menu list買取商品 - クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1998 シグナトリー
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クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1998 シグナトリーの高価買取致します
クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1998 シグナトリーのご紹介
買取参考価格 | 4700円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | クライヌリッシュ蒸溜所/シグナトリー社 |
地方 | スコットランド |
地区 | ハイランド |
分類 | シングルモルトスコッチウイスキー |
タイプ | 700ml/46度 |
ボトラーズブランド「シグナトリー(Signatory)」は、スコットランドの首都エジンバラで1980年代に創業した比較的新しいインディペンデントボトラーズです。
すべてのボトルがシングルカスクとなっており、基本的に他の樽とはヴァッティングしないのもシグナトリー社の特徴の一つです。
そんなシグナトリーを代表する「アンチルフィルタード・コレクション(The Un-Chillfiltered Collection)」は、ヨーロッパ向け限定商品で、スコッチウイスキーならではの自然な風味を維持するために冷却ろ過(ノンチルフィルタード)をしていないのがこだわりです。
1998年に蒸留し、2015年にボトリングされた17年熟成のクライヌリッシュは、なめらかながらもコクがあり、オイリーな中にスパイシーを感じる香り、フルーティーさ、そして豊かな余韻が特徴となっています。
クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1998 シグナトリーの歴史
ハイランドの歴史香るクライヌリッシュ
■クライヌリッシュの歴史
現在のクライヌリッシュ蒸溜所は、1967年に建設されました。
スコットランドのハイランド地方に位置する蒸溜所としては、いささか歴史が短いような感覚を覚えます。
それもそのはず、現在のクライヌリッシュ蒸溜所は、旧クライヌリッシュ蒸溜所のすぐ隣に新しく建てられたものだからです。
旧クライヌリッシュ蒸溜所はのちにブローラ蒸溜所という名前で稼働することになるのですが、クライヌリッシュの歴史を語るのであれば、本来こちらの蒸溜所を語るべきでしょう。
旧クライヌリッシュ蒸溜所は、1819年に建設されました。
こちらは現在再稼働させるべく建て直しが進んでいますが、こちらはさすがに歴史の長さを感じます。
設立は当時地主であった第二代スタッフォード侯爵(のちのサザーランド公爵)の命令で行われましたが、この人物は残念ながらあまり良い評判は残していません。
当時ハイランドはハイランドクリアランスの真っただ中で、住みやすい土地から住民を追い出し、代わりに大量の羊を導入した波乱の時期でした。
羊毛で莫大な富を築くためだったのですが、強制退去させられた人々は15,000人にも上ったと言われています。
住む場所を追いやられ、沿岸部周辺のわずかな土地で穀物を栽培していた小作人から原料を買い、経費削減のためいくらでも採れたピートを燃料に商品化したのがウイスキーだったのです。
■密造とのいたちごっこの時代
領地経営という意味では、生産量の少ない安い穀物と質の低い石炭、湿原から切り出せるピートからローコストでウイスキーを商品化したのは、商売上手ともいえます。
また公爵はウイスキーの密造者を一掃する責任も負っており、自身が正当な蒸溜所を建設運営することで密造酒を排除する狙いもありました。
とはいえ、密造とのいたちごっこは続き、徴税官と住民とのいさかいは絶えることはありませんでした。
そもそも無理難題といえる重税を課したことに問題があるわけですから、真の統治がなされるはずもないでしょう。
クライヌリッシュはそんなさなかにも実直にウイスキーを造り続け、1896年にエインズリーとヘイルブロンのリースブレンド会社が公爵家から買収すると、ようやく本格稼働を始めます。
13年後にはDCLによって買収され、1930年代には一時閉鎖されるも大戦終結後に一気に需要が高まり、ようやく蒸溜所としての真価を認められるようになるのです。
■ブローラ蒸溜所として生まれ変わる
大戦終結後は求められるままに大量のウイスキー生産に乗り出し、1組のスチルしか持たなかったクライヌリッシュ蒸溜所ではすぐに供給が追い付かなくなりました。
そして冒頭でも触れた通り、1967年に隣接する土地に新しい蒸溜所が建設され、こちらが現在も稼働するクライヌリッシュとなったのです。
バトンタッチが完了するまで、2つの蒸溜所はしばらく並んで稼働していました。
ちなみに当時はクライヌリッシュA、Bと呼ばれていたそうですが、今となってはどちらがAかわかってはいないそうです。
バトンが渡された後、稼働を終えたほうのクライヌリッシュ蒸溜所は閉鎖されるのですが、グループ会社の蒸溜所が干ばつで立ちいかなくなったとき、ブローラ蒸溜所と名を変えて稼働することになります。
ただそれもたった14年の間だけのこと、1983年にはブローラとしての歴史も一度閉じました。
ただ、今でもクライヌリッシュといえばブローラの味のほうだというウイスキーファンは少なくありません。
こうした熱い想いにこたえるべく、現在の所有者であるディアジオ社は、ブローラの再稼働に向けて着々と準備を進めています。
■クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1998 シグナトリー
クライヌリッシュ 16年 アンチルフィルタード 1998 シグナトリーは、1998年蒸溜、2015年ボトリングされた17年もののクライヌリッシュです。
リリースしたのは「シグナトリー(Signatory)」というボトラーズで、スコットランドの首都エジンバラに1980年代に創業した新しい会社です。
同社のアンチルフィルタード・コレクションはヨーロッパ向けの限定商品で、冷却ろ過しないノンチルフィルタードがこだわりです。
これぞクライヌリッシュだという味わいを存分に楽しめる一本といえるでしょう。
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