menu list買取商品 - 獺祭 磨き 三割九分 遠心分離 1800ml
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獺祭 磨き 三割九分 遠心分離 1800mlの高価買取致します
獺祭 磨き 三割九分 遠心分離 1800mlのご紹介
買取参考価格 | 7400円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 旭酒造株式会社 |
地方 | 山口県 |
地区 | 岩国市 |
分類 | 純米大吟醸 |
タイプ | 1800ml/16度 |
この商品の名前にある「磨き 三割九分」というのは、ラベルに記載されている精米歩合39%のことです。
精米歩合39%は「61%お米を削り、磨き上げ中心部39%だけを使っている」という意味です。
また、同じくラベルに表記されている「純米大吟醸」は精米歩合50%以下という規定を満たしているお酒の特定名称のことを指します。
遠心分離機で分離することで、米本来の香りやふくらみが保たれ、やさしく上品な甘さと透明感が調和し、バランスの良い味わいを生み出しています。
獺祭 磨き 三割九分 遠心分離 1800mlの歴史
酒造りの常識をことごとく覆してきたゆえの成功
■型破りな酒造会社
日本酒を飲む層といえば、中高年の男性というイメージでしたが、昨今は中年層の日本酒離れが目立ち、高齢者向けのお酒というイメージが定着してしまっています。
いわゆる、これまで中高年の頃からお酒を飲むにあたって、日本酒かビール、あるいは焼酎といった程度の選択肢しかなかった人たちが、好んで日本酒を飲んでいた層だけが、日本酒を飲む人たちとして残ったわけです。
50代を含む年代は、ハイボールやワインなどの洋酒を好み、あるいはチューハイや、有名な焼酎を求めて飲むようになりました。
いわば、これまで日本酒を飲む層だった人たちが、急速に日本酒を飲まない世代へと変わっていったわけです。
そんな中、山口県岩国市にある旭酒造株式会社でも、従来まで作っていた普通酒の売上がどんどん落ち込み、まさに廃業寸前状態に追い込まれていました。
この危機的状況を救ったのが、型破りな発想をする34歳の三代目です。
これまで販売してきた普通酒は、毎日の晩酌として酔えればいい、できるだけ安く飲めればいいという人を対象に作り、売ってきた酒だったということに気づいたと言います。
さらに、そうした世代は少なくなり、今は本当に美味しいと思うお酒なら、どんどん新しいものに乗り換えていく時代だということを、若き経営者は感じていました。
そのため、「美味しいと心の底から思える日本酒を作らないことには意味がない」として、普通酒を造ることを辞め、高品質の純米大吟醸づくりだけをすることにしたのです。
当然のことながら、お酒そのものの販売価格は上がりますので、これまで旭酒造株式会社で普通酒を買っていたお客さんは買わなくなるでしょう。
それでも、本当に美味しいお酒なら、これまで日本酒を飲まなかった人たちが買ってくれるはずだという自信が、三代目にはあったと言いますから、驚きです。
旭酒造株式会社が手掛けるお酒は「獺祭」という一銘柄のみですが、その「獺祭」は使っているお米や、精米歩合、または発泡酒などもあり、「獺祭」という名前は同じでありながらもかなりたくさんの種類があります。
もちろん、これは「獺祭」が売れに売れたことからラインナップを増やせたといえますが、そのほかにも若き三代目は様々な型破りなことへと挑戦していきます。
■日本酒層ではない人の取り込み
三代目が意識したのは、日本酒は美味しくないと感じ、日本酒を敬遠している若者や女性といった日本酒層ではない人を取り込むことでした。
そのため、山田錦の精米歩合を脅威の39%にまで進めるという破天荒な酒造りを行います。
精米歩合の数字が小さくなるほどに日本酒は香りが良くなり、フルーティーで軽やかな味わいになるのが特徴です。
これまで日本酒を飲んできた人にしてみれば、頼りないことこの上ない味わいと映ったに違いありませんが、日本酒は飲みにくいと敬遠していた若者や女性に、日本酒がこんなに飲みやすく、美味しいお酒だとは思わなかったという、新たな発見をさせたのが三代目がこだわった「獺祭」の作り方にあったといえます。
「獺祭 磨き三割九分」は、文字通り三割九分、つまり39%まで米を磨いて作った日本酒で、華やかな香りが立ち上り、口に含んだときにはハチミツに似た甘さを感じる日本酒となっています。
純米大吟醸ならではの綺麗な余韻が口の中に残る感覚は、まさに「獺祭」でしか味わうことができないと言っても過言ではありません。
さらに、遠心分離機で分離したことによって、お米が持つ本来の香りやふくらみを保ち、優しくて上品な甘さと味わいを生み出すという特徴も加えたのです。
■三代目の狙いは見事に成功
酔えればいいという普通酒ではなく、本当に美味しいといえる純米大吟醸を飲んでもらうターゲットとして三代目が考えていたのは、若者や女性でした。
そして「獺祭」は、確実にこれらの人たちをターゲットとしてとらえ、しかも、若い層の人口比率の高い東京で人気を不動のものにしたのですから、廃業寸前だった旭酒造は不死鳥のようによみがえることになりました。
従来の顧客層離れをシビアに受け止めた結果、新しい顧客開拓のために酒造りの方法から根本的に切り替えた三代目の発想の転換が見事で、旭酒造を救ったといえます。
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