menu list買取商品 - シャトー・ディケム 1997
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シャトー・ディケム 1997の高価買取致します
シャトー・ディケム 1997のご紹介
買取参考価格 | 13000円前後
生産国 | フランス |
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生産者名 | シャトー・ディケム |
地方 | ジロンド |
地区 | ソーテルヌ |
分類 | ボルドー/白ワイン |
タイプ | 750ml/14度 |
1990年以降にリリースされたディケムの中でも最良の出来栄えと言われているのが「シャトー・ディケム 1997」です。
フルボディで明るい黄金色をした「シャトー・ディケム 1997」は、カラメル、スイカズラ(忍冬)、桃、アンズ、スモーキーな樽香を思わせる煌びやかな香りに、とろりとした舌触りが印象強く、貴腐ワインらしい濃厚な甘やかさが特徴的となっています。
テロワールの素晴らしさを存分に表現したとろけるような極上の味わいで、上品な酸がフレッシュさを演出し、継ぎ目のない味わいがすべてのワインラヴァーを魅了します。
シャトー・ディケム 1997の歴史
フルーティーさとスモーキーさをあわせも待つシャトー・ディケム 1997
■シャトー・ディケム 1997の特徴
シャトー・ディケム 1997は1990年以降で最良と評される一本です。
明るい黄金色が特徴で、カラメルやアンズ、桃のような甘やかなフルーティーさとともに、スモーキーな樽香が漂います。
洗練されながらもフルボディのワインです。
熟成されてからも最適な飲み頃を迎え、50年から60年寝かせても楽しめると評価されています。
■シャトー・ディケムの歴史
1785年の創業以来、ずっと創業者一族によって受け継がれてきた歴史あるシャトーです。
多くのシャトーは所有者の変遷が激しく、売られたり、買い取られたり、一族以外の手に渡りながら生き残ってきたのに対し、リュル・サリュース家によって受け継がれてきました。
1968年に叔父から受け継いだアレクサンドル・ド・リュル・サリュース伯爵の時代に、有名なモエ=ヘネシーが買い取ろうとしたときがありましたが、伯爵が異議を唱えたことで売却は成立せず、いまでも創業者一族の手によって守られています。
創業者一族が守ってこられたということは、ワイン造りへのこだわりが受け継がれているだけでなく、財産的な基盤もしっかりしていたことを意味します。
そのためか、シャトー・ディケムは投資を惜しまず、経済的な損失も恐れないと有名です。
広大なシャトーのブドウ畑に97キロにも及ぶ精巧な排水システムを設置して、良質なブドウの栽培に注力しています。
さらにブドウは完熟するまで待ち、デリケートなブドウを150人もの摘み手を集めて収穫にあたらせています。
デリケートゆえに手摘みが必要となり、集められた摘み手は収穫シーズンの1ヶ月から1ヶ月半の間に、何度も畑を周って収穫をし続けるのです。
しかも、収穫したブドウも厳しい選果が行われます。
ブドウの質が悪かった年には摘み手たちが13回にもわたって畑を周って収穫したにもかかわらず、ヴィンテージ向けのワインは造られませんでした。
すべての収量を格下のワインに回してしまうのも、目先の利益を追い求めることなく、経済的な損失もものともしないシャトー・ディケムの、ワイン造りへのこだわりが伝わってきます。
高品質なワインを造り、納得がいくワインしか販売しないという、完璧までのこだわりです。
■シャトー・ディケムのワイン造りへの執念
こうしたシャトー・ディケムのワイン造りへのこだわりは、時に狂信的と評されることさえあります。
一本のブドウの木から、ワイングラス1杯のワインしか造らないと言われているほどです。
収穫後に厳しく選別されたブドウを用いたワインは、新樽の中で3年以上かけて熟成されています。
熟成の過程で、投入したブドウの20%は蒸発により失われてしまいます。
さらに瓶詰めの段階でも、最良の樽だけが厳選されることになるのです。
1975年、1976年、1980年は秀逸な年であったにもかかわらず、樽の20%が排除されたというから驚きです。
さらに1979年は不出来とされ、60%のワインが外されたほか、1978年には85%のワインがディケムの名にふさわしくないと排除されるに至りました。
これほどに厳しく、無情なまでの選別プロセスを経ているシャトーはほかにはないのではないでしょうか。
しかも、シャトー・ディケムでは、芳醇が少しでも失われることがないうよう、ろ過処理も行わないとされ、ワイン造りへのこだわりと執念が伝わってきます。
最良品だけを生産して販売を行うという確固たる信念があり、出来栄えに納得のいかない年はワインをリリースすることさえしません。
それゆえに、シャトー・ディケムは他の有名なボルドーワインのようにプリムールにも参加していません。
ボルドーワインはブドウの収穫後に長期間の熟成を経て出荷されるのですが、プリムールは熟成の途中でワインを先行販売するボルドー 独自のシステムです。
先行販売するということは、そもそも未熟成の段階でリリースしなくてはならず、シャトー・ディケムの理念に反するためです。
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