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流通本数が限られたカリラの人気アンピート・ウイスキー

■アンピートながらもカリラらしさが味わえる逸品

「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」はブレンデッドウイスキー向けに1年に1度、1バッチのみボトリングされるアンピーテッドのモルトウイスキーです。
通常はピートを効かせたスモーキーでスパイシーなウイスキーがハイランドスタイルの持ち味ですが、この「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」はピート処理をしていないモルトを原料にしたアンピーテッドであるのが特徴となっています。
ピート処理しなかった原酒をファーストフィルのバーボンカスクで17年間かけて長期間熟成し、カスクストレングスでボトリングしたアンピーテッドの「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」が誕生しました。
「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」の蒸溜年は1997年で、2015年にボトリング後、限定品として販売されました。
加水を一切行わないカスクストレングスのため、アルコール度数は55.9%と高めになっており、陽の光を浴びて眩いばかりに輝くゴールドカラーが美しい仕上がりです。
一口含めば口の中に刈った草や熟していないまだ青いリンゴを思わせる、フレッシュでクリーンな香りが爽やかに広がります。
そしてアイラモルトならではのスモーキーさもかすかに感じられ、塩気と絶妙のバランスを醸し出しているのが特徴です。
また長期熟成による旨みを凝縮した飲み口が堪能でき、アンピートではあるもののカリラらしさを存分に味わえる銘酒となっています。
市場に流通している本数が非常に少ないため、機会があればぜひ入手されることをおすすめします。

■カリラの隠れた人気シリーズ

アイラ島にあるカリラ蒸溜所は、アイラモルト・ウイスキーの中で最も個性的で強烈な香味が真骨頂のラフロイグやアードベッグに比べると、比較的ピーティーさやヨード感、潮気が抑えられたウイスキーとなっています。
それでもハイランドやスぺイサイドなどのほかのスコッチ・ウイスキーの産地に比べると、アイラモルト・ウイスキーならではの個性と味わいが生きたウイスキーとなっていることは間違いありません。
そんなカリラが造るアンピーテッドのカスクストレングス・シリーズには「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」以外にも、「8年」と「12年」それに「15年」がすでに発売されてきました。
「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」はこれらに続く4度目のオフィシャルリミテッドボトルで、ボトリングされるごとに人気も高まっていったのです。
そのため4度目のボトリングとなった「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」は特に人気が高く、流通数も非常に限られることとなりました。
従来のカリラとは一味違ったスタイルで登場した「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」は、カリラファンにとっても新鮮な味わいが楽しめるに違いありません。
またアイラモルト・ウイスキーが苦手と避けていた人には、その味わいと香りを知るのにうってつけの一本です。
隠れた人気商品だけあって、この先さらに入手困難となることが予想されます。

■焦げ臭くないアイラモルト

かすかなスモーキー感と塩気が特徴の「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」が人気を集めている理由として、やはりアイラモルトは個性が非常に強いということが挙げられます。
ピート（泥炭）を含む湿地帯が広がるアイラ島は大西洋から吹きつける強い海風と、海藻などによるヨードが豊富な自然環境となっています。
この3つが融合して出来上がったのがピーティーで薬品臭が強く、塩辛いアイラモルト・ウイスキーなのです。
それゆえに敬遠されがちな一面も持っており、アイラモルトというだけで避けるウイスキー愛飲家も少なくありません。
そんなウイスキー好きが「カリラ 17年 スペシャルリリース アンピーテッド カスクストレング」をきっかけにアイラモルトの魅力を知ったことが、カリラのアンピーテッドカスクストレングスシリーズの人気につながっています。