menu list買取商品 - イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズ
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イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズの高価買取致します
イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズのご紹介
買取参考価格 | 238000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ベンチャーウイスキー羽生蒸留所 |
地方 | 埼玉県 |
地区 | 羽生市 |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 700ml/58.6度 |
「イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズ(ICHIRO’S MALT CARD SIX OF SPADES)」は、2000年に蒸留した羽生蒸留所のモルト原酒を、ホグスヘッド樽とオロロソシェリー樽で2度熟成させたシングルウイスキーです。
贅沢にシングルカスクで2011年に661本限定でボトリングしたシックス・オブ・スペーズは、大麦原料に由来するバタークッキーのように香ばしいアロマと、ターメリックのようなスパイシーさを感じる味わいが特徴的な風味となっています。
トランプカードをモチーフとした54種類のイチローズモルト・カードシリーズは、どれも生産数が非常に少なく、今後増産されない終売品という希少性から、現在は入手困難なレアアイテムとなっています。
イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズの歴史
羽生蒸溜所の貴重なモルトを使用したカードシリーズのシングルモルトウイスキー
■甘さとスパイシーさの調和が魅力的な一本
「イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズ」はすでに閉鎖された羽生蒸溜所で蒸溜・貯蔵された、貴重なモルト原酒を使用して造られたシングルモルトウイスキーです。
蒸溜年度は2000年で、カスクナンバー1303を2011年に661本でボトリングして販売されました。
「イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズ」の製造・販売をしているのは、埼玉県秩父市に本社を構える株式会社ベンチャーウイスキーです。
「イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズ」は1stカスクにホグスヘッド樽を、2ndカスクにオロロシェリーバットを使用しています。
一切加水しないカスクストレングスで着色を行わないノンカラー、そして冷却濾過をしないノンチルフィルターで造られているのが特徴です。
ゴールドカラーが特色の「イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズ」は、バタースコッチを思わせる甘い香りに麦わらのようなほろ苦さを感じさせます。
またクッキーを思わせる香ばしい甘みにスパイシーさが加わり、複雑かつ奥の深い味わいが楽しめます。
甘さとスパイシーさの調和が見事に取れた、イチローズモルトの個性が際立った一本に仕上がっています。
■ベンチャーウイスキーの設立者
株式会社ベンチャーウイスキーが設立されたのは2004年9月のことで、設立者は肥土伊知郎(あくといちろう)氏です。
創業1625年という江戸時代から埼玉の地で代々続く酒蔵の家に生まれ、物心ついたときには祖父から父へと酒蔵が受け継がれてきました。
昭和に入ってからは肥土氏の祖父が日本酒以外のお酒の製造に乗り出し、埼玉県羽生市に羽生蒸溜所を建設してウイスキーの製造を始めます。
肥土氏の祖父は東亜酒造の設立者で、祖父の代から父の代へとウイスキー造りが行われ続けられました。
肥土氏は実家の酒蔵を継ぐことには関心がなかったため、ウイスキー造りとは縁のない大学進学を目指します。
しかし希望の大学入試に失敗し、父の勧めで東京農業大学を受験して合格しました。
肥土氏は東京農業大学で醸造科を専攻し、卒業後はサントリー(現・サントリーホールディングス)に入社することになります。
現場での酒造りに携わりたいと考えた肥土氏はサントリーの山崎蒸溜所に配置を希望しますが、大学院修士課程修了者のみしかウイスキー技術者となることはできませんでした。
そのため肥土氏は営業担当として東京と横浜で勤務し、業績表彰を2度も受けるという非常に優秀な営業マンだったのです。
営業の仕事に満足していたものの、肥土氏の中には常に「モノづくりをしたい」との思いがあったといいます。
そして29歳のときに実家の東亜酒造が経営難に陥る危機を迎え、家業を再生すべく戻ることになります。
実家の東亜酒造の危機がのちに「イチローズモルト カード シックス・オブ・スペーズ」などの人気商品を世に輩出するベンチャーウイスキーを誕生させるとは、このとき肥土氏本人すら想像をしていませんでした。
■祖父の残したモルトを守るという使命
肥土氏はサントリーを退社して実家の東亜酒造に戻り、経営の立て直しを図ります。
しかし努力の甲斐も虚しく東亜酒造は民事再生法によって日の出通商(現・日の出ホールディングス)に売却されました。
ですが日の出通商は採算の悪いウイスキー事業の撤退を早々に表明したため、羽生蒸溜所に残された約400樽のモルト原酒は廃棄処分を余儀なくされます。
祖父が我が子のように手をかけて育てた原酒は20年の歳月を刻んでおり、肥土氏はこれらのモルトがいつか良質のウイスキーになることを確信していました。
そこで何とかモルトを守ってくれる先を見つけ出し、ベンチャーウイスキーを立ち上げて自らの手でウイスキー製造に乗り出したのです。
肥土氏が設立したベンチャーウイスキーは、世界がその品質を認めるウイスキーを多数輩出してきました。
それは祖父が残してくれた貴重なモルトを守り、何とかしたいとの肥土氏の願いが実を結んだ結果ともいえます。
香港のオークションで「イチローズモルト・カードシリーズ」1セットが1億円で落札されるなど、今日のベンチャーウイスキーの成功を支えているのは祖父の残したモルトがあったからといっても過言ではありません。
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