menu list買取商品 - ロングロウ レッド 13年 マルベック カスク マチュアード
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ロングロウ レッド 13年 マルベック カスク マチュアードの高価買取致します
ロングロウ レッド 13年 マルベック カスク マチュアードのご紹介
買取参考価格 | 11000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | スプリングバンク蒸留所 |
地方 | スコットランド |
地区 | キャンベルタウン |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 700ml/51.3度 |
毎年1回リリースされるロングロウのワイン樽熟成リミテッドシリーズ「ロングロウ レッド(LONGROW RED)」より、2017年に第5弾として発売された「ロングロウ レッド 13年 マルベック カスク マチュアード(LONGROW RED 13YEAR OLD MALBEC CASK MATURED)」です。
バーボン樽で12年間熟成した後、黒ワインと呼ばれる濃い色を生み出すブドウ品種マルベックを原料とする赤ワイン樽で15ヵ月間の追加熟成を行い、酒齢13年以上となった原酒をカスクストレングスでボトリングしています。
9,000本限定でボトリングした中から、日本市場では300本のみがリリースされた希少性の高い1本です。
ロングロウ レッド 13年 マルベック カスク マチュアードの歴史
操業する博物館が世に伝えるモルトの香水
■モルトの香水を生み出した蒸溜所
スプリングバンクは、その芳香からモルトの香水とまで言われる美しいウイスキーです。
これを造っているのはスプリングバンク蒸溜所、スコットランドの南西に位置するアーガイル・アンド・ビュート、キャンベルタウンにあるモルト蒸溜所です。
キャンベルタウン自体、400年以上ものウイスキー蒸溜の歴史を持ち、いまもそれを守り続ける町として知られています。
ただその蒸溜所の数も当時30以上を数えたところ、現在ではたったの3つとなり、かつての「ウイスキーの都」という名声は影を潜めました。
しかも長年2つしかなかったところ、シングルモルト人気が息を吹き返し、2004年にグレンガイル蒸溜所が操業再開にこぎつけたことで、現在ようやく3つになったばかりです。
スプリングバンク蒸溜所はその貴重な3つのうちの一つであり、設立は1828年にまで遡ります。
設立したのはリード家、正式にライセンスを取得したのがこの年です。
「正式に」という言葉からわかるように、リード家はそれ以前も密造酒造りを行っており、実際のウイスキー造りがいつから始まっていたかは不明です。
せっかく日の目を見たスプリングバンク蒸溜所ですが、9年後の1837年にはリード家が財政難に陥り、親戚関係にあったジョンとウィリアム・ミッチェル兄弟に蒸溜所は売却されます。
のちの1872年には兄弟がスプリングバンクを離れ、ジョンの息子のアレクサンダーが経営に入り、1897年にはJ&Aミッチェルが設立、1900年初頭のウイスキー全盛期を支えました。
しかしそんな蒸溜所も1926年には閉鎖となります。
スプリングバンク蒸溜所に限らず、キャンベルタウン全土のウイスキー生産力は20世紀に入ると急速に失われ、第一次大戦や増税、禁酒運動や大恐慌などの社会的要因により一気に衰退しました。
特にアメリカへの輸出依存が高かったキャンベルタウンのウイスキーは、アメリカの禁酒法によって需要が急激に減少し、衰退を余儀なくされたのです。
■苦難を乗り越え操業再開へ
キャンベルタウンのウイスキー造りの歴史を見ると、記録的には1609年が確認できるものの、実際にはもっと遥か昔から行われていたと考えるのが妥当でしょう。
アイルランドからスコットランドへ蒸溜技術が伝えられ、スコットランドで最もアイルランド寄りの場所にあるキャンベルタウンが早い時期から蒸溜を行っていたことは想像に難くありません。
19世紀に世界的に繫栄したキャンベルタウンのウイスキー造りは、良質で豊富な水と大麦、燃料の石炭、当時最大のマーケットであったグラスゴーやイングランドへつながる港など、すべての条件が整っていました。
当時ウイスキー造りで豪邸を建てた実業家も多く、キャンベルタウン湾を見下ろす高台には繁栄を偲ばせる家屋が残されています。
20世紀の社会の急変により市場にはブレンデッドウイスキーが急激に広まり、3回も蒸溜するキャンベルタウンのモルトは敬遠されることになります。
地場で調達できた原料や燃料も不足するようになり、繫栄していた分、業界再編成にも乗り遅れ、1934年には蒸溜所はたった2つにまで衰退しました。
それでもスプリングバンク蒸溜所が操業を再開したのは1933年、困難な状況にあっても強く生き抜き、グレン・スコシア蒸溜所とともにたった2ヶ所で伝統のウイスキー造りを続けたのです。
2004年に1925年から休止していたグレンガイル蒸溜所が再興したことを先に触れましたが、それを実現したのもスプリングバンク蒸溜所です。
スプリングバンク蒸溜所は現在も1828年当時の設備や製法をほぼそのまま継承し、現在では「操業している博物館」とまで言われています。
製麦からボトリングまで全工程をすべて行っている、唯一のスコッチ蒸溜所がスプリングバンク蒸溜所です。
■ロングロウ レッド 13年 マルベック カスク マチュアード
ロングロウ レッド 13年 マルベック カスク マチュアードは、2017年7月発売のロングロウレッドシリーズの第5弾です。
世界9,000本限定発売のため、日本への入荷は300本のみと限られました。
バーボン樽で12年、南アフリカ産マルベックの赤ワイン樽で15ヶ月間の追熟を行ったカスクストレングスでボトリングされたもので、その香りと味わいが独特の特徴を持っています。
スプリングバンク蒸溜所は半島の先端部分に位置しており、入り組んだ海岸線で発生する潮の霧が、味わいに塩辛さのニュアンスをプラスすると言われます。
ピートを軽めに焚き2回半蒸溜の「スプリングバンク」とは異なり、ピートだけで麦芽を乾燥させた2回蒸溜の「ロングロウ」は力から強い仕上がりが特徴です。
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