業務用の冷蔵庫はハードルが高い
家庭用の普通の冷蔵庫では日本酒を保管するのに難があるため、日本酒専用の冷蔵庫を思い切って買ってしまおうかと考えた場合どのような冷蔵庫を買えばよいのかで困惑することがあります。
ベストなのは縦置きができる業務用の冷蔵庫ですが、大きくて幅も取りますしコストも嵩みますから一般家庭に置くのは現実的とはおよそ言い難いです。
日本酒の保管は基本的に縦置きが基本で横置きは好ましいとは言えず、できれば縦置きができる冷蔵庫がよいです。
横置きにすることで空気に触れやすくなって酸化してしまう場合や、金属の蓋に触れて蓋を腐食させてしまう危険性があるため縦置きでの冷蔵保存が推奨とされています。
日本酒の保管は家庭用冷蔵庫でもOK
ワインクーラーのように専用冷蔵庫が多く売っているわけではないため、日本酒専用の冷蔵庫を選ぶ場合は食材や他の飲み物を保管できる冷蔵庫を選ぶことになります。
日本酒を美味しく保つための保管温度は生酒が5度から6度、吟醸酒が10度ですから普通に冷蔵庫に入れてしまっても何ら問題はないと言えます。
ですのでどのような冷蔵庫を購入するのかは日頃自分がどの程度日本酒を飲むのか、買うサイズは一升瓶で買うのが4合瓶で買って飲んでいるのか、大量に冷蔵保存をする必要があるのか等をよく考えるとサイズがわかっていきます。
一升瓶を大量に買っているわけではなく数本程度保管できる程度でよければミニ冷蔵庫で構いませんし、逆に飲む量が多く一升瓶を多くストックしているのなら普通サイズの冷蔵庫をもう一台買ってしまってもよいかもしれません。
縦置きをするのに不便ではないように選べば品質管理には大きな問題はないでしょう。
予算の都合で適した冷蔵庫が買えない場合は
普通冷蔵庫を買おうとしても予算がなくて買えずミニ冷蔵庫しか買えないという場合、専用の冷蔵庫を作ることを諦める必要はありません。
一升瓶が入らないのならば4合瓶を用意して一升瓶の中身を移し替えて保管をすればよいのです。
大きさから大量に冷蔵庫に詰めることは難しいですが、中身を移し替えての保管でもきちんと温度管理ができていれば味を損なうことはないので保管の仕方を工夫してみるのも専用冷蔵庫を持つ一つの手と言えます。
自分の飲む量と予算の都合を鑑みて、いろいろと工夫をしてみましょう。