは、厳選したものを贅沢に使っているだけでなく割合にもこだわっているのも特徴です。
また、蒸溜する際にも他のバーボンウイスキーよりも低温でアルコール抽出を行うなど、一切妥協のない伝統的な製造法にて丁寧に造られています。
製造法にもこだわりながら一つひとつ丁寧に工程を重ねた結果、なめらかで味わい深いバーボンウイスキーを誕生させることに成功しました。

■ロバートとリピーによって蒸溜所の再建させることに成功

これまでにエズラ・ブルックスでは、さまざまな銘柄を生み出しています。
エズラブルックス ブラックラベルのほかにもオールドエズラなども一度は堪能したい逸品と言えるでしょう。
エズラ・ブルックスには、現在のワールドターキーであるリピー蒸溜所を設立したトーマスリピーの息子たちの存在が大きく関わっています。
トーマスリピーの最愛の息子たちであるロバートとエズラによって1912年に破産していたホフマン蒸溜所の再建を実現しているのです。
ホフマン蒸溜所の再建には、ロバートとエズラのほかにもフランクシルバーマンやヴェルトハイマーが関わっており、この4名によってエズラ・ブルックスを新たに誕生させることになります。
ホフマン蒸溜所では、これまでに多数のバーボンウイスキーを製造していますが、設立当時はエズラブルックスのほかにもオールドホフマンなど、現代でも人気を誇る有名銘柄を惜しみなく生産し続けていました。
他蒸溜所では真似できないこだわりの製造法や高い技術力が認められ、1966年にはアメリカ政府から高い評価を受けたことでも知られています。
ケンタッキー州で最も小規模な蒸溜所でありながらも優れたバーボンウイスキーを生み出していると称されており、エズラブルックス ブラックラベルのラベル中心に描かれているマークを見ても、その高い評価の証を実感することができるでしょう。

■柔らかな飲み心地が印象的なエズラブルックス ブラックラベル

1900年代のウイスキーの代表といえばジャック・ダニエルです。
ジャック・ダニエルは、年代性別問わず多くのウイスキーファンから愛される人気ブランドとなっていた一方でエズラ・ブルックスの名はさほど世に浸透していませんでした。
しかし、1950年以降になるとシカゴのマーケティング会社の宣伝効果により、エズラ・ブルックスの名を世に知らしめることになったのです。
現在、ホフマン蒸溜所は閉鎖されていますが、ロバートとエズラ兄弟によって生み出された伝統的な製造法は、製造元が変わっても続けられており、極上の味わいや香りを堪能することができます。
エズラブルックス ブラックラベルは、ホワイトオークの新樽を使用し、4年もの月日をかけて熟成しているのも特徴です。
フルーティーさやアーモンドの香ばしい香りを楽しめるだけでなく、濃厚な甘みを感じることもできます。
また、バニラやメロンなどの甘い味わいも堪能できるまろやかで柔らかいバーボンウイスキーとなっています。
飲みやすいウイスキーを求めている方にもエズラブルックス ブラックラベルがピッタリと言えるでしょう。