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■ずっと変わらない製法で守られる伝統のウイスキー

ジャックダニエル ブラック オールド No.7は、アメリカを代表するウイスキーとして世界に愛飲者を持つプレミアムウイスキーです。
バーボンとは別格として珍重され、ジャックダニエルが蒸留所を構えるテネシー州で生み出されることからテネシーウイスキーとして親しまれています。
テネシーに蒸留所が開設された1866年以来、変わることのないチャコール・メローイング製法を用いており、現在も伝統の製法で造られています。
ジャックダニエルが自社で製作しているサトウカエデを使った木炭を木桶に詰め、蒸溜したウイスキーを一滴、一滴丁寧にチャコール・メローイング製法を行います。
ジャックダニエルがこの地に蒸留所を構えた決め手となったケーブ・スプリングから湧き出る水、創業以来変わらず使い続けるこだわりのスチール、そして自社製の木炭と創業以来続くテネシー製法によって生み出される、ジャックダニエルの中でも一番古いオールド No.7は、バニラやキャラメルのようなスイート香が楽しめ、まろやかでバランスに優れた味わいが魅力です。

■麗しのスクエアボトル

ジャックダニエル ブラック オールド No.7は見た目からも印象が深い1本であり、ウイスキーに詳しくない方や飲んだ経験がないという方も、スクエア・ボトルとアイコニックな白黒のラベルを見れば、あのウイスキーのことかと思い起こせるかもしれません。
スクエア・ボトルはそれまでのスピリッツではなかった形のボトルで、1895年に創業者であるジャック・ダニエル自らがセレクトしています。
その理由として彼は、自分のような四角四面の正直者には、四角いボトルが合うのだと選んだそうで、その形を気に入り、自らを投影して選んだということができます。
100年以上の時を経ても彼が選んだスクエア・ボトルが、全シリーズで用いられています。
もっとも、その間にデザインは数回にわたって変更された歴史があり、常に時代に合わせたジャックダニエルらしさが追及されています。
現在のジャックダニエル ブラック オールド No.7のデザインは2011年に変更がなされた歴史があります。

■ジャックダニエル ブラック オールド No.7誕生の歴史

ジャックダニエルは1866年にテネシーの地にアメリカ第一号となる蒸溜所を設立します。
この地を選んだのはケーブ・スプリングという鉄分を含まず、カルシウムなどのミネラルをバランスよく含み、ウイスキー造りに最適だったことから選ばれました。
1887年前後にはオールドNo.7のブランドが第一号として誕生します。
もっとも、なぜオールドNo.7という名前が付けられたかは諸説あり、はっきりした名前の由来は分かっていません。
そして、1895年に今も愛されているスクエア・ボトルが導入されています。

■ジャックダニエル ブラック オールド No.7に欠かせない要素

ケーブ・スプリングから湧き出る水は年間を通じて冷たく、常時摂氏13℃という一定の温度が保たれています。
鉄分は含まれないものの、それ以外のミネラルは豊富でウイスキー造りには最適であり、だからこそ、ジャックダニエルはこの地を選んだのです。
創業時と変わらず、丁寧なチャコール・メローイング製法にこだわるジャックダニエルでは、スティルも創業初期のものを現在も稼働させています。
100年以上の歴史を歩んできた伝統のスティルから流れ出るウイスキーは、アルコール度数70度のクリスタルのように透明な140プルーフの蒸溜酒です。
その後、自社オリジナルのサトウカエデを使った木炭を高さ約3メートルに及ぶ巨大なろ過槽に詰め、蒸溜されたばかりのウイスキーをチャコール・メローイング製法によって一滴一滴ゆっくりとろ過し、磨きをかけることで、ウイスキーが少しずつまろやかさを帯び、味わいが変化していきます。
こうして丁寧に時間をかけて造り出されたジャックダニエル ブラック オールド No.7は、世界で愛されています。