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数々の分野で高得点を獲得したヴィンテージワイン

■高得点を総なめにしたサッシカイア2015年もの
サッシカイア(SASSICAIA)2015は2015年ヴィンテージワインとして、ワイン・アドヴォケイト誌のパーカーポイントで97点、ワイン・スペクテーター誌のワインスペクターでは、1985年以降の30年間で最高得点となる97点を、そしてジェームス・サックリングでは98点もの高い得点を獲得しました。
この点数の高さからも分かるように、2015年のサッシカイアは過去のヴィンテージワインの中でも、最高の出来栄えを誇るヴィンテージとなったのです。
2015年のトスカーナ地方の気候は、冬から春にかけての時期が大変穏やかだったことから、例年に比べると夏の訪れが遅くなりました。
夏の暑さは9月中旬まで続きましたが、そこから一転して気温が一気に下がったため、 ブドウがゆっくりと実り、恵まれた気候の中で活き活きとしたまま成熟を遂げていくことができたのです。
「サッシカイア(SASSICAIA)2015」は、過去のパーカーポイントで100点を獲得した1985年の偉大なヴィンテージワインに大変よく似た仕上がりとなっています。
2015年ものは今すぐ飲んでも美味しくいただくことができますが、切れ味鋭い酸味と厚いボディは長期熟成に向いており、じっくりと寝かせて味わえばさらにサッシカイア・ヴィンテージの美味しさを堪能することができるでしょう。
インターナショナルワインリポートでも「サッシカイア2015は過去10年で試飲した中で最も魅力的で上質なヴィンテージ」と、各紙が大絶賛するほどの逸品となっています。

■気候が育む良質のブドウが美味しさの秘密
今や世界有数のワイン銘醸地となったボルゲリ地区は、トスカーナ州の中心地・シエナからまっすぐに西へと進む海沿いに広がり、地中海の温暖な気候が特徴となっています。
年間を通して降り注ぐ陽光は温暖な気候を生み、日中は暖かく夜は海からの風を受けて冷え込むため、寒暖差が多いこともボルゲリならではの特質です。
この温度差の開きが大きいことがブドウの成熟度を高め、肉厚で果実感たっぷりのブドウを育てることにつながっています。
また雨が少ないこともブドウ栽培の好条件となっており、収穫前に雨の影響でブドウが不作となる心配も少ないのです。
雨の少ない気候のおかげで、同じトスカーナにあるワイン銘醸地のブルネッロ・ディ・モンタルチーノのサンジョヴェーゼやキャンティと比べると、2週間ほども早くブドウの収穫ができることもボルゲリ地区が持つ大きな特徴です。
この土壌はもともと石が多いことからサッシカイアの名前が付いたほどで、砂質や石灰質、粘土質が複雑に入り組んだ土質となっています。
また地中海に近いということもあって土壌に流れ込むミネラル分が大変豊富で、日当たりが良く緩やかな起伏のある地形は水はけが良いという利点もあります。
サッシカイアのブドウ畑は広大な敷地で、ブドウ栽培に適した土壌を選んで育てるためあちこちにブドウの木が点在しています。
こうして良質なブドウが育ちやすい環境を選んで植えることで、上質のワインを造るために最適なブドウを収穫することができるのです。

■古き良き時代のボルドーワイン
サッシカイアが目指しているワインとは、フィネスと酸味を備えたバランスの良い古き良きフランスのボルドーワインです。
重厚で厳格なボルドースタイルに、イタリアワインが持つ明るくて優雅な雰囲気が溶け合い、調和の取れた独特のワインスタイルを確立したこともサッシカイアの魅力の一つでしょう。
グラスに注ぐとブラックベリーなどが放つ芳醇な果実の香りに、甘草やスパイスのスパイシーな香りが重なって味を引き締めます。
またなめし皮の存在が香りに複雑さを加え、ふくよかで甘い香りを生み出すことにもつながっています。
一口含めば、シルクのように滑らかな舌触りと喉ごしの良さを感じることができ、美味しさの余韻を長く楽しむことができる仕上がりです。
ジューシー感溢れる果実味と酸味が見事なバランスで調和し、これぞ至宝のワインと言わざるを得ません。
またサッシカイア2015は約30年にわたっての熟成が可能ですので、飲み頃が長くワインセラーでじっくりと寝かせることができる逸品となっています。