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アイラ島の自然の恵みが詰まったボウモア18年

■ボウモア18年の発祥の地

ボウモア18年は、スコットランドの孤島アイラ島にあるボウモア蒸留所で生まれました。
アイラ島で生み出されたウイスキーの特徴として挙げられるのが贅沢な香りです。
アイラ島ならではの特別なスモークの香りを楽しめるだけでなく、海藻から発生される磯やヨードの香りまでも堪能することができます。
麦芽にたっぷりと染み渡ったアイラ島ならではの香りを存分に感じながら、濃厚なウイスキーを贅沢に味わえるのもボウモア18年の魅力となっています。
アイラ島の自然の恵みをたっぷりと感じることができ、一度味わったら忘れられない絶妙なスモーク感やヨードの香りを楽しめます。

■ボウモア18年の歴史

1779年に創業したボウモア蒸留所では、年々所有者が入れ替わり、それぞれのこだわりの製造法にて、より良いボウモアを生み出すため精を出してきました。
1779年に創業してから200年ほどが経過し、それまで経営難だったボウモア蒸留所は落ち着きを見せ始めます。
それまで買収が幾度となく行われてきましたが、1989年には日本の代表的な酒造メーカーである現在のサントリーホールディングスが資本を買取り、その後1994年に正式なオーナーとなりました。
ボウモア蒸留所は、創業後すぐに成功したのではなく、幾年もの時が流れ経営状態を安定させました。
経営状態が悪かった当時は、古い樽を再利用しボウモア作りを行っていましたが、この悪い状況を打破したのが、あのサントリーホールディングスだといわれています。
2014年にボウモア蒸留所のオーナーとなったことから、設備を整えることに成功し、より良いボウモア作りを実現するまでに大きく変化を遂げました。

■長年受け継がれているボウモアの製造法

ボウモア18年の製造法には大きな特徴があります。
その一つが、昔から続けられている伝統的なフロアモルティングという製造法です。
フロアモルティングは、床の上で大麦を発芽させる製造法であり、旨味を引き出すボウモア18年を造るのに欠かせない製法となっています。
また、大麦の大きく成長させることはボウモア作りではご法度です。
ある程度発芽した後は、大麦の芽の成長をストップさせることもボウモア作りの製造法もこだわりといえます。
ある程度発芽した段階で大麦を乾燥させ、仕込み水と合わせて麦芽を作ります。
その後、絞り出された麦芽は60時間もの長い間にかけて発酵され、小型のポットスチルで蒸留してアルコール濃度を高めていくのです。
現在、ボウモア蒸留所には、初溜と再溜を行う計4基のポットスチルが用意されています。
この小型のポットスチル4基を使い2度にわたり行われる蒸留でアルコール度数を69％にまで高めていきます。
この工程を行うことで原酒が出来上がりますが、この後ボウモア18年をすべて貯蔵するわけではありません。
上質な香りを持ったもののみを樽に詰めて熟成させるのもボウモア18年のこだわりの製造法といえるでしょう。

■樽にもこだわり造られたボウモア18年

ボウモア18年を製造する上で欠かせないのがバーボン樽とシェリー樽の2つです。
バーボン樽にはホワイトオークを使用する一方で、シェリー樽にはスパニッシュオークの樽が使用されています。
およそ7割がバーボン樽を使用しているのも特徴となっており、これにより蜜のような甘さを存分に感じられるようになります。
ボウモアファンからも厚い支持を得る18年は、酒齢が18年以上の原酒を厳選して造られた一品です。
シェリー樽の香りを感じられるのはもちろんのこと、甘みが際立つのもボウモア18年の特徴といえるでしょう。
また、フルーティーな爽やかさも持っているため、女性にもおすすめです。
飲み始めは、スモーキーさを感じながら、その後フルーツやビターチョコの味わいも楽しめるなど数多くの魅力があります。
たっぷりと熟成されたボウモア18年の味わいと香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。