menu list買取商品 - イチローズチョイス 1981 シングルグレーン川崎
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イチローズチョイス 1981 シングルグレーン川崎の高価買取致します
イチローズチョイス 1981 シングルグレーン川崎のご紹介
買取参考価格 | 252000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 川崎蒸留所/ベンチャーウィスキー秩父蒸溜所 |
分類 | グレーンウイスキー |
タイプ | 700ml/62.4度 |
「イチローズチョイス 1981 シングルグレーン川崎(ICHIRO’S CHOICE 1981 SINGLE GRAIN KAWASAKI)」は、ボトリング本数710本の希少なウイスキーです。
川崎蒸留所にて蒸留されたグレーンウイスキーは、山梨にある貯蔵庫にて保管され、ゆっくりと熟成が進んでいきました。
そして日本のシングルグレーンとしては稀な長期熟成の時を重ねていったのです。
2009年にこの樽が発見され、秩父に移動された後、ボトリングされました。
従来のグレーンウイスキーのイメージを覆す、長期熟成ならではの力強く奥行きのある味わいは、時が作り上げた過去からの贈り物です。
イチローズチョイス 1981 シングルグレーン川崎の歴史
■日本には蒸留所がたくさんある
ウイスキーには専用の蒸留所を建設することが欠かせません。
ウイスキーの蒸留はとても繊細な作業が要求される上に、物によっては長年にわたって熟成させて初めていい味になるものもあるため、保管しておく場所が必要だからです。
それゆえたとえばサントリーが山崎蒸留所や知多蒸留所をもっていたり、ニッカウヰスキーが余市蒸留所や宮城峡蒸留所を持っていたりするように、日本では企業が専用の蒸留所を各地に建設しています。
現在の日本ではこうした蒸留所がおよそ20か所あります。
最近では日本のウイスキーが世界的に飲まれる傾向にあるので、新たに建設された蒸留所も多く、この数はより増えていくのではないかと予想されています。
一方、新たに生まれる蒸留所もあれば、かつては隆盛を誇っていたものの様々な事情によって閉鎖せざるを得なくなった蒸留所も存在します。
川崎にある蒸留所はその一つでした。
■1935年に生まれた川崎工場
川崎蒸留所は元はと言えばお酒を全般的に取り扱う工場で、ウイスキーの蒸留はあくまで数ある作業の中の一つでした。
この工場を建てたのは昭和酒造という会社で、当初はアルコールを作ったり合成清酒を作っていました。
ウイスキーを扱い始めたのは戦争が終わって二年後の1947年のことです。
もっとも、ウイスキーを独自に開発するノウハウはまだ持っていなかったため、他所から原酒を取り寄せて自分なりにブレンドする作業がもっぱらでした。
ウイスキーの販売が順調であることを見て取った会社は、その後本格的にモルトウイスキーの製造に着手することとなります。
その結果、1959年にサンラックゴールドウイスキーという商品を生み出すことに成功しました。
昭和酒造はそのころ三楽酒造と名前を変えており、三楽から名前を取ってサンラックという商品名を編み出したのです。
この商品はちょうど日本の経済が良くなってきたところに売り出されたこともあって順調な売れ行きを見せました。
このことによって川崎蒸留所は日本を代表する蒸留所として認められるようになったのです。
■川崎蒸留所のその後
その後三楽酒造は様々な企業と契約を結び、事業を展開していくこととなりました。
それに合わせてモルトウイスキーの製造は軽井沢に拠点を移すこととなり、川崎蒸留所ではだんだんとモルトウイスキーは作られなくなっていきます。
その代わりに作り始めたのがグレーンウイスキーでした。
このグレーンウイスキーは川崎蒸留所で保管され、販売されていたのですが、やがて川崎蒸留所に悲劇が訪れます。
なんと2003年に川崎工場が閉鎖してしまったのです。
保管されていたグレーンウイスキーは日の目を見ないまま眠り続けるかに思われました。
しかし、工場閉鎖から6年ほど経った頃になって、ベンチャーズウイスキーが川崎蒸留所で作られたグレーンウイスキーを発売すると発表したのです。
これには多くのウイスキー好きが歓喜しました。
もう二度と味わえないかもしれないと諦めていたところに販売の知らせが届いたのですから、喜びはひとしおだったでしょう。
そうして発売されたのが「イチローズチョイス川崎1981」なのです。
商品名に記載されている通り1981年に製造されたグレーンウイスキーは、30年近く熟成されることで他にはない味を手に入れることとなりました。
一般に発売されている熟成ウイスキーの中にあって30年近く熟成されているものは大変珍しいです。
一口味わってみれば、きっと30年もの時間を丸ごと味わうような気分になれるでしょう。
初めは柑橘系の味がやってきたかと思えば、口の中で転がすうちに甘みがやってきて、後味はほんのり苦い、という実に奥深いテイストとなっています。
川崎蒸留所で作られた原酒には限りがありますので、当然ながら販売される数もごくわずかです。
今でなければ飲めないかもしれません。
見かけたらもう二度と会えないかもしれないと心がけてください。
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