menu list買取商品 - イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブス
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イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブスの高価買取致します
イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブスのご紹介
買取参考価格 | 230000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ベンチャーウイスキー羽生蒸留所 |
地方 | 埼玉県 |
地区 | 羽生市 |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 700ml/57度 |
238本限定ボトリングの「イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブス(ICHIRO’S MALT CARD NINE OF CLUBS)」は、2000年の蒸留を最後に閉鎖された埼玉県の羽生蒸留所で貯蔵した原酒を使ったジャパニーズ・シングルモルトウイスキーです。
1991年に蒸留されたモルト原酒をホグスヘッドで熟成し、2011年に瓶詰するまでの数か月間をバーボン樽熟成で仕上げた逸品となっています。
既に終売品となっているイチローズモルトのカードシリーズは、全54種類がそれぞれ異なる樽熟成されているため、ボトルごとに違った香りや味わいを楽しめるのが特長となっており、平均30万円近くまで高騰するネットオークションなどでも高額落札されていることは珍しくありません。
入手困難のレアなウイスキーは、高くお買取させていただきます。
イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブスの歴史
煌めく星座にクラブのナインが印象的なイチローズモルトカードシリーズの一本
■複雑なアフターテイストが楽しめる逸品
「イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブス」は1991年に羽生蒸溜所にて蒸溜され、2011年に238本の数量限定でボトリングされたウイスキーです。
ファーストカスクにはホグスヘッド樽を使用し、セカンドカスクはバーボンバレルを使ってフィニッシュしました。
ゴールドカラーが美しいウイスキーに仕上がっており、甘い樹液と樹脂に栗の渋皮を思わせる香りが特徴です。
スコッチ・ウイスキーの中でも潮っぽさのある香りで知られるアイラモルトウイスキーを彷彿と指せる潮の香りとソルティーさが感じられ、甘さとビターさとが織りなす複雑なアフターテイストが楽しめる逸品となっています。
「イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブス」は全54種類存在する「イチローズモルト・カードシリーズ」の一つで、煌めく星座と「クラブの9」のトランプのカードを組み合わせた印象的なデザインが目を引きます。
カスクストレングス、ノンチルフィルターのノンカラーのウイスキーは、57度のアルコール度数となっていますので、少しずつ加水しながら次第に変化していく過程をじっくりと堪能してみてはいかがでしょうか。
■イチローズモルトの誕生までに待ち受けた大きな試練
「イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブス」をはじめとする「イチローズモルト・カードシリーズ」は、モルト原酒に羽生蒸溜所で蒸溜・熟成されたものを使用しています。
羽生蒸溜所はベンチャーウイスキーの創業者・肥土伊知郎(あくといちろう)氏の祖父にあたる人物で、東亜酒造の創業者でもあります。
父も祖父の後を継いで東亜酒造の社長となった人で、もともと実家は江戸時代から続く酒蔵でした。
しかしベンチャーウイスキーを起業した肥土氏自身は実家を継ぐことに関心がなく、希望の大学ではなかった東京農業大学に入学したことでお酒との絆が生まれます。
醸造学科で勉強し、卒業後は大手ウイスキー製造メーカーのサントリー(現・サントリーホールディングス)に入社します。
山崎蒸溜所でウイスキー造りに携わりたいとの希望がありましたが、大学の博士課程修了者のみという条件を満たせなかったため、営業職として活躍しました。
しかし東亜酒造の経営悪化を受けてサントリーを退社した肥土氏は、家業立て直しを図るため29歳のときに実家に戻ったのでした。
努力の甲斐も虚しく東亜酒造は民事再生手続きの末、別の酒造メーカーに売却されることになります。
売却先では蒸溜から熟成、瓶詰めにまで時間がかかるウイスキー事業を継続する意思はありませんでした。
羽生蒸溜所に残された約400樽の原酒を廃棄するよういわれた肥土氏は、なんとかしてモルト原酒を守るため奔走することになるのです。
■祖父が造ったモルトを守った孫
肥土伊知郎氏は「イチローズモルトセミナー」で「イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブス」を含む同社の人気シリーズ「イチローズモルトカードシリーズ」について、「祖父が造り、父が経営したモルト原酒を使って造っています」と説明しています。
ブランド名に自らの名前を冠したのは、「イチローズモルト」が祖父の建設した羽生蒸溜所から肥土氏が設立した秩父蒸溜所へとつながれたことで、現在のオリジナルブランドが生まれたからであるとの考えによります。
「イチローズモルト」のブランド名には先人への敬意と感謝、そして自分自身の手で造ったウイスキーが10年後、20年後と飲み継がれていってほしいという願いが込められています。
肥土氏はセミナーに参加した「イチローズモルトファン」を前に、「30年後もファンの方と一緒に飲めたら、自分の人生はいい人生だったんじゃないかなと思います」と語りました。
「イチローズモルト カード ナイン・オブ・クラブス」は祖父が残した羽生蒸溜所で蒸溜したモルトを使用していますが、肥土氏が心血を注いで建設した秩父蒸溜所では新たなモルトが蒸溜・熟成中です。
「イチローズモルト・カードシリーズ」は完結しましたが、これからは新たな魅力を備えた「イチローズモルト」が誕生することでしょう。
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