大人の男が好むイメージ
ブランデーには、大人の男が飲むお酒というイメージが付いてまわります。
これは、昭和の銀幕を彩った人気俳優が歌った曲が大きく影響していると思われますが、そのために幾分ハードルの高いお酒だと感じている人も多いはずです。
ブランデーを飲むための専用のグラスがあるくらいですので、飲み方にも決まりがあり、初心者や知識のない人は飲みにくいという印象もあるのではないでしょうか。
基本的な飲み方
ブランデーグラスはブランデーをおいしく飲むために考えて作られたものですので、もしブランデーを飲むならできれば揃えたいグラスです。
このグラスにブランデーを注ぎ、手のひらで包み込むようにして持ちます。
手のひらの体温をグラスに伝え、そのぬくもりがブランデーの芳香を立ち昇らせることができるからです。
ブランデーは、まずこの香りを楽しむことから始まるお酒と言えるでしょう。
このブランデーの芳香な香りと味わいを楽しむなら、ストレートで飲むのがおススメです。
ストレートだけじゃない
ブランデーはグラスを手のひらで温めながら静かに回し、香りを楽しみながら飲むお酒ですが、実際にはもっといろいろな飲み方が楽しめます。
そのままではちょっとアルコール度数が高すぎるという人なら、水割りやオンザロックで楽しむと、ストレートよりも気取った感じも抜けて、気軽に楽しめるお酒になります。
スニフターにブランデーと水を1:1の割合で入れてくるくるとかき混ぜると、ストレートよりも香りがよく分かりますので、香りの違いを楽しむにはもってこいです。
様々なものと割って飲む
ウイスキー同様、ブランデーも何かと割って飲むことで全く違う味わいが楽しめます。
イギリスの王侯貴族はソーダ割りで楽しんでいましたし、トニックウォーターとの相性もよいことで知られています。
さらにコーヒーとの組み合わせは比較的ポピュラーで、カフェロワイヤルという名前を聞いたことがある人は多いでしょう。
コーヒーにブランデーを垂らすだけという簡単な作り方で出来上がりますが、角砂糖にブランデーをしみこませ、それに火をつけるというドラマチックな演出もできることから、あっと言わせるおもてなしコーヒーにぴったりです。