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世界一の知名度を誇るボトラーが贈るカスクストレングスのカリラ

■圧倒的な人気を誇るカリラのビンテージ

「カリラ 2004 カスクストレングス ゴードン＆マクファイル」は、スコットランドの老舗インディペンデントボトラーズ（独立瓶詰業者）の「ゴードン＆マクファイル社」からリリースされたカリラの2004年ビンテージです。
ゴードン＆マクファイル社では珍しく、一切加水をしない樽出し原酒のまま瓶詰めする「カスクストレングスシリーズ」から生まれた商品で、「カリラ 2004 カスクストレングス ゴードン＆マクファイル」は同社の中でも圧倒的な人気を誇る銘酒となっています。
ピートの力強い個性を持ちながらも、ほかのアイラモルトより強すぎない味わいが特徴の「カリラ 2004 カスクストレングス ゴードン＆マクファイル」は、ファーストフィルにシェリーバットを使用して11年熟成させたクラシックタイプのアイラモルトです。
燻製ベーコンや焼きリンゴ、レモンの皮といったアロマにかすかな塩気を伴った香り、そしてクリーミーでほのかにコショウの風味が感じられる味わいに仕上がりました。
また熟した果実とダークチョコレートによるコクも感じさせ、グレープフルーツとチャーしたオークの香りが爽やかに広がります。
アルコール度数が59.3％と高めなのは、カスクストレングスで仕上げていることによるものです。
フィニッシュはスモーキーな余韻が長く続き、甘さとスモーキーさの両方がより一層深い香味を醸し出した逸品となっています。

■世界で最も知られる老舗ボトラーの誕生

「カリラ 2004 カスクストレングス ゴードン＆マクファイル」をボトリングした「ゴードン＆マクファイル社」は、1895年にインディペンデントボトラーズとして創業した、いわばパイオニア的存在のボトラーです。
その知名度は世界中でも非常に高く、スコッチ・ウイスキー業界で知らない人はいないと言っても過言ではありません。
高級デリカテッセン（西洋料理の惣菜店）として始まったゴードン＆マクファイル社は、その当時からスコッチ・ウイスキーを代表する銘柄を蒸溜する蒸溜所と懇意にしていました。
その蒸溜所の中にはマレーにある政府公認第1号の蒸溜所・グレンリベット蒸溜所や、「日本のウイスキーの父」と称されるニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝氏がウイスキー造りの修業をしたロングモーン蒸溜所などがあります。
そのほかにもストラスアイラ蒸溜所やマッカラン蒸溜所、リンクウッド蒸溜所にモートラック蒸溜所など枚挙に暇がありません。
これらの蒸溜所に自社で用意した樽を持ち込み、樽に詰められた原酒を独自の方法で熟成させるのがゴードン＆マクファイル社流です。
その品質は非常に安定しており、品質の高さもあってボトラーとして多方面から絶大の信頼を置かれています。
老舗ボトラーならではの人気と実力を兼ね備えるゴードン＆マクファイル社は、オフィシャルにはない魅力を届けてくれます。

■シングルモルト・ウイスキーの販売に費やした歴史

カリラ蒸溜所の原酒をゴードン＆マクファイル社がカスクストレングスでボトリングした「カリラ 2004 カスクストレングス ゴードン＆マクファイル」をはじめ、ゴードン＆マクファイル社はその歴史をシングルモルト・ウイスキーのリリースに捧げてきました。
1968年にゴードン＆マクファイル社がリリースした「コニサーズチョイス」は、同社を代表するシリーズです。
当時のシングルモルトはウイスキーの主流とはいえないものの、家族経営でシングルモルト造りを行っている蒸溜所も多かった時代でした。
その頃からシングルモルトのリリースに熱心だったゴードン＆マクファイル社のコニサーズチョイス・シリーズの誕生によって、初めて自分の蒸溜所のラベルが貼られたボトルを目にしたという蒸溜所も少なくありません。
またゴードン＆マクファイル社は蒸溜所の閉鎖や操業一時停止などに追い込まれた蒸溜所の原酒を買い取り、熟成を重ねて貴重な原酒を守り続けてもきました。
このおかげで貴重な原酒が失われることなく、オフィシャルボトルが製造されなくなった蒸溜所のウイスキーを今もいただくことができます。
ゴードン＆マクファイル社では「それぞれの蒸溜所にはオリジナルの個性や味わいがあり、ほかの蒸溜所では生産することは決してできない」との信念を持っているのです。
その言葉の通り「カリラ 2004 カスクストレングス ゴードン＆マクファイル」には、カリラ蒸溜所ならではの唯一無二の個性が生きているのがわかります。