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ジョニーウォーカー オールドハーモニー 特級の歴史

■ジョニーウォーカーとは

ジョニーウォーカーは、言わずと知れたスコッチウイスキーの名前です。
創設者の名前から付けられ、世界中で愛飲されています。
もともとはイギリスの名産である紅茶のブレンディングからヒントを得たことがキッカケとなり、複数のウイスキーをブレンドするという革新的な方法で販売を始めました。
1870年代にイギリスのスコットランドにある雑貨店で販売され、1900年代に入ってからはジョニーウォーカー・ウイスキーの名前となり、現在に至っています。

■主な種類

四角いボトルとおしゃれなデザインのラベルが特徴ですが、ジョニーウォーカーブランドにもさまざまな種類があります。
一番目にする機会が多いのはレッドラベルですが、そのほかにもブラックラベル、ダブルブラック、グリーンラベル、ゴールドラベル、ブルーラベルなど、色の名前が付けられたウイスキーが販売されています。
ブレンディングされているウイスキーの種類や樽で熟成させる期間などに違いがあり、口当たりや香り、味もそれぞれ特徴が異なります。
そんな中、日本市場向けの製品として1980年代に流行したのが、オールドハーモニーです。

■オールドハーモニー特級について

1980年代というと、日本はバブル経済期と言われている時代で、ジョニーウォーカーの流通も盛んに行われていたと言います。
そんなときに、日本限定品として売り出されたのが、オールドハーモニー特級です。
日本では1980年代がウイスキー市場のピークだったとも言われています。
オールドハーモニーは、レッドラベルやブラックラベルと比較されることが多かったものの、ブラックラベルよりも高値で取り引きされていたと言われているのです。
レッドラベルは混ぜて飲むことを目的に作られた唯一の製品ですが、一方でブラックラベルは40種類以上のウイスキーがブレンドされ、熟成年数は10年以上という特徴があります。
この中間もしくはそれ以上と言われたオールドハーモニーには、どのような特徴があるのでしょうか。

■オールドハーモニーの味と特徴

オールドハーモニーはアルコール度数が43度で、甘さだけでなくスパイスの香りも漂うコクのあるウイスキーだと言います。
ほかのラベルと比べるとレッドラベルのような淡い麦系の甘さがあると言われており、一方でトウモロコシや小麦などの穀物を発酵させて作ったグレーンウイスキーを感じさせる香りもあるようです。
近年はフルーティーな味わいのウイスキーが人気がありますが、どこか重みを感じさせるコクと香りがオールドハーモニーの特徴となっています。
原材料はモルトとグレーンの両方が明記されていますが、ブレンディングの割合などは公表されていません。
いまから20年以上前に瓶詰めされた幻の一品としてウイスキーを愛する人たちから注目されています。

■評判

オールドハーモニーを実際に飲んだ人の感想はさまざまです。
香りは強いものの、甘い香りという声が多く、一方でみたらしや蒸した芋のような香りやオールドハーモニーの名の通り古い家を思わせる香りという感想なども見受けられます。
全体的にはグレーン寄りのコクがあるという声が多いようで、お酒好きが思わず唸るような味だと言います。
ウイスキーをソーダで割ったハイボールブームの到来や、国内生産のウイスキーに注目が集まるなど、日本ではウイスキーの市場にも波があります。
オールドハーモニーは、ウイスキーの歴史に想いを馳せながら懐かしい味を思い出させる一本といえるでしょう。
ジョニーウォーカーは、世界で最も愛されるスコッチウイスキーの一つです。
今でこそ低価格で飲むことができるウイスキーですが、昔は高値で取り引きされていたこともあると言います。
レッドラベルやブラックラベルなどの人気のシリーズはもちろん、いつもとは違うラベルやシリーズも注目することで、よりウイスキーの魅力に引き寄せられるかもしれません。
1980年代に日本で限定販売されたオールドハーモニー特級は現在は入手困難と言われていますが、興味のある方はぜひ探してみてはいかがでしょうか。