menu list買取商品 - シャトー・ラトゥール 2007年
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シャトー・ラトゥール 2007年の高価買取致します
シャトー・ラトゥール 2007年のご紹介
買取参考価格 | 38000円前後
生産国 | フランス |
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生産者名 | シャトー |
地方 | ジロンド |
地区 | メドック/ポーイヤック |
分類 | ボルドーワイン |
タイプ | 750ml/13度 |
名称の由来ともなり、ラベルにも描かれている「塔」をシンボルとした世界に名高い第1級シャトー「シャトー・ラトゥール(Chateau-Latour)」は、ボルドー5大シャトーのひとつで名門中の名門であり、世界中のワイン愛好家が愛してやまない銘酒として知られています。
パワフルで豊かな味わいから、他の5大シャトーと比較して「最も力強く男性的」と呼ばれているシャトー・ラトゥール。
元々は細々とぶどう畑を営む程度でしたが、18世紀に入るとワイン造りを本格的に始め、数年の月日で5大シャトーまで上り詰めた経歴があります。
不作知らずの「ラトゥール」は、ヴィンテージによって品質に左右されることなく、最高級のワインを造り続けているという安定のクオリティが高く評価されており、50年以上の熟成にも耐えられるとも言われる「晩熟で長命」なワインだけに、色が濃くタンニンも豊富で、黒い果実の凝縮感は素晴らしく圧倒的な力強さと豊かなコクがあります。
2007年物は、暗いガーネット色が魅力で、プラムと西洋杉の豊かな香りと口内に広がる豊かな甘さが特徴です。
シャトー・ラトゥール 2007年の歴史
■塔を意味する5大シャトーの中の1つ
ボルドーワインを語る時に、外すことはできない5大シャトーの内の一つがシャトー・ラトゥールです。
ラトゥールというのはフランス語で塔の意味ですが、これはラベルにも描かれているので一目瞭然でしょう。
メドック地区第一級の格付けの中でも名門中の名門で、非常に力強いワインを生み出すことで知られています。
文献に登場するのは1331年ですが、17世紀まではブドウを少々栽培する程度で、18世紀に本格的にワインづくりを始めるまではシャトーと呼ばれる程ではありません。
ただ1714年にはボルドーのワイン相場の4~5倍の価格がつき、1767年にはなんと相場の20倍の価格で取引されるワインを生み出す一大シャトーに成長しています。
その特徴は50年もの長期熟成も可能なことで、それだけ長く置かれたワインは黒い外観を持ち、タンニンが豊富で濃厚な風味持つ特別な逸品となります。
今もシャトー・ラトゥールのワインは男性的なワイン、力強い晩熟のワインという評価が一般的ですが、その真骨頂を得るためには少なくとも20~30年の年月が必要と言われます。
それでも秀逸なヴィンテージの真価を味わいたいと切望する愛好家は、世界に後を絶ちません。
■要塞から鳩小屋へ
1855年のパリ万博では、1級に格付けされたシャトーはわずか4つでした。
シャトー・ラトゥールはもちろんその内の一つですが、当時ラベルに描かれていた塔は、1300年代中頃に築かれた要塞、サン・モベール塔と言われています。
この塔はフロワサールの年代記にも登場するもので、1453年7月17日の百年戦争の降伏協定までイギリスの支配下にあった事も分かっています。
ただ、その頃の塔はすでに撤去されており、現在シャトーにあるのは17世紀に建てられた鳩小屋です。
百年戦争の真只中、河口を守る要塞だったサン・モベール塔は、ブルトン兵によって守られていましたが、3日間の包囲の後、アングロ・ガスコン軍が要塞を奪取しました。
これ以降、塔に関しての記述は途絶えてしまい、当時の正確な位置も不明ですが、14世紀頃はブドウ畑の南東に位置していたと考えられています。
当時の建設技術からして四角形で2階建てと予想されていますので、今のシャトー・ラトゥールの塔とは造りも違ったようです。
歴史的には物々しい雰囲気ですが、事実を聞けば見る目も一変、現在のラベルはどこかのどかな風景に見えて来ます。
シャトーのシンボルとして存在するこの塔は、要塞から平和の象徴、鳩の住み処へと変わり、今も多くの人々から愛されています。
■葡萄の王子から世界の資本へ
シャトー・ラトゥールが高い評価を受けるようになったのは、18世紀初頭に葡萄の王子こと、ニコラ・アレキサンドル・ド・セギュール侯爵が所有したことがきっかけです。
セギュール家は後に1級シャトーとなるラフィットもすでに傘下に持ち、メドック地区ではマルゴー以外の主要なシャトーは全て所有する時期もありました。
ワイン事業に注力したセギュール家のおかげで、葡萄の王子の死後に所有者が変わっても、シャトー・ラトゥールの高い評価が変わることはありませんでした。
18世紀はじめからどんどん評価が上がって行ったシャトー・ラトゥールのワインは、1787年には後のアメリカ大統領にもなるトーマス・ジェファーソンにも高く評価されます。
後にフランス革命が起こりますが、シャトー・ラトゥールは奇跡的に所有が変わらず、領地全体を維持できたことで一つの株式会社としてまとまり、1862~1864年に現在のシャトーが造られています。
1963年にはイギリスのフィナンシャルグループが大株主となり、シャトー・ラトゥールは英国資本になります。
ここでオーク樽からステンレスタンクへの変更や大規模な畑の排水工事なども行われましたが、1993年に現在のオーナーフランソワ・ピノーが買収し、30年に渡る英国資本が終わります。
再びシャトー・ラトゥールはフランスの手に戻り、今も世界中のワイン愛好家が愛してやまない銘酒を作り続けています。
■パワフルで豊かなシャトー・ラトゥール2007年
シャトー・ラトゥールの2007年ものは、暗いガーネット色がたまらない魅力を放つ逸品です。
口に含むとプラムと西洋杉の豊かな香りが広がり、なんとも言えない甘さがあるのが特徴です。
10年でもまだ若いと思わせてくれるポテンシャルを秘めたボトルは、100年の熟成にも耐え得ると言われています。
手に入れたなら育てるべきか味わうべきか、至福の悩みを抱えることでしょう。
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