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貴腐ワインの代表エドラダワートカイマチュアード

■エドラダワートカイマチュアードについて

スコットランドの蒸溜所の中でも一番小さいと言われているエドラダワーで造ったシングルモルトで、トカイ樽で作られています。
エドラダワートカイマチュアードは樽の中でも、非常に古い中で作られ熟成しているので、味も年月が作った奥深い味です。
トカイワインというのは、貴腐ぶどうという糖度も高く甘みがたっぷりと感じられるぶどうを使っています。
そのためほかのお酒に比べて甘さが特に高く、辛口テイストがあまり苦手で飲めないという方でも、抵抗なく飲みやすいでしょう。
貴腐ぶどう自体は特別に辛口ワインにも使用されるぶどうと同じ品質ではあるのですが、育つときにぶどうの果皮にカビの一種がくっつき、それによって組織も破壊することで、ぶどうの中の水分が蒸発し収穫時に甘みのもとでもある糖分がたっぷりと濃縮されるため、甘みのあるぶどうの中でも特に際立った甘い味がします。
この甘みのままぶどうを使いお酒を造っているので、エドラダワートカイマチュアードは甘くおいしいテイストに仕上がるのです。
ごく少人数で丁寧に造り上げているため、そのおいしさを知り世界中の方が注文をして自宅や飲み屋などで楽しんでいます。
2002年にはシグナリー社の所有にもなり、非常に個性的で甘みのあるお酒を多数製造しています。
お酒の種類は、1980年代のボウモアに通ずるパヒューミーな香りや味のものも多く、香りからも十分に楽しめるウイスキーやワインなどが豊富です。
スタンダードな10年物に比べて非常に古いトカイ樽で造られているので、出回っている数も少なく見つけたら試してみるチャンスだと思っても良いでしょう。

■100年以上も前から歴史のあるエドラダワー蒸溜所

エドラダワー蒸溜所は、1825年に設立されそこからの歴史は長く、当時使用していた道具などもそのまま使い、少人数で手作りしています。
伝統としても3人で力を合わせて造っているので、毎週18樽のみが生産されています。
そんなに多くの数は造れないのは現状ですが、一つひとつの樽に入っているお酒は職人の技術が詰まったものばかりです。
さらにエドラダワー蒸溜所は観光として見に来る方にも人気があり、多くの人がその可愛らしい建物やおいしいお酒に魅了されています。
お酒は冷蔵ろ過され、エステルや油が除去されてウイスキーもスッキリと見えます。
そのため飲むときにもそのままの透明感が持続され、氷を入れてもきれいなままです。

■ウイスキーといったらスコットランド

エドラダワー蒸溜所を始め、さまざまな蒸溜所がありおいしいウイスキーなどでも有名なスコットランドですが、そのおいしいお酒は世界中で愛されています。
スコットランドでなぜおいしいお酒ができるかというと、原料となるピートを作り出す土壌でもあり気候もお酒造りに向いた環境だからです。
ウイスキーなどを造るのに理想な環境が揃っています。
このウイスキーなどが初めてスコットランドで造られたのは、1494年と言われていて、大変歴史も古いです。
このときからさまざまなお酒を造り始めるのですが、それでも初めは今のウイスキーとは違うものが造られていました。
だいたいはウォッカやジンのような透明なスピリッツで、そこからだんだんにさまざまなウイスキーなどができてきたのです。
ウイスキーもシェリー樽に隠していたことがキッカケで、味もマイルドなウイスキーがあることが発見され、今のウイスキー造りにもつながっています。
さまざまな人々がウイスキーの存在を知ったのは1823年と言われていて、ここから合法的にお酒が造れる蒸溜所も増え今に至ります。
スコットランドで本格的にお酒を造るようになったのは、ここ200年前くらいです。
そこから世界中にスコットランドのお酒はおいしいということも伝わり、どんどんと人気が出ていきました。
蒸溜所がスコットランドでは多数ありますが、すべて同じような味わいではありません。
それぞれが特徴を持っていて、人々を魅了する味合いを追及してくれています。