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トラベルリテール限定のグレンフィディックのシングルモルト「グレンフィディック 25年 レアオーク」


■エイジング表記のある貴重なオフィシャルボトル

「グレンフィディック 25年 レアオーク」は旅行者を対象としたトラベルリテールとして、空港免税店で限定流通品としてリリースされたグレンフィディックのシングルモルトウィスキーです。
透き通るような美しい琥珀色のウィスキーを詰めたボトルには、中央に白字で「Glenfiddich.」の文字が踊り、その下には金色の文字で「25」のエイジ数が刻まれています。
またボトルの上部には同じく金色でグレンフィディックのシンボルである「牡鹿」が描かれており、「シングルモルト・スコッチ・ウィスキー」であることがすぐに分かる大変魅力的なデザインです。
ネック部分の帯とラベルは化粧箱と同じ明るめ紫で、同じく金色でグレンフィディックのシンボルが描かれた高級仕様となっています。
カスクタイプはヨーロピアンシェリーバットとアメリカンバーボンバレルで、それぞれの樽で熟成された原酒をブレンドして仕上げました。
樽出しならではの深い味わいは非常に滑らかで、柔らかなバニラとチョコレートの甘味、そしてドライフルーツの爽やかさにジンジャーのスパイシーさが調和した複雑な風味を楽しめるのが特徴です。
長期間熟成の「グレンフィディック 25年 レアオーク」の容量は700mlで、フルーティで滑らかな風味はアルコール度数が43％とはいえウィスキー初心者にも飲みやすいシングルモルトとなっています。
近年はノンエイジングのウィスキーが増えている中にあって、オフィシャルからリリースされたエイジング表記のある「グレンフィディック 25年 レアオーク」はトラベルリテールでもあるだけに、かなりレアなシングルモルトスコッチウィスキーといえます。

■歴史と伝統技術が受け継がれるグレンフィディック蒸溜所

1886年にスコットランド・スぺイサイドのダフタウンにて創業したグレンフィディック蒸溜所は、創業者のウィリアム・グラントと1人の石工職人、そしてウィリアムの妻と9人の子どもたちによって建設されました。
現在グレンフィディック蒸溜所はウィリアム・グラント＆サンズ社が所有しており、5代目のピーター・ゴードン（ウィリアム・グラントの曾曾孫）が経営を引き継いでいます。
グレンフィディック蒸溜所はスコットランドで最も多くの蒸溜器を所有している蒸溜所で、現在29基の蒸溜器がシングルモルト・スコッチ・ウィスキーを製造中です。
グレンフィディック蒸溜所が使用する蒸溜器はスコットランドにあるほかの蒸溜所の蒸溜器とは少々変わっており、銅製の蒸溜器は多くの蒸溜所で見られるものより小型となっています。
この銅製蒸溜器は「スワンネック」と呼ばれるもので、白鳥の首の形をしているのが特徴です。
ウィスキー造りはそれぞれの工程に熟練の技を持つ技術者が必要ですが、グレンフィディック蒸溜所ではそんな技術者をとても大切にしています。
もともと家族で蒸溜所を建設したグレンフィディックは、家族経営からその歴史が始まったといっても過言ではありません。
しかしウィスキーの本場・スコットランドでは家族経営の蒸溜所はどんどん姿を消していき、いまだに家族や一族経営を続けているグレンフィディックは希少な存在です。
また伝統と良質のウィスキー造りを守るため、グレンフィディックは技術者を終身雇用する制度を設けてウィスキー造りに取り組んでいます。

■確かな品質が世界での栄誉を勝ち取ることに

そんな終身雇用制度を設けるグレンフィディック蒸溜所の蒸溜器から造り出された「グレンフィディック 25年 レアオーク」は、確かな技術を持つ技術者たちの技が結集された高品質のシングルモルトです。
2017年の「International Wine ＆ Spirit Competition（IWSC）」では「銀賞（シルバー・アウトスタンディング）」を受賞するという栄誉に輝き、世界中にグレンフィディックの卓越した品質と極上の風味を知らしめました。
創業者・ウィリアム・グラントのシングルモルト・スコッチ・ウィスキー造りがグレンフィディック蒸溜所で、今も大切に受け継がれていることを物語る出来事です。