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年ごとに異なるバッチが魅力のラフロイグで人気を誇る逸品

■毎年リリースを楽しみに待つ人も多い

スコットランド・アイラ島にあるラフロイグ蒸溜所が造ったウイスキーの「ラフロイグ 25年 カスクストレングス」は、ピート香とスモーキーさが健在のラフロイグらしさが味わえる一本です。
「ラフロイグ 25年 カスクストレングス」はスパニッシュ・オロロソカスクとアメリカン・バーボンカスクのそれぞれの樽で、25年もの歳月をかけて熟成させた原酒をバッティングしています。
ラフロイグの代名詞でもある個性的なスモークの香りとピート香の中には、シェリーカスクが醸し出した柔らかくて上品な味わいが浸透した秀逸品に仕上がりました。
「ラフロイグ 25年 カスクストレングス」にはラフロイグの味わいからは想像できない、滑らかなバニラクリームの差が感じられるのが特徴です。
強烈なスモーキーな香りが代名詞のラフロイグらしからぬほんのりとしたスモーキーさに、オロロソシェリー樽ならではのフレッシュな白ブドウやレモンの爽やかさと、フルーティな果汁感の両方が楽しめるおいしさとなっています。
毎年造られるたびにテイストが異なる「ラフロイグ 25年 カスクストレングス」は、発売を心待ちにしているファンも少なくありません。

■ラフロイグ25年は毎年違う味わいが楽しめる

2007年に発売されて以来、2010年を除いて毎年発売されている「ラフロイグ25年」ですが、毎年少しずつバッチ（いくつもの樽からモルト原酒をバッティングし、ブレンドが完了したタンクのこと）が異なっているのが特徴です。
ウイスキーはボトリングする前に加水してアルコールの強度を標準比率に引き下げる場合と、カスク（樽）から取り出してアルコール強度を保ったまま一切の加水をせず、熟成で生じた成分も取り除かないカスクストレングスの2種類があります。
また「ラフロイグ25年」は年によってラベルが黒ラベルになったり白ラベルになったりするため、銘柄名はどれも同じでも、飲み比べてみると味わいが微妙に異なっていることが分かるはずです。
ラフロイグといえば強烈なヨード臭とピートの効いたスモーキーさ、そしてしっかりとしたオイルにタールの刺激がある点です。
しかし「ラフロイグ25年」はフルーティさやオークの新樽ならではのオーキーさなど、年度ごとにさまざまな個性のフレーバーが現れます。
その違いを楽しむことができるのも、「ラフロイグ25年」の大きな魅力となっています。

■各ジャンルにはいろいろな高級酒が揃う

お酒にはさまざまなジャンルがあり、それぞれの中で高級酒や幻の銘酒などと謳われるものがあります。
日本人にとってなじみが深いお酒といえば何といっても日本酒でしょう。
日本酒では「久保田」や「越乃寒梅」「八海山」などが高級日本酒として知られています。
また焼酎の世界にも「幻の芋焼酎」として「3M」の称号で呼ばれている「魔王」と「村尾」、そして「森伊蔵」があります。
いずれも流通量が少ないのに焼酎としてのクオリティが高いことから、購入希望者が後を絶ちません。
海外産の高級酒が多いブランデーでは、ヘネシーの「リシャール」が高級コニャックとして有名です。
またコニャック製造会社では最も歴史が古いとされるマーテルが造っている「L'OR DE JEAN MARTELL」は、「リシャール」よりも高級なブランデーとなっています。
30万円や40万円もするブランデーに比べると、ウイスキーは高級酒でもまだ手が出やすい価格かもしれません。
世界で最も愛されているといっても過言ではないスコッチ・ウイスキーメーカーのジョニーウォーカーでは、「ジョニーブルーラベル」が高級品となっています。
そのほかにもザ・マッカランの「ザ・マッカラン12年ファインオーク」や、バランタインの「バランタイン21年」も贈答品としてよく使われる銘柄です。
日本が世界に誇るジャパニーズウイスキーの中にも秀逸品があり、ニッカウヰスキー宮城蒸溜所で造られた最高級品質のモルト原酒をブレンドした最高級プレミアムブレンドデッドウイスキーの「ザ・ニッカ12年」です。
こちらは1万円ほどで購入できる商品ですが、700ml入りの40年ものは100万円以上もの高値が付くほどの人気を誇ります。