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パリの高級グルメ物産館限定「グレンフィディック 1976 プライベートヴィンテージ」


■「グレンフィディック 1976 プライベートヴィンテージ」とは

「グレンフィディック 1976 プライベートヴィンテージ」はフランスのパリにお店を構えるラ・グランド・エピスリー（La Grande Epicerie）専用のプライベートヴィンテージとして、特別にボトリングされたシングルモルトです。
ラ・グランド・エピスリーはパリで人気の老舗の高級グルメ物産館であり、パリに暮らす人はもちろん、観光客や世界から訪れる旅行客の立ち寄りスポットとしても人気を集めています。
生鮮食品から加工食品や調味料、焼きたてのバケットや、専属のパティシエが作ったスイーツなど、幅広く揃い、地下にはワインセラーが設置され、世界から選び抜かれたワインやシャンパン、ウィスキーなどを専門のソムリエのアドバイスのもと、テイスティングを楽しみながら選ぶことができます。
ショッピングはもちろん、レストランやカフェも兼ね備え、専属シェフが織りなす洗練された料理と、グレンフィディックのシングルモルトのマリアージュなども楽しめます。
「グレンフィディック 1976 プライベートヴィンテージ」は、グルメの提案力で揺るぎない信頼を有するラ・グランド・エピスリー向けに特別に仕上げたシングルモルトです。
グレンフィディック蒸溜所で1976年に蒸溜した単一の樽（16392番）の原酒を用い、わずか240本のみボトリングされました。

■グレンフィディック蒸溜所とラ・グランド・エピスリーの歴史

ラ・グランド・エピスリー・ド・パリは1923年に創業した老舗の食料品店です。
1920年代といえば、アメリカで禁酒法が施行されていた時代で、スコッチウィスキーの聖地であるスコットランドでも蒸溜所の閉鎖や一時休業を余儀なくされるなど、蒸溜所の数がわずか6つにまで減少していた時期でした。
1887年にウィリアム・グラントが創業したグレンフィディック蒸溜所は、現在でも家族経営を続けている、世界でも数少ない老舗の蒸溜所です。
創業者の孫に当たる3代目経営者のグラント・ゴードンの時期に大きな成長を遂げました。
この3代目が活躍した時期は、まさにラ・グランド・エピスリー・ド・パリが操業した時期と重なります。
アメリカの禁酒法政策でウィスキーの輸出ができなくなり、多くの蒸溜所が減産や閉鎖を余儀なくされた時代に、グラント・ゴードンは増産に踏み切りました。
まさにラ・グランド・エピスリー・ド・パリが開業した1923年における決断です。
やがて禁酒法が解禁されると、グレンフィディックは一気にアメリカ市場でシェアを拡大し、販売する在庫も限られていた他社を大きく引き離す大きな成長を遂げました。
ウィスキーは熟成期間が必要であるため、禁酒法の解禁を待ってすぐに増産体制に入れるお酒ではありません。
そのため、厳しい時代でも蒸溜を続け、樽を熟成してストックを確保し続けることが、自社のブランドを絶やさないためにも重要となります。
将来を見据えた決断が功を奏し、グレンフィディックの名と地位を一躍高めることに成功したのです。
さらに創業者のひ孫に当たるサンディ・グラント・ゴードンとチャールズ・グラント・ゴードンの兄弟の4代目の時代にも、ウィスキー業界にセンセーショナルな衝撃を巻き起こしました。
ブレンデッドウィスキーが当たり前の時代に、シングルモルトを世界で初めてリリースしたのです。
しかも、ブレンデッドスコッチの世界最大の市場であったニューヨークが最初のターゲットとなりました。
ニューヨーカーに受け入れられたシングルモルトは、瞬く間に世界へと広がり、現在では世界180ヶ国で愛飲され、シングルモルトのシェア世界ナンバーワンを誇っています。

■グレンフィディックが楽しめるラ・グランド・エピスリー

ラ・グランド・エピスリー18ヶ月にわたる改装工事を経て、2013年にリニューアルオープンを果たしました。
3,500㎡の広さを誇る1階の食品売り場には世界中から集めた3万種類以上の食材が揃い、地下にワインセラーが新設され、ワインバーのル･バルタザールとレストランのラ･ターブルも一新され、グレンフィディックのウィスキーも楽しむことができます。