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ロゼ・シャンパーニュも絶品

■日本への輸入量が急増中の注目シャンパーニュ

日本ではシャンパンの名でおなじみですが、フランスのシャンパーニュ地方で作られる発泡性の白ワインは、シャンパーニュが正式な呼び名となります。
そんなシャンパーニュの中で日本でよく知られているのが、シャンパーニュ地方にあるメゾンの中でも特に有名なドン・ペリニヨンやモエ・エ・シャンドン、ヴーヴクリコといったあたりです。
これらは日本だけでなく、もはや世界中で有名なメゾンで、ドン・ペリニヨンこそが真のシャンパーニュだという人もいれば、モエ・エ・シャンドンが一番という人もいて、それぞれのメゾンが持つ個性が異なるシャンパーニュの味わいが、多くの人を虜にしていることが分かります。
日本で近年輸入量が劇的に増加しているのが、「アルマン・ド・ブリニャック」と呼ばれるシャンパーニュです。
実はアメリカのセレブたちにの間で大人気で、トム・クルーズやレオナルド・ディカプリオら、そうそうたるハリウッドセレブの面々がアルマン・ド・ブリニャックに夢中になっているとあり、六本木にニューヨーク発の人気クラブがグランドオープンした際にVIPたちに振る舞われたアルマン・ド・ブリニャックは、30リットルで1,000万円だったと言いますから驚きです。

■「アルマン・ド・ブリニャック」を作っているメゾンとは

アルマン・ド・ブリニャックは、シャンパーニュ地方では伝統的な造り方であった複数のヴィンテージをブレンドする、マルチヴィンテージと呼ばれる方法で作られているのが特徴です。
ただ、近年はこうした作り方をするメゾンは少なくなっており、伝統的なシャンパーニュづくりができる確かな技術を持っているメゾンが作っていると推測できます。
アルマン・ド・ブリニャックを世に送り出したのは、1763年に家族経営のハウスとして創業したキャティア家で、シャンパーニュ地方においては言わずと知れた存在です。
250年以上にわたってブドウの栽培から醸造に至るまですべて手掛けて現代に受け継いできたことが、シャンパーニュの伝統的な製法であるマルチヴィンテージに強いこだわりを持たせているのかもしれません。
この強いこだわりから生まれる伝統的なマルチヴィンテージのシャンパーニュを、斬新なデザインのメタリックボトルに詰めるという革新的なアイデアが、アメリカのセレブたちのハートをわしづかみにしたのでした。
マルチヴィンテージがもたらすシャンパーニュの上質な味わいと、美しく斬新なボトルデザインは、アメリカのセレブたちにとってステータスと映るようです。

■伝統を大事にしながらも慣習にとらわれないメゾン

シャンパーニュキャティアは、シャンパーニュ地方の中でも上質のブドウが採れる栽培地区に、プレミアクリュの畑を20ヘクタール所有しています。
しかしながらプレミアクリュという格付けは、ブドウ畑の等級においては特級のグランクリュの下に位置する1級であることから、意外に感じる人も多いでしょう。
シャンパーニュ地方では、いまだにブドウ畑の等級という慣習上の格付けを重視する傾向がありますが、シャンパーニュキャティアではブドウの等級ではなく、畑を取り巻く自然環境をより重視するなど、これまでの慣習にとらわれない革新的な考えを持っています。
キャティアによる伝統と革新の融合によって、アルマン・ド・ブリニャックは生まれたのでした。

■ロゼ・シャンパーニュも味わってみたい

アルマン・ド・ブリニャックの名を一躍世界に広めたのは、2010年に1,000ものシャンパーニュの中から世界一に選ばれた、アルマン・ド・ブリニャックシリーズとして製造された最上級白ワインがきっかけです。
アルマン・ド・ブリニャックシリーズにはピンクのメタリックボトルがかわいい雰囲気を醸し出すロゼもラインナップしています。
「ブリュット ロゼ」は、ピノ・ノワールを50%、ピノ・ムニエを40%用いて、さらにシャルドネを10%使用しています。
これに、ロゼ・シャンパンのために特別に作った赤ワイン12%をブレンドしており、アルマン・ド・ブリニャックだからこそ作れるロゼ・シャンパーニュとして、こちらもぜひ味わっていただきたい逸品です。
伝統的な製法で造られたロゼシャンパンは、グリルされたような繊細なスモーキーな香りが広がり、フレッシュなイチゴとブラックカラントのアロマとともにシルキーな余韻が残ります。