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珠玉の30年熟成「ザ・マッカラン 30年 シェリーオーク ブルーラベル」


■「ザ・マッカラン 30年 シェリーオーク ブルーラベル」の特徴

「ザ・マッカラン 30年 シェリーオーク ブルーラベル」は30年以上の長期熟成原酒が味わえる珠玉の逸品です。
マッカラン社が所有する森林から原木を切り出し、手間暇かけて造り出されたシェリー樽で、30年以上の歳月を経て熟成されました。
自社所有の農場で栽培された高品質な大麦から手作りされた麦芽と、蒸溜所のすぐそばにある泉の清廉な湧き水、自家醸成のイースト菌のみを用いて、こだわりの樽で育まれた原酒は、香りが高く、重厚感のある味わいが特徴です。

■蒸溜所の歴史

ザ・マッカラン蒸溜所は、優れたウイスキーが生み出される著名な蒸溜所がいくつもあるスコットランドのスペイサイドにある老舗の蒸溜所です。
1800年代には密造酒造りが問題となり、取り締まりのために国がライセンス制度を創設しました。
1824年にハイランド地区では2番目となる合法的な蒸溜所として、政府に認められた名門の蒸溜所として長きにわたって信頼を勝ち得てきました。
ライセンス取得前からウイスキー造りの実績を紡いできた老舗の蒸溜所であり、さかのぼること100年前の1700年代初頭には「いのちの水」として高い評価を得ていたと伝えられています。

■ウイスキー造りにかける類稀なる手間と時間

すでに300年以上の歴史を持つザ・マッカラン蒸溜所のウイスキー造りでは、何よりも熟成に使われる樽への並々ならぬこだわりがあります。
「ザ・マッカラン 30年 シェリーオーク ブルーラベル」に見られるように、樽の中で30年にもわたって熟成されることになれば、樽の特徴がウイスキーの風味や味わい、色などに現れるため、上質なウイスキー造りのために樽は重要なカギを握るからです。
シングルモルトのロールスロイスといわしめるザ・マッカランの味わいの起源は、森にあるといっても過言ではありません。
ザ・マッカランの味わいの決め手には樽の要素が8割、さらに自然で美しい色を出すには樽に100％由来すると、ザ・マッカラン蒸溜所では考えているためです。
上質なウイスキーの決め手となる樽を探求し続け、理想的な樽材を求めて、製法はもとより、原木の産地にも多大なるこだわりを持っています。
そして、見つけだしたのがヨーロッパとアメリカ、2つの大陸で採取されるオーク材です。
ほかの蒸溜所が製品化された樽の状態で仕入れることも多いのに対し、ザ・マッカラン蒸溜所では自社加工をするための樽材の価値を追求し続け、早くから投資を行ってきました。
ヨーロピアンオークで造られたシェリー樽は多孔質で、タンニンが比較的多く含まれる特徴があります。
そのため、長時間の熟成が必要になりますが、ウイスキーに美しい色合いと香りを醸し出してくれるのです。
一方で、アメリカ産のオークはヨーロピアンオークより密度が高く、シェリー樽やバーボン樽に最適な品質を持っています。
切り出された原木は1年から2年のときを経てじっくりと乾燥され、含水率レベルがウイスキーの熟成に適したレベルになるまで低下した段階で、ようやく樽へと加工されます。
さらに上質な樽と認められたものだけが、シェリーを詰められ、2年から3年をかけてシェリー樽として熟成されることになるのです。
そして、ようやくザ・マッカランになるためのスピリッツが詰められ、そこから30年にもわたって長期熟成の眠りへとつくことになります。
熟成に用いる樽が完成するだけでも、木の伐採から原酒となるスピリッツの樽入れまでに、約6年の歳月がかかっています。
さらに「ザ・マッカラン 30年 シェリーオーク ブルーラベル」になるには、そこから30年以上もの歳月がかけられます。
「ザ・マッカラン 30年 シェリーオーク ブルーラベル」のように自社の森林で育った原木から造られた樽ともなれば、次の時代に用いるために植林も行われ、何十年というときを経て樽材として成長していくことになるのです。
1世代の職人だけでは完結しないプロセスであり、伝統の技術が脈々と受け継がれていることを物語っています。