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ジョニーウォーカーのクラフトシリーズ国内第一弾となる数量限定のウイスキー

■クラフト感あふれる温かみのあるデザインが印象的

「ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年 ブレンダーズバッチ」はジョニーウォーカーの「ブレンダーズバッチ」シリーズとして、2017年11月に数量限定で発売されウイスキーです。
「ブレンダーズバッチ」シリーズはこれまでの価値観にとらわれず、ブレンダーが築き上げた豊富な経験や個性に基づいて思い描くブレンドを形にしたクラフト感あふれるシリーズとなっています。
「ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年 ブレンダーズバッチ」はアメリカンオークカスクで熟成させた原酒を使用しており、マスターブレンダーのジム・ビバリッジ氏と女性ブレンダーのエマ・ウォーカー女史がアメリカで得た知識を駆使してブレンドしました。
ジョニーウォーカーの特長である四角いスクエアボトルと斜め24度傾いたラベルはそのままに、ラベル紙の質感と色合いで温もりのある手作り感が表現されています。
ラベルの色調は上半分が白、下半分が淡いオレンジ色になっており「10」の文字にも使われるオレンジが目を引きます。
化粧箱にも同じラベルがデザインされていますが、化粧箱の方はかなり濃いめのオレンジ色になっているのが特徴です。

■ジョニーウォーカーによる公式テイスティングノートの内容

「ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年 ブレンダーズバッチ」について、ジョニーウォーカーではアメリカンオークで10年以上熟成したモルト原酒と、トウモロコシ、小麦、大麦3種類のグレーンウイスキーを使用しているとしています。
このモルト原酒とグレーン原酒をブレンドすることによって、バニラ香とクリーミーな甘みが生まれます。
またモルトウイスキーにはカーデュとモートラックを、グレーンウイスキーにはポートダンダスなどが使用されていることが、ジョニーウォーカーの公式テイスティングノートによって分かります。
アルコール度数は41度以上42度未満で、ストレートでいただくには強すぎず弱すぎずといったウイスキーといえるのではないでしょうか。
ウイスキーそのものの色は琥珀色というよりは黄色みが強く、ジョニーウォーカーらしい溶剤っぽさが若干感じられます。
バニラやキャラメルを思わせる甘い香りとスパイシーな香り、そしてアイラモルトを連想させるヨードの余韻がするのが特徴です。
アメリカンオークカスクで10年熟成しているだけにバーボンらしさが残っていそうですが、スコッチ・ウイスキーの風味を存分に味わえるウイスキーとなっています。
豊かな香りと深みのある味わいをじっくりと堪能したいなら、ぜひストレートでの飲み方がおすすめです。

■加水をすると飲みやすさが際立つウイスキーに変化

トゥワイスアップやロックなど、「ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年 ブレンダーズバッチ」に加水をすると、かなりまろやかな味わいに変わるのが特徴です。
ヨード臭が弱まるために飲みやすさが際立ち、ほんのりスパイシーながらもチョコレートやキャラメルの甘さをより感じやすくなります。
スコッチ・ウイスキー特有のスモーキーさやピーティーさはほとんど感じられませんので、ウイスキー初心者にも馴染みやすいでしょう。
スモーキーさが控えめな「ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年 ブレンダーズバッチ」ですが、おともにはスモークチーズやスモークサーモンなどの燻した燻製品がぴったりです。
また甘みをより引き立てたいときはカカオ含有量の多いチョコレートもおすすめで、できればカカオ70％以上のチョコレートを選びましょう。
ウイスキーの香りや風味を損なわずに甘みを楽しみたいというときに最適です。
そのほかにもスコッチ・ウイスキーに意外とよく合うのが「イカの塩辛」で、ヨード分や塩辛さが特徴のアイラモルトとは特に相性が良いおともです。
「ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年 ブレンダーズバッチ」はアイラモルトウィスキーほど強い個性を持っているわけではありませんが、一度試してみるのも面白いのではないでしょうか。