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シェリーカスク由来の穏やかで優しい甘さが際立つ逸品

■ボウモアらしさが堪能できる実力派ウイスキー

「ボウモア 15年 ダーケスト」はバーボン樽で原酒を12年間熟成させ、その後オロロソシェリー樽に移してさらに3年間熟成させた計15年熟成のウイスキーです。
シェリーカスク由来のレーズンの甘みとボウモアならではのスモーキーさが溶け合い、ウッディで甘美な味わいが楽しめます。
個性の強いアイラモルトの中でも優しい味わいが特徴のボウモアですが、この「ボウモア 15年 ダーケスト」も穏やかながら力強さを感じさせるスモーキーな仕上がりとなりました。
「ボウモア 15年 ダーケスト」は2010年に香港で開催された「香港インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション2010」で、見事金賞を受賞するという栄誉に輝きました。
その後も2016年にイギリスで開催された「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ（ISC）2016」でも金賞を獲得し、世界でその品質の高さが認められたのです。
ウイスキー好きにはぜひストレートで味わっていただくのがおすすめですが、水割りやオンザロックでもシェリーカスクの果実感とボウモアらしいスモーキーさを存分に楽しむことができます。

■アジア最大級の規模を誇るコンペティション

「ボウモア 15年 ダーケスト」が金賞を受賞した「香港インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション」はアジアで最大級の規模となる酒類品評会（コンペティション）で、「香港貿易発展局（HKTDC）」が主催者となっています。
2019年に開催されたコンペティションでは世界30の国と地域から延べ1,000人以上の人が集まり、開催期間は3日間でした。
最終日は18歳以上であれば一般の人の入場することができたため、会場は大きな熱気に包まれました。
「香港インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション」には高級ワインやスピリッツが多数集結し、会場には年代物のお酒が調達できるステージも用意されます。
世界中のバイヤーがヴィンテージワインや希少なスピリッツを求めて集まり、バイヤー以外にもソムリエやホテリエ、飲食店経営者から販売業者までお酒にまつわるさまざまな分野の人々が注視しています。
そんな目の肥えた人々の注目を集め、金賞に輝いた「ボウモア 15年 ダーケスト」はまさに世界がその味と品質の高さを証明したといっても過言ではありません。
最終日には金賞を受賞した「ボウモア 15年 ダーケスト」を一口でも味わおうと、多くの一般来場者がボウモアのブースに行列を作りました。

■サントリーの山崎蒸留所で試飲ができる

経営悪化のためほとんど稼働していなかったアイラ島のボウモア蒸留所を、30％の資本参入で経営を立て直したのがサントリー（現在のサントリーホールディングス）です。
1994年にはボウモア蒸留所を完全子会社化し、実質的なオーナーとなりました。
サントリーの山崎蒸留所では有料見学ツアーを実施しており、蒸留所内でウイスキーの有料試飲もすることができます。
試飲できる銘柄の中には「ボウモア 15年 ダーケスト」も用意されており、実売価格が7,000円ほどする高級ウイスキーであることから、ボトルごと買う前に試飲ができるのはありがたいという声が多数聞かれます。
オロロソシェリーカスクで熟成した透き通った琥珀色が美しい「ボウモア 15年 ダーケスト」は、サントリーの銘酒「響30年」よりも若干赤みがかった色合いになっているのが特徴です。
グラスに注げばアイラモルト特有のヨード臭が真っ先に香り立ち、続いてカラメルの甘い香りとコクのあるチョコレートの香りが続いてきます。
そしてボウモアの魅力であるレーズンのフルーティーな香りとバニラの甘い香りが、ピーティーなスモーキーの香りと見事に調和しているのがわかります。
アイラモルトはさぞかし刺激が強いウイスキーだと考えている人も少なくありませんが、「ボウモア 15年 ダーケスト」はなめらかな口当たりとしっとりとした味わいが楽しめる仕上がりです。
落ち着いたヨード香が上品さをもたらし、まさに「アイラモルトの女王」にふさわしい銘酒を山崎蒸留所で味わってみてはいかがでしょうか。