リキュールをストレートで楽しむなら
リキュールは様々なカクテルの材料となることや、お菓子作りなどにもよく活用されていますが、ストレートで楽しむこともできます。
フルーツやナッツ、ハーブなどを原料にしたものが多いので、甘いイメージや飲みやすそうなイメージを持たれる方もいますが、原料を問わず蒸溜所酒としてのキレがあり、名称や原料のイメージからは驚くほどアルコール度数が高いものが多くなっています。
そのため、ストレートで楽しむなら少量をいただくのがベストということになります。
リキュールのために造られたプチグラス
リキュールをストレートで飲むためのグラスは30ml~45mlほどしか入らない小さなグラスで、シャンパングラスをそのままミニチュアにしたような形のものがよく売られています。
口がすぼまった細長い円筒形でステムと呼ばれる長い脚が付いています。
とても小さく見た目に可愛らしいグラスなので、リキュールの飲み方などを知らない方や、お酒に詳しくない方にはグラスのミニチュアアイテムなどと思われ、お家に飾るために買っていく方もいるほどです。
30ml~45mlしか入らないプチグラスなので、別名コーディアル・グラスとも呼ばれています。
コーディアルとはハーブなどをアルコールに漬けた強壮薬のことを指し、そのための小さなグラスという意味合いになります。
日本でも子供用のシロップ薬や薬膳酒などを購入するとキャップで量を量って飲むことがありますが、あのキャップがちょうど30ml~45mlと想定されますので、リキュールグラスはそのくらいの容量しか入らないということになります。
リキュール以外に使う方も
リキュールグラスはリキュールをストレートで飲む場合のほか、ウォッカやテキーラ、ラムなどのアルコール度数の高いスピリッツをストレートで飲むときにも使われます。
お酒が弱い方の中にはわざわざこの小さなグラスを買い求め、ワインや日本酒などを飲むときにも愛用しているという方もいるほどです。
ほんの少しワインを飲みたいのに、普通のワイングラスでは容量が多過ぎて使い勝手が悪いので、リキュールグラスくらいがちょうどいいという方にも親しまれています。