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■世界的に有名なコニャックブランドとのコラボレーション企画
ヘネシーといえば、コニャック好きなら知らない人はいないといっても過言ではないど、よく知られているコニャック地方の三大ブランドの一つです。
そんなヘネシーは2015年に創業150周年を迎え、ますますファンを増やしています。
ヘネシーというだけで売れに売れるのは間違いないのですが、このヘネシーという看板に胡坐をかくのではなく、さらに魅力的なデザインを考えようということで、これまで多くの芸術家やアーティストたちとコラボレーション企画を行ってきたことでも知られています。
上質で、味には非の打ちどころがないと言われるヘネシーをより魅力的なものにするためには、どうしてもアートなボトルを作り、ボトルそのものが中身を全部いただいてしまっても、記念に残るものを作りたいという気持ちはよくわかります。

■ヘネシー V.S リミテッド エディション 2017
ヘネシーが作り出した会社の一つであるモエ・ヘネシーはこの際、例外としてよけておくとして、おそらくボトルに最初にデザインを施したのは、ヘネシーのコンテンポラリースピリッツである「ヘネシー V.S」を、2013年にカラーボトルで販売したことに始まるのではないでしょうか。
琥珀色の中身が見えるヘネシーがいいという人も、カラフルなボトルカバーにおさまったヘネシーを見るのは、また感じが違っていいものだったと思われます。
その後、ヘネシーは数々のアーティストとのコラボレーションを仕掛けていき、2012年には現代ポップアーティストのKAWSがコラボレーションした限定ボトルが発売されています。
KAWSはニューヨークを拠点とするグラフィティアーティスト兼デザイナーです。
デザインのコンセプトは「ミキシング」で、「ミキシング」と聞くと音楽を連想する方も多いと思われますが、これはヘネシーが誇る独自のブレンディング技術とミキシングとを掛け合わせて考えた発想から生まれたデザインとされています。

■斬新なボトルはコラボレーションならではの魅力
出来上がったボトルを見ると、落ち着いた雰囲気のヘネシーを見慣れている人にとっては、非常に美しい色を使った、エネルギッシュで斬新なラベルに仕上がっていると感じるでしょう。
若い世代がヘネシーを飲むきっかけを作ってくれそうな、そんんな魅力的なボトルが多くなっているのも特徴です。
また、2015年にはアメリカのライアン・マクギネスとやはりコラボしています。
さまざまな新進気鋭のアーティストとのコラボレーションに意欲的に取り組んでいるヘネシーですが、「ヘネシー V.Sリミテッドエディション2017」では、ニューヨーク出身でパリに在住しているジョン・ワンとコラボレーションしています。
幾重にも色を重ね、カラフルな色をペイントしたボトルデザインは、30万樽以上もの原酒を樽として持っていると言われるヘネシーの多彩なオー ド ヴィーがブレンドされる様子をイメージして描かれたと言います。
非常に美しく、印象的なボトルデザインは、飲み終えた後に飾っておくにもピッタリです。

■2017年のヘネシー V.Sリミテッドエディションの味わい
原酒とのブレンドや、熟成具合によって出来上がるコニャックの味わいは、たとえ「ヘネシー V.S」という同じ銘柄だとしても、毎年、少しずつ変化していきます。
2017年度はエネルギッシュでコンテンポラリーなスピリッツが中心となっており、40種類以上の原酒をブレンドし、ローストしたアーモンドのようなフレッシュなトーストの風味や、ブラウンシュガーの味わいが続き、さらに繊細なブドウやバニラなどの多彩なアロマが調和した、豊かでフルーティーな味わいが特徴となって仕上がったコニャックとなっています。
明るい琥珀色をしていて、新進気鋭のアーティストの斬新な色使いという新たな歴史に合わせてコニャックの味わいも変えてくるところは、さすがはヘネシー、だてに長い歴史を持っているわけではないと実感させてくれます。