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シグナトリーがボトリングしたエドラダワーの10年熟成モルトウイスキー

■シグナトリー社の人気シリーズから登場

「エドラダワー 10年 アンチルフィルタード 1999 シグナトリー」は、スコットランド・南ハイランドにあるエドラダワー蒸溜所にて生産されたスコッチ・モルトウイスキーです。
「エドラダワー 10年 アンチルフィルタード 1999 シグナトリー」は、エドラダワー蒸溜所を所有するシグナトリー社の「アンチルフィルタード・コレクション」のうちの一本となっています。
このシリーズは酒質がしっかりしているとして人気で、シグナトリー社が誇る自慢のシリーズでもあります。
シグナトリー社では「エドラダワー 10年 アンチルフィルタード 1999 シグナトリー」をボトリングする際に冷却ろ過をしない「Non-chillfiltered（ノンチルフィルタード）」を採用し、アルコール度数が46度になるように加水してボトリングしました。
「エドラダワー 10年 アンチルフィルタード 1999 シグナトリー」の蒸溜年度は2006年で、10年の熟成期間を経て2017年にボトリングされています。
まろやかな飲み口とほどよいシェリー感があるのが特徴で、オレンジピールやレモンなどの爽やかな柑橘系の香りが華やぎます。
加えてバニラの甘みにほんのりとしたカカオの苦み、コーヒーフレッシュのようなオイリーさが絶妙なバランスを醸し出しているのです。
味わいはシェリーにうっすらとしたチョコレート、スアイシーオレンジや小豆にナッツ由来の脂質が楽しめる仕上がりとなりました。
濃厚なシェリーではない分、家飲み用のウイスキーとしてもおすすめできる一本です。

■スコットランドで最も小さな蒸溜所と言われたエドラダワー

1825年にスコットランドの南ハイランド・パースシャーにて操業を開始したエドラダワー蒸溜所の「エドラダワー」は、ゲール語で「2つの川の間」という意味です。
かつてはスコットランドで最も小さな蒸溜所だったエドラダワーですが、現在は2013年10月に創業したグラスゴー・パースにあるストラスアーン蒸溜所がスコットランドで最も小さな蒸溜所となりました。
エドラダワーは昔ながらの手作り製法によって少人数でのウイスキー造りを行っている蒸溜所で、「エドラダワー 10年 アンチルフィルタード 1999 シグナトリー」にはエドラダワー蒸溜所で生産された長期熟成モルトを使用しています。
そして「エドラダワー 10年 アンチルフィルタード 1999 シグナトリー」のボトリングは、エドラダワー蒸溜所を所有しているシグナトリー社が手掛けました。
エドラダワー蒸溜所のウイスキーは生産をごく少人数のため、1週間に生産できる総量はホグスヘッド樽でわずか14樽しかありません。
ホグスヘッド樽はスコッチ・ウイスキーのほとんどで使用されるメジャーな樽ですが、容量は250リットルと480～520リットルのパンチョンや500リットルのバットと比較すると圧倒的に小さいのがわかります。
そのため1週間でホグスヘッド樽14樽分しか生産できないエドラダワーのスコッチ・ウイスキーは、日本では大変入手するのが困難なブランドと言っても過言ではありません。

■観光客が多いことでも知られるエドラダワー蒸溜所

まるで美しい絵画のようなたたずまいを見せるエドラダワー蒸溜所は、多くの観光客が訪れる人気の蒸溜所でもあります。
シングルモルト・ウイスキーを生産する農場蒸溜所として現在も手作り製法にこだわっているエドラダワー蒸溜所は、パースシャーの美しい景色に溶け込むように建っています。
蒸溜所のすぐそばにはエドレッドの小川が流れており、この小川がエドラダワー蒸溜所の名前の語源です。
エドラダワー蒸溜所は真っ白の外壁にグレーの屋根、そして可愛らしい赤いドアが目を惹く建物が印象的です。
そのためウイスキー愛飲家だけでなく、スコットランドを訪れた観光客にも人気のスポットとなっています。
エドラダワー蒸溜所のオーナーがシグナトリー社に変わってからは、これまでのブレンデッド用ウイスキーの提供からシングルモルト・ウイスキー用の原酒造りに切り替わりました。
「エドラダワー 10年 アンチルフィルタード 1999 シグナトリー」にも、エドラダワー蒸溜所で生産されたモルト原酒が使用されています。