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バレンタインに向けウイスキーショップW シングルモルト 白州 NO.3 WSO－003

■ショコラと合わせたいウイスキーショップW シングルモルト 白州 NO.3 WSO－003

ウイスキーショップW シングルモルト 白州 NO.3 WSO－003は2012年1月20日に発売された、サントリーの直営アンテナショップであるウイスキーショップW限定販売のショコラに合うウイスキーです。
ウイスキーショップWはウイスキーに馴染みがない女性や初心者の方も気軽にウイスキーに親しんでほしいと、サントリーが直営のアンテナショップとして2010年9月8日にオープンしました。
楽しみ方を伝えるべく、特別限定品のリリースを行っています。
その第3段となるウイスキーショップW限定品として、迫るバレンタインデーをコンセプトに特別に開発されたシングルモルトです。
当時のチーフブレンダーであった福與伸二氏がショコラに合うウイスキーをコンセプトに白州蒸溜所の原酒を厳選して、ヴァッティングされています。
福與伸二氏といえば、世界的なコンテストで賞を獲得するなど、サントリーを代表する歴代のチーフブレンダーです。
そんな著名なブレンダーが特別に造り出したウイスキーショップW シングルモルト 白州 NO.3 WSO－003はややピンクがかった特徴的な色をしており、ストロベリーやグレープフルーツを思わせる香りが楽しめます。
白州蒸溜所ならではの軽快な爽やかさと、ほのかな甘さを感じる味わいで、甘さの奥に隠れた酸味がショコラとのマリアージュにピッタリです。
わずか1,500本だけの数量限定で発売で、福與伸二氏の仕上げとあって、ターゲットである女性だけでなく、モルトマニアからも注目を集めました。
赤に金字で「W.」のロゴが入ったおしゃれなギフトボックスに納められ、商品の特徴を案内したハート型のリーフレットが添えられています。
女性が恋人やご主人にバレンタインプレゼントに贈り、同時に用意したバレンタインチョコと一緒に2人でグラスを傾けたい1本となっています。

■ウイスキーショップWがオープンした背景

ウイスキーは今でこそハイボールブームが起こっていますが、ビールのように気軽に飲めるお酒ではなく、バブル期にワインブームや焼酎ブームが巻き起こっても、ウイスキーブームは沸き起こりませんでした。
高級なお酒として若い世代からは敷居が高いと思われることや女性からはオヤジ臭い、飲みにくい、アルコール度数が高いと敬遠されてきたお酒です。
ウイスキーショップWは日本にウイスキーを広めたパイオニアであるサントリーが、ウイスキーをもっと身近に感じて気軽に楽しんでほしいと、大阪の堂島にあるサントリービルの1階に2010年9月8日にオープンしたアンテナショップです。
Wの名称はウイスキーとウーマンのWの2つの意味があり、男性だけでなく女性にも気軽にウイスキーに親しんでほしいという願いが込められています。

■ここでしか飲めないウイスキーで人気

ウイスキーショップW シングルモルト 白州 NO.3 WSO－003は女性がパートナーのために購入して一緒にショコラと合わせて飲んでほしいとか、ショコラ好きな女性どうしで集まって楽しんでほしいといったコンセプトで開発されました。
もっとも、実際にはモルトファンの男性が一人で恥ずかしそうに買いに来る姿が多く見られました。
バレンタイン向けのウイスキーを男性自ら買うのは恥ずかしいと感じるようですが、福與伸二氏が手掛けた珍しいローズピンクのシングルモルトとなれば、飲んでみたくなる気持ちは十分にわかります。
ピンクのハートに重ね合わせたような、ローズピンクに色づいたのは、フランス産のワイン樽で後熟をさせているためです。
イチゴやグレープフルーツのようなフルーティーさに酸味とビターさが感じられ、まったりした舌触りに続いて、後味は爽やかなので、まろやかなミルクチョコレートやチョコがけのドライフルーツにピッタリのシングルモルトといえるのではないでしょうか。
女性をターゲットに展開したウイスキーショップWですが、ここでしか飲めないウイスキーがあると、モルトファンに人気を博してきました。
ですが、ウイスキーを広める目的が達成されたと、2016年3月31日に閉店しています。