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グランツの歴史と「グランツ ザ・ディスカバリーコレクション ミニチュアボトル ギフトセットト」


■モルト製造メーカーから人気ブレンデッドウイスキーメーカーへ

「グランツ ザ・ディスカバリーコレクション ミニチュアボトル ギフトセット」は、3種類のグランツの銘柄ガセットになっています。
グランツは歴史の長いウィスキーで、誕生してから今日まで、数々の銘柄が登場しています。
グランツを製造しているのは、スコットランドのスペイサイドにあるウィリアム・グラント＆サンズ社です。
ウィリアム・グラント＆サンズ社の歴史は古く、設立したのは1887年のクリスマスでした。
設立当時、ウィリアム・グラント＆サンズ社は、自らが所有するグレンフィデック蒸溜所で、ブレンドするためのモルトを製造していました。
つまり、ブレンデッド・ウィスキーを造る会社の下請け会社だった、ということになります。
ウィリアム・グラント＆サンズ社が自社ブレンドのウィスキーを開発したのが1898年頃で、「グランツ・スタンド・ファスト」と命名されました。
グランツ・スタンド・ファストは、グランツの原型とも呼ばれているウィスキーで、ウィリアム・グラント＆サンズ社は、1980年代頃までグランツ・スタンド・ファストの名でさまざまな銘柄を世に送り出してきました。
グランツ・スタンド・ファストの後リリースされるようになったのが、「グランツ・ファミリー・リザーブ」で、今回ご紹介するミニチュアギフトセットの一本です。
グランツはグレンフィディックなどいくつかの原酒をメインに、複数のモルトを組み合わせていますが、キーモルトと呼ばれる原酒は、ウィリアム・グラント＆サンズ社が所有する蒸溜所で製造されています。
ウィリアム・グラント％サンズ社は複数の蒸溜所を所有していることでも知られ、蒸溜所ごとに異なるキーモルトを製造しています。
蒸溜所を分けることが、モルトの品質を保つ秘訣なのでしょう。
グランツがベースとなるオリジナルレシピは、100年以上前に考案されたものというのはよく知られていることですが、伝統を守りつつ、新たな味わいを提供し続けるウィリアム・グラント＆サンズ社は、スコットランドを代表するウィスキーメーカーの一つといっても過言でありません。

■「グランツ ザ・ディスカバリーコレクション ミニチュアボトル ギフトセット」の特徴

このミニチュアギフトセットには、「グランツ・ファミリー・リザーブ」と「グランツ・エールカスク」、「グランツ・シェリーカスク」の3点が入っています。
グランツ・スタンド・ファストの後を引き継いで登場したグランツ・ファミリー・リザーブは、グランツの王道を行く銘柄です。
香り立ちはそれほど強くなく、甘酸っぱいフルーティな香りがほのかに漂います。
ドライで口当たりが良く、ハイボールに適したウィスキーです。
グランツ・エールカスクで使用されている原酒は、オーク樽で一定期間熟成した後、エールカスク（ビール樽）でフィニッシュして仕上げられました。
エールカスクに入れることでクリーミーな味わいを実現、麦芽とバニラのモルティな甘さが、味わいに深みを与えます。
後味には、エールカスクのほろ苦さが残ります。
グランツ・シェリー・カスクは、ブレンドしたモルトを、オロロソ・シェリー樽に入れて貯蔵されて仕上げられています。
ドライ感はそれほど強くなく、ナッツやフルーツが混ざり合った、豊かな味わいに特徴があります。

■「グランツ ザ・ディスカバリーコレクション ミニチュアボトル ギフトセット」の楽しみ方

ミニチュアは50mlと、通常のボトル（700ml）よりかなり小さめですが、一度に複数のウィスキーを味わえます。
50mlはちょうど1ショットグラス1杯分ですので、3種類のグランツを一度に味わえる手軽さがあります。
通常のボトルを揃えようとすると、お金がかかりますが、ミニチュアギフトセットなら、お金をあまりかけずに複数のグランツを揃えられます。
自分へのご褒美や、ウィスキーが好きな家族や友人へのギフトに最適です。
グランツは歴史あるウィスキーで、長い歴史の間に、数々銘柄が誕生しました。
「グランツ ディスカバリーコレクション ミニチュアギフトセット」は、3種類のグランツがセットになっています。
老舗ウィスキーメーカーの異なる銘柄を手軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。