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■ボルドーワインの魅力とは
ワインに詳しくない人でも、ボルドーワインといえば高級ワインであることくらいは知っていると思われます。
ワインの王様と称されることもあるため、ワインといえばフランス、フランスといえばボルドーというイメージができあがっているからでしょう。
ただ、ボルドーワインが全て手が出ないほど高級な物ばかりかというとそんなことはなく、毎日飲んでもお財布の負担にならないお手頃価格のものもあります。
けれど、「王のワイン」と称された、ボルドーの5大シャトーのトップに君臨するといわれるシャトー・ラフィット・ロートシルトのワインとなると、そう簡単には手に入れることのできない、プレミア価格になっているのは確かです。
たとえば、シャトー・ラフィット・ロートシルト2003年は、当たり年と呼ばれるほど上質のブドウから作られたこともあって、アーモンドを思わせる優雅な香りが魅力的なワインに仕上がっています。
ネット上では6桁の金額で販売されていることがほとんどで、その値段にはびっくりですが、かなり高級なワインであることから、味には間違いがないのではとおもわれます。

■なぜボルドーワインはこれほどまでに人気があるのか
かつてボルドーがギュイエンヌと呼ばれていた頃は、田舎町として特に注目されることはありませんでした。
当時からブドウの作付けを行い、ワイン造りに着手はしていたものの、貴族が集うヴェルサイユ宮殿では、ブルゴーニュ産のワインがもっぱら人気で、ボルドーワインは見向きもされなかったくらいです。
ただ、ボルドーワインは明確に等級を設けており、上質なワインを作るシャトーは5つであり、これが5大シャトーと呼ばれるものです。
このトップに君臨するシャトー・ラフィット・ロートシルトがヴェルサイユ宮殿において、ルイ14世の愛妾のポンパドゥール夫人に飲まれたとなれば、瞬く間にそのおいしさが広まっていったのも無理からぬところです。
ボルドーならではの美しい色合いに、上質なブドウが育つ土壌、そこで育った高品質のブドウを使って作ったワインがおいしくないはずはなく、たちまちヴェルサイユ宮殿の中では貴族たちがこぞってシャトー・ラフィット・ロートシルトを飲み、「王のワイン」とまで言われるほどにボルドーワインの地位を引き上げることになりました。

■現在も等級が付いていてわかりやすい
ワイン初心者としては、どんなワインがいいのかでよくわからないと思われますが、ボルドーワインの特徴として、等級が設けられていることには今も昔も変わりがないということが参考になります。
そのため、最上級は別格としても、2級から5級までありますので、予算に応じて選んでみるのもいいでしょう。
下から順に等級を上げていくのが一般的な飲み方でしょうが、お金に余裕があるなら、いきなり最上級といきたいという気持ちは、人としては誰もが共通すると思われます。

■シャトー・ラフィット・ロートシルトはぜひとも飲んでみたい
ブルゴーニュワインからその名誉ある地位をヴェルサイユ宮殿で奪ってしまったボルドーワインの頂点に君臨する「王のワイン」、シャトー・ラフィット・ロートシルトは、やはりぜひとも飲んでおきたい銘柄です。
中でも当たり年となった2003年に作られたシャトー・ラフィット・ロートシルト2003年は、現在のところかなりのプレミア価格で流通していますが、手に入らないわけではありません。
ただ、本数は残り少なくなっていますので、ぜひとも飲んでみたい人は決断を急いだほうがいいでしょう。
世界最高峰のエレガンスを極めた比類ないヴィンテージワインとなっているシャトー・ラフィット・ロートシルト2003年は、当たり年だっただけに、ワイン好きとしては何としても味わってみたいワインと言えます。
また、それと同時に、他のボルドーのシャトーのワインも飲んでみて、どのような違いを感じるのかを試してみるのも、非常に興味深いといえるでしょう。