menu list買取商品 - 軽井沢 1981年 富士
スピード査定はこちら「今すぐ価格が知りたい」
0120-962-166
(電話受付時間 10:00〜19:00 木曜日定休)
- 買取商品検索
軽井沢 1981年 富士の高価買取致します
軽井沢 1981年 富士のご紹介
買取参考価格 | 280000円前後
生産国 | 日本 |
---|---|
生産者名 | 軽井沢蒸溜所 |
地方 | 長野県 |
地区 | 北佐久郡御代田町 |
分類 | モルトウイスキー |
タイプ | 700ml/54.5度 |
世界で最も入手困難な国産ウイスキーと称される「軽井沢」ブランドからリリースされた「軽井沢 1981年 富士」は、日本を象徴する富士山がラベルにあしらわれていることから、海外のコレクターから絶大な人気を得ているボトルです。
軽井沢蒸溜所は、かつてメルシャン株式会社が所有していた日本で一番小さい蒸留所でしたが、2012年に完全に閉鎖された後に「幻のウイスキー」と称され、今では種類を問わず価値が高騰している注目のウイスキーとなりました。
軽井沢の澄んだ空気はまるでモルトウイスキーの故郷・スコットランドのようで、冷涼な気候と樽に適度な湿度を与える霧、そして浅間山麓の湧き水は上質なウイスキーを生む条件をすべて備えていました。
世界的にも珍しく全体が蔦で覆われていた木造の貯蔵庫は個性的でもありましたが、これが貯蔵庫内の温度と湿度を一定に保つ手助けをし、軽井沢の気候と相まって理想的な熟成環境を生み出していたといわれています。
軽井沢 1981年 富士の歴史
恵まれた環境の中で生まれた銘酒揃いの蒸溜所
■ かつて存在した銘酒を生み出した蒸溜所
長野県北佐久郡御代田町は、北部に浅間山のすそ野が広がる自然に囲まれたところで、冬季オリンピックで大人気となった北海道は北見と同じく、カーリングが盛んなことで知られています。
そんな御代田町にウイスキーの蒸溜所を造ったのが、大黒葡萄酒でした。
もともとはワインの製造と販売を手掛けていた会社ですが、軽井沢の地に農場を持っており、1955年に軽井沢農場にウイスキーの蒸溜所を造ったのです。
創業は1952年ですが、それ以前に塩尻ですでにウイスキーの生産に着手していたことから、塩尻から軽井沢へと運んだ熟成中の原酒の樽があったと考えられます。
それというのも、通常は蒸溜してから数年は熟成させないとおいしいウイスキーにはならないため、蒸溜所ができてすぐにウイスキーを生産することはできませんが、大黒葡萄酒では蒸溜所を建設した1955年の翌年にはもうウイスキーの生産を開始しているからです。
塩尻でできた原酒が思いのほか上質だったことから、ワインの製造販売は続けるものの、ウイスキーでも一旗揚げようと思ったのかもしれません。
■ 6年間の大黒葡萄酒の後は
大黒葡萄酒はその後、オーシャンと名を変え、6年間にわたってウイスキー造りを行いますが、1962年に当時メルシャンと表記していたワイン製造及び販売を手掛ける現在のメルシャン株式会社に買収されます。
大黒葡萄酒改めてオーシャンの名はなくなり、軽井沢蒸溜所で造られるウイスキーはすべてメルシャンの名で発売されることになりましたが、ウイスキー造りへのこだわりは変わることはありませんでした。
軽井沢蒸溜所のこだわりは、ゴールデンプロミス種麦芽とシェリー樽熟成にありました。
蒸溜所にはポットスチルと呼ばれる単式蒸留器が4基あり、しかも比較的小型のものです。
スコットランドでウイスキー造りを学んで帰ってきた日本のウイスキーの父である竹鶴政孝がニッカウヰスキーの創業に乗り出すにあたって、できるだけ設備投資は控えたほうがよいかと考えるといったくらいですから、小型のポットスチルはあえて小さくしたのかもしれません。
浅間山系の美しい水を用いて丁寧に蒸溜してできた蒸留酒は、蒸留酒の時点ですでに上質なものだったのです。
■ ウイスキー造りに整った条件
竹鶴政孝は愛妻・リタに、日本にスコットランドを見つけたと報告したといわれています。
それが北海道は余市の地で、冷涼な気候条件からしばしば霧が発生するという、ウイスキー造りにうってつけの余市蒸溜所は、今も素晴らしいウイスキーを造り続けています。
軽井沢蒸溜所もまた、竹鶴政孝が理想的だと考えた余市と同じ条件を満たしていて、スコットランドの地を彷彿とさせるのです。
丁寧に蒸溜された蒸留酒はこだわりのシェリー樽に詰められ、世界的にも珍しい木造の貯蔵庫でじっくりと熟成されました。
貯蔵庫には蔦が生い茂り、温度と湿度を一定に保ってくれたこともあって、まさに長期熟成にはベストな環境が整っていたのです。
ポットスチルでの蒸溜といい、スコットランドに似た環境といい、軽井沢蒸溜所はニッカウヰスキーが生まれた余市蒸溜所に酷似しています。
創業は大黒葡萄酒であることはわかっていますが、誰がどのようにして蒸溜所を造ったかということはよくわかっておらず、謎に包まれた蒸溜所でもあるのです。
世界でも絶賛された軽井沢は、シェリー樽ならではの香りと味が楽しめる上質なウイスキーだっただけに、2012年の閉鎖が惜しまれる貴重な蒸溜所でした。
■ 外国人にもその美しさから大人気のラベルデザイン
軽井沢 1981年 富士は、その名が示す通り、ラベルデザインに富士山をあしらっています。
日本が誇る名峰・富士の姿は外国の人たちにもひときわ人気で、上質のウイスキーと富士の雄姿のコラボレーションから、とりわけ海外のコレクターに絶大な人気を得ているボトルです。
すでに蒸溜所がないことを考えると手に入れるのは非常に困難ですが、逆に手に入れることができれば大切な一本になることでしょう。
- 買取商品検索