menu list買取商品 - イチローズモルト カード キング・オブ・ハーツ
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イチローズモルト カード キング・オブ・ハーツの高価買取致します
イチローズモルト カード キング・オブ・ハーツのご紹介
買取参考価格 | 560000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ベンチャーウイスキー羽生蒸溜所 |
地方 | 埼玉県 |
地区 | 羽生市 |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 700ml/55.4度 |
「イチローズモルト カード キング・オブ・ハーツ(ICHIRO’S MALT CARD KING OF HEARTS)」は、1986年に羽生蒸留所で蒸留し、ホグスヘッドで熟成した後、ペドロ・ヒメネスシェリー樽で仕上げの後熟成を行った贅沢なシングルモルトウイスキーです。
444本のみ限定で2009年にボトリングした貴重なキング・オブ・ハーツは、終売品のため日々希少性が高まっており、大手ネットオークションで落札価格が80万円以上になることも珍しくありません。
世界的に品質評価も高く、レアボトルとしてコレクターからも人気のイチローズモルトのシリーズは、全54種類すべて高価買取いたしております。
中身のない空き瓶も買取対象となっておりますので、買取査定はネオプライスにお任せください!
イチローズモルト カード キング・オブ・ハーツの歴史
先代が残した原酒から生まれたイチローズモルト カード キング・オブ・ハーツ
■カードシリーズのキング・オブ・ハーツとは?
キング・オブ・ハーツは、ベンチャーウイスキーが誇る、イチローズ・モルトのカード・シリーズに分類されるウイスキーです。
イチローズ・モルトには、カード・シリーズと呼ばれる、トランプカードをモチーフにしたウイスキーがありますが、キング・オブ・ハーツは、ハートのキングにあたります。
カード・シリーズの歴史を知ることは、ベンチャーウイスキーといわれるように、会社にとって欠かせない存在です。
今回は、キング・オブ・ハーツが誕生した背景やその特徴についてスポットを当ててみます。
■東亜酒造について
東亜酒造は、埼玉県羽生市にある酒造メーカーで、創業1625年と古い歴史を持ちます。
戦後ウイスキーの製造を開始し、自主製造するため羽生蒸溜所も建てました。
順調に製造を続けてきましたが、ウイスキー需要の低迷とともに売上も次第に下がり始め、2000年には羽生蒸溜所での蒸溜がストップしてしまいます。
2001年に父から事業を受け継いだ肥土伊知郎氏は、業績回復に奔走しますが、結果が出ずに営業を断念、関西の酒造メーカーに営業譲渡を決断します。
こうして東亜酒造は、新しい経営体制で再スタートを切ることになりますが、親会社から突きつけられたのは、ウイスキー製造からの撤退と400樽の原酒の破棄でした。
期限までに引き取り手がない場合、20年近く寝かせてきた原酒をすべて失うことになります。
■ベンチャーウイスキーの誕生
我が子のように大切な存在の原酒を破棄することはどうしても考えられないと、破棄の道を選択できなかった肥土氏は、原酒を預かってくれる先探しに奔走します。
引き取り手が見つからず苦労しましたが、福島県にある笹の川酒造が、事情を理解し、貯蔵庫の一部を原酒置き場として使うよう提案してくれました。
原酒の引き取り手が見つかったため、肥土氏は東亜酒造から離れ、ウイスキーの製造と販売を専門とする会社を2004年9月に設立、それがベンチャーウイスキーです。
ベンチャーウイスキーは、羽生蒸溜所時代に蒸溜された原酒を使い、600本の「イチローズ・モルト」を製造、2005年のことでした。
■手放さなかった原酒がカード・シリーズ誕生のきっかけに
ウイスキーは、原酒を寝かせる樽の種類により味が変わることに特徴があり、そこから生まれたアイデアが、イチローズ・モルトのカードシリーズの誕生につながりました。
カード・シリーズは、羽生蒸溜所で蒸溜された原酒を、4つの異なる樽で寝かせ、シングルカスクしたものです。
トランプカードの絵札がラベルに使用されているのは、絵札の種類(ハート・ダイヤ・スペード・クラブ)と樽の種類が同じというのが理由です。
イチローズ・モルトのカード・シリーズは、トランプのラベルだけでも注目を集めました。
しかし人気が爆発したのは、カード・シリーズの1本が、イギリスの専門誌『ウイスキーマガジン』が行った「プレミアムジャパニーズウイスキー特集」で最高賞を獲得したことがきっかけでした。
これを堺に、イチローズ・モルトの知名度は一気に上昇、国内外で高い評判を得るとともに、多くの賞を受賞します。
イチローズ・モルトのファンは国内にとどまらず、海外にも多くいて、イチローズ・モルト・シリーズをすべて収集したいコレクターも存在するほどの人気ぶりです。
■キング・オブ・ハーツの特徴
キング・オブ・ハーツは、1986年に羽生蒸溜所で蒸溜された原酒を、2009年にボトリングして造られました。
羽生蒸溜所で蒸溜された原酒は、個性的なテイストを持つことで知られていますが、キング・オブ・ハーツには、パンチの効いた深い味わいに、ペドロヒメネスシェリーバットからくる、とろりとした甘さが加わったウイスキーです。
キング・オブ・ハーツの原酒は、ホグスヘッド樽に入れられてから、ペドロヒメネスシェリーバットで仕上げられます。
ペドロヒメネスシェリーバットに入れることでメイプルシロップのような、濃い褐色のカラーと濃厚なフルーティーな味わいを持った、ウイスキーが誕生します。
口に含むと粘り気があり、黒蜜やシロップ漬けチェリーの味わいが、口の中に広がるのです。
甘さを感じる一方で、スパイスのようなヒリヒリ感と、ほうじ茶のような渋みが残る、複雑で印象深い味わいが、多くの人を惹きつけます。
イチローズ・モルトのキング・オブ・ハーツは、ロックでじっくりと味わいたいウイスキーです。
使用されている原酒は羽生蒸溜所で蒸溜されたものですが、もし原酒の引き取り手がなく破棄されたとしたら、味わうことができなかったでしょう。
そう考えると、ますます貴重な存在となるキング・オブ・ハーツですが、ほかのカード・シリーズと飲み比べて味の違いを体験する楽しみもあります。
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