menu list買取商品 - シャトー・ムートン・ロートシルト 1986年
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シャトー・ムートン・ロートシルト 1986年の高価買取致します
シャトー・ムートン・ロートシルト 1986年のご紹介
買取参考価格 | 84500円前後
生産国 | フランス |
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生産者名 | シャトー・ムートン・ロートシルト |
地方 | ジロンド |
地区 | メドック/ポーイヤック |
分類 | ボルドーワイン |
タイプ | 750ml/12.5度 |
言わずと知れたフランスを代表するボルドー「五大シャトー」のうちのひとつであり、世界でもっとも偉大なクラレット(ボルドー産の赤ワイン)とも称される「シャトー・ムートン・ロートシルト(Chateau-Mouton-Rothschild)」です。
1973年の格付けで第二級から昇格して第一級の地位を獲得した異色の経歴を持つこちらのシャトーは、毎年変わる美しいラベルと人々を魅了し続ける味わいが人気ですが、特にブドウの品質が傑出した1986年のポイヤック地区を代表するベストワインということでも評価が高く、風味や香りも別格です。
時代を代表する著名な芸術家によって描かれるアートラベルには収集家も多く、「ムートン」のイメージをより重要で意義深いものにしています。
1986年のボトルには、ハイチ画家であるベルナール・セジュルネ(Bernard Sejourne)のハイシアン・アートが採用されています。
シャトー・ムートン・ロートシルト 1986年の歴史
■誰もが認める実力がありながらも数奇な運命をたどったシャトー
メドック地区のワインの格付けを行うとナポレオン三世が定めたのは1855年のことで、当時から「このシャトーは絶対に選ばれるだろう」と確実視されていたシャトーがいくつかありました。
その中の一つが、現在、ボルドーワインにおける5大シャトーの内、筆頭格とされるシャトー・ラフィット・ロートシルトと同レベルの上質なワインを作り、さらに当時、同じ価格帯で取引されていたシャトー・ムートン・ロートシルトです。
ところが、格付けを行う1855年の直前に、シャトーの所有者がフランス人ではなくなったことによって、シャトー・ムートン・ロートシルトは第二級の格付けを余儀なくされてしまいます。
あまりにも上質なワインを作っていたため、第二級とされる理由が、所有者がフランス人ではないこと以外に見つからないのが理由だったと言われています。
この第二級の格付けという立場は、シャトー・ムートン・ロートシルトをがっかりさせたというよりは、むしろ激怒させたといってもいいかもしれません。
作り出すワインのラベルには常に「第1級たり得ず、第2級を肯んぜず、そはムートンなり」と刻み続けたからです。
また、必ず1級を獲得するであろうと誰もが考えていたムートンが2級格付けになったことによって、ロートシルト家が奮起したのは言うまでもありません。
それが、先に掲げたワインに記した文言に、如実に表れています。
「1級にはなれないが2級には甘んじることはできぬ。
ムートンはムートンなり」と言い放ち、畑から醸造技術、熟成方法に至るまで、改良に改良を重ね、第一級格付けに値すると認めさせるため、様々な働きかけを行ってきたという歴史を持っている異色のシャトーだったのです。
■努力が報われたのは118年後
それまでは樽に保存するのが当たり前だったワインを瓶詰めにするなど、先駆者的な役割を果たしたにもかかわらず、シャトー・ムートン・ロートシルトが念願の第一級格付けの栄誉を勝ち取ったのは、なんと4大シャトーの制定から118年もの時を経てからのことでした。
ついに悲願の第一級格付けを勝ち取ったムートンが残した名句が「われ1級になりぬ、かつて2級なりき、されどムートンは昔も今も変わらず」であることは、ワイン通ならよく知っているでしょう。
118年もの時を経てようやく第一級格付けとなったけれど、その間、ムートンのワインは何も変わっていないという、痛烈な皮肉ともとれる名句と言えます。
他のシャトーと比較して、シャトー・ムートン・ロートシルトには抜きんでて多くのヴィンテージワインがあるのは、ムートンが二級であるはずがない、何としても認めさせるのだという強い決意があったからに他なりません。
こうした壮絶ともいえるシャトー・ムートン・ロートシルトの歴史を知ると、5大シャトーの中でも、とりわけ興味がわいてくるのではないでしょうか。
■ラベルの話題は欠かせない
シャトー・ムートン・ロートシルト1986年のボトルには、ハイチの画家であるベルナール・セジュルネによってハイシアン・アートが描かれており、シンプルな中にも非常に洗練された美しいデザインとなっています。
この毎年変わるデザインラベルも、シャトー・ムートン・ロートシルトのヴィンテージワインの特徴です。
このワインは、1986年のポイヤック地区におけるベストワインと言われ、数々のヴィンテージワインを生み出してきたシャトー・ムートン・ロートシルトのヴィンテージの中でも、品質において申し分のない出来となっています。
ただ、ボルドーワインには長い期間寝かせるほどにおいしくなるという特徴があるため、1896年のシャトー・ムートン・ロートシルトのヴィンテージワインも15年から20年は寝かせた方がいいと言われたほか、50年、あるいは100年でさえも持つかもしれないワインと大絶賛されました。
そのため、シャトー・ムートン・ロートシルトのヴィンテージワインの中でもかなりの値段が付いていますが、ファンとしてはぜひとも飲んでみたい逸品であることは確かです。
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