蒸留酒は糖質ゼロが嬉しい
最近、糖質を制限してスリムボディーを目指す糖質制限ダイエットが、男女問わず、年代も問わず流行っています。
糖質の含有量が多い食材をなるべく避けて食生活を送るという方法ですが、お酒は飲んでもいいのでしょうか。
お酒というと一般的には糖質が多く、ダイエット中はNGだと考えられます。
ですが、お酒の中には糖質ゼロという嬉しいタイプがあります。
ビールやワイン、日本酒は糖質を含んでいますが、焼酎をはじめ、ウイスキーなどの蒸留酒と呼ばれるジャンルのお酒は糖質はほぼゼロと考えて問題ありません。
なぜかというと、蒸留という製法の過程で原材料のエキス分が取り除かれてしまうからです。
焼酎は日本酒と同じお米から造られるものもありますし、麦やサツマイモ、とうもろこしや黒糖といった、糖質の固まりのような原材料を使って造られています。
にもかかわらず、蒸留を行うことで原材料の糖質とは切り離され、抽出されたアルコール分だけを楽しむことができます。
カロリーには気を付けて
焼酎は蒸留という過程を経ることで含まれる糖質がゼロとなり、さらに脂質もゼロになる、ヘルシーなお酒です。
とはいっても、これはカロリーもゼロとなることを意味していません。
カロリーはアルコール純度の高い甲類で100gあたり200kcalほど、乙類でも150kcalほどあります。
そのため、いくら糖質ゼロとはいえ、飲みすぎればカロリーオーバーとなり、消費をするための運動や食事制限をしなくてはならなくなりますから、気をつけましょう。
酎ハイやサワーには気を付けて
焼酎が糖質ゼロなのは、あくまでも焼酎単体としての成分です。
たとえば、販売されている酎ハイやサワーなどの缶の製品を飲むという場合、そこには甘いジュースや炭酸飲料、乳飲料や甘味料などがプラスされているのが一般的です。
居酒屋などで作る場合も、市販のジュースや乳飲料などと焼酎をブレンドして作るので糖質もカロリーも上がります。
そのため、焼酎単体ではなく何かで割って飲むという方は、割りものの糖質やカロリーにも気を払うようにしましょう。
ウーロンハイなど無糖やゼロカロリーのお茶類、無糖の炭酸水や無糖のレモンサイダー程度で割るのが無難です。