ウィスキー検定とは
ウィスキー検定はウィスキーを楽しむ知識を付けて欲しいとウィスキー文化研究所が運営し、ウィスキー検定実行委員会によって実施されている検定試験で、20歳以上の方であれば誰でも受験できます。
バイヤーや販売員、飲食店業者向けの試験ではなく、広く一般の方に向けた検定でウィスキーをより楽しく美味しく飲むためにウィスキーが生まれた歴史や世界のウィスキーなどについて幅広く学ぶことができます。
級ごとの特徴
ウィスキー検定は1級から3級までと、テーマごとに開催される特別級があります。
3級はスコッチウィスキーに関して出題され、2級はスコッチを含む世界の5大ウィスキーについて問われます。
3級は入門レベル、2級は中級レベルの位置づけですが、3級と2級は誰もが受けられるので、3級を飛ばして2級を受けることもできます。
スコッチだけでなく幅広いウィスキーを既に嗜んでいるという方は、2級のほうが楽しく勉強できるかもしれません。
いずれの検定もマークシート形式にて公式テキストで学んだ知識を基本に、4択の問題が100問出題されます。
合格基準は3級が6割以上、2級が7割以上の正答があることです。
これに対して、1級は2級の合格者のみが受験でき、5択のマークシート問題が80問と記述式問題が20題あります。
公式テキストのほぼすべての理解が求められるとともに、時事問題も出題される難しい内容となっており、全問題の8割以上の正答が合格基準となります。
合格者の特典
受験者には合否に関わらず、限定のクリアファイルやボールペンが贈呈されるほか、検定に合格すると認定カードやバッジがもらえ、ウィスキーに関するニューズレターが配信されます。
また、合格者限定で購入ができるオリジナルボトルやロゴ入りのテイスティンググラスをはじめ、蒸溜所所見学ツアーなどへ参加できる権利も与えられます。
特別級
特別級として日本のウィスキーに特化したジャパニーズウィスキー(JW)級をはじめ、世界のシングルモルトウィスキーに関する専門知識を問うシングルモルト(SM)級、アメリカンウィスキーの基礎について問うバーボンウィスキー(BW)級の検定も実施されています。