menu list買取商品 - 琉球泡盛 久米島の久米仙 2001年 巳年 元旦蒸留泡盛
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琉球泡盛 久米島の久米仙 2001年 巳年 元旦蒸留泡盛の高価買取致します
琉球泡盛 久米島の久米仙 2001年 巳年 元旦蒸留泡盛のご紹介
買取参考価格 | 3000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 株式会社久米島の久米仙 |
地方 | 沖縄県 |
地区 | 島尻郡久米島町 |
分類 | 泡盛 |
タイプ | 1800ml/44度 |
琉球泡盛「久米島の久米仙」は、泡盛本来の製造方法を守り、常圧蒸留や全麹仕込みといった行程をしっかりと行い、限りなく自然に近い状態で品質の高い泡盛造りを生み出しています。
そんな「久米仙」より古酒作り用の泡盛として生まれた「元旦蒸留シリーズ」のひとつが、平成13年元旦の早朝に蒸留した琉球泡盛「久米島の久米仙 2001年 巳年 元旦蒸留泡盛」です。
泡盛の旨味が凝縮されたアルコール度数44%の原酒を数か月熟成させ、風味を逃すことなくそのままの味わいをボトルに詰め込みました。
元旦当日に蒸留していることが明確に分かるため、今日現在で「何年何月何日」経過していると一目瞭然の1本です。
琉球泡盛 久米島の久米仙 2001年 巳年 元旦蒸留泡盛の歴史
沖縄の歴史と風土が溶け込んだ古酒
■琉球王朝が守り育てた酒
久米島の久米仙を始めとする琉球泡盛は、古来より琉球で祭事に使われていたシゲチ酒という現地の酒と、アジア渡来の南蛮酒が融合したものが起源とされます。
薩摩の島津家に記録があり、すでに15世紀末には琉球で泡盛らしきものが造られていた形跡があるため、泡盛の歴史としては600年という根拠になっています。
歴史研究家の東恩納寛淳氏がタイの地酒ラオ・ロンと泡盛の味が同じだったとして、1933年頃から泡盛のルーツをタイとする説が定説となりました。
その後1990年にアジア各国で調査が行われ、中国の米を材料とした酒の蒸留方法に類似性が見られたことから、現在では福建省ルート説と東南アジア説の二つの道が定説となっています。
いずれにしても泡盛を大事に育て上げたのは琉球王朝であり、18世紀から19世紀にかけて泡盛の製造は琉球王府によって管理されていました。
製造地域も厳しく限定し、使われる材料も厳選して品質も味も最高吸品として守り続けていました。
製造した泡盛の70%もが県外へ出荷されていたことから、重要な特産品だったことがわかります。
■戦争を生き抜いた黒麴
沖縄本島の酒造所には、太平洋戦争による激しい砲撃で瓦礫の山と化してしまったという、非常に悲しい歴史もあります。
それまで何百年と大事に守り受け継いで来た貴重な古酒もほとんど失われ、大変な被害になったことは言うまでもありません。
その中でも酒造所が一番心を打ち砕かれたのが、泡盛を醸造するのに欠かせない黒麹菌を失ったことです。
戦争が終結した後も、多くの関係者がもう沖縄本島には黒麴菌は残っていないのではないかと危惧し、泡盛醸造そのものが失われたと絶望しかけました。
しかし、泡盛の黒麴菌は生きていました。
建物は瓦礫と化しましたが、酒造跡地に埋まっていた、ニクブクという稲わらの茎で編んだゴザの中で、黒麹菌は生きていてくれたのです。
戦後、アメリカ軍は伝統工芸や伝統芸能の復興に協力の姿勢を見せ、泡盛に関しても率先して復興に協力してくれたそうです。
それでも食糧米が品薄で、雑穀などあるものだけで醸造した泡盛の質は悪く、結局は多くの酒造所が廃業することになってしまいました。
当時沖縄で必死に働き復興を目指した多くの人々は、質は悪くても心のより所として、一日の終わりに粗悪な泡盛でも大切に飲んでいたそうです。
そこから徐々に復興が進み、タイ米の供給を受けて泡盛も少しずつ品質を取り戻して行ったのです。
■ボトルで盛り返した転機
戦後、ウイスキーなどのホワイトリカーが外国から入って来るようになり、クセの強い泡盛はなかなか受け入れられはしませんでした。
そもそも泡盛を造っている酒造組合の組員でさえウイスキーを飲んでいたというのですから、当然かもしれません。
その頃のイメージが残っていたり、話を聞いたりしたことのある人は、今でも泡盛はクセが強い酒としてあまり良い印象はないのかもしれません。
もちろん実際には品質は加速度的に上がり、洗練された味わいに変化を遂げています。
そして1950年代に泡盛は一大転機を迎え、爆発的に売れるようになりました。
そのきっかけが、それまでビール瓶に詰めて売られていたものを泡盛専用のグリーンボトルに替え、1952年に開発販売した久米仙です。
沖縄に有名居酒屋チェーンが出店したのをきっかけに、久米仙は一気に大型需要に見舞われ、生産が追いつかなくなるほどに急成長します。
バブル期には樽熟成の泡盛も造り始め、今では世界でも多角展開をするまでに躍進しました。
久米仙酒造の平良会長は、泡盛は世の流れを反映しやすい酒だと言います。
それだけ人々の生活に密接に寄り添って来た存在だからこそ、きっとこれからも様々に形を変え、泡盛の世界を広げて行くことでしょう。
■年月が溶け込む久米島の久米仙 2001年 巳年 元旦蒸留泡盛
久米島の久米仙は、今も本来の製造方法を守り続ける品質の高い泡盛です。
古酒造り用の泡盛として元旦蒸留シリーズを持ち、その一つが平成13年元旦の早朝に蒸留した久米島の久米仙 2001年 巳年 元旦蒸留泡盛です。
アルコール度数44%という原酒を数か月熟成してボトリングをしており、その中には造られたままの風味が凝縮され閉じ込められています。
元旦当日に蒸留しているのが一番の魅力で、年明けとともにその古酒が何歳になったかを知るのも楽しみの一つでしょう。
沖縄の歴史と風土が溶け込んだ逸品です。
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