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歴史的な出来事をイメージしながら楽しめるカミュ ブックシリーズ フランス革命

■カミュ ブックシリーズ フランス革命の特徴

カミュ ブックシリーズ フランス革命はフランス革命200周年記念としてリリースされた、人気のブックシリーズの1作品です。
リモージュ焼きの22金の装飾を施した職人手作りの、本の形をした個性的で美しいボトルに、フランス革命をモチーフにデザインされた絵柄が描かれています。
ボトリングされたコニャックは、カミュの4代目当主であり、マスターブレンダーであるジャンポールカミュが希少なコニャック原酒を吟味して、年代物を含む原酒をブレンドしています。

■カミュの誕生と家族経営による伝統の伝承

カミュは1863年にフランスのコニャック地方でジャン＝バチスト・カミュによって立ち上げられた、コニャックメーカーです。
ジャン＝バチスト・カミュはもともとぶどう栽培やぶどう酒醸造を営むとともに、コニャックを卸売りする仕事をしていました。
自ら育てた上質なぶどうを使って最高のコニャックを作り、人々に愛されるコニャックを直接届けたいと考えた彼は、自らのコニャックブランドを立ち上げるべく、設立したブランドです。
ジャン＝バチスト・カミュは独立心が強く、先見の明があった人物として知られており、ほかのコニャックメーカーにはない独創的な発想や、時代に先駆けて新たな取り組みを行っていく姿勢は、創設から150年以上経った現在でも、一族に代々受け継がれてきました。
ジャン＝バチスト・カミュの時代から「ぶどう作りから、口に入るまで」の徹底した品質へのこだわりがあり、コニャック地方に所有する上質な土壌の自社農園でぶどう栽培から行っています。
品質へのこだわりと多くの人に最高品質のコニャックを届けたいという創業者の精神は、大手コニャックメーカーの中では珍しい代々の家族経営によって受け継がれています。

■ブックシリーズの生みの親

創業者の精神を受け継ぎ、カミュの名を世界へと知らしめていったのは、ジャン＝バチスト・カミュの2人の息子たちでした。
長男のエドモン･カミュはブランドイメージの強化に努め、次男のガストン･カミュは海外販売を推進していきます。
ロシア最後の皇帝であるニコライ2世に気に入られ、宮廷御用達コニャックとして指定を受けたことで、その知名度は一気に上がりました。
ブックシリーズの生みの親となり、現在のカミュのイメージである、個性的で美しいボトルの数々を生み出したのはガストン･カミュの息子であり、3代目となるミッシェル･カミュです。
彼は第二次世界大戦からの復興を遂げ、世界が経済的に盛り上がりを見せている1960年代初頭に免税市場に目をつけます。
ジャン＝バチスト・カミュの時代から受け継がれている先見の明を活かし、世界各国の免税店での販売をスタートさせたのです。
そして、世界を飛び回るビジネス出張者や世界旅行を楽しむ人たちをターゲットにし、お土産やギフトとして選びたくなる個性的で美しいボトルに入ったコニャックの販売を始めたのでした。
ブックシリーズに代表されるフランスの特産品であるリモージュ焼きの本の形をしたボトルをはじめ、世界的な人気を誇るバカラクリスタルのカラフに詰めたコニャックを売り出し、免税店でのシェアを不動のものにしていきました。

■ブックシリーズの人気

中でも本の形をしたほかにはないボトルが独創的なインパクトを放つ、ブックシリーズは土産物やギフトとして人気を集めるだけでなく、コレクターの目にも留まります。
ボトルの形状の珍しさに加え、ゴッホやルノワールなど世界の代表的な絵画をモチーフにし、世界的な歴史上の出来事を印象的なデザインで描いたシリーズが人気を集め、ボトルをコレクションする人、インテリアとして飾る人も現れました。
コニャックファンに愛されてきたカミュが世界へと広がり、さらに土産物やギフトとしてコニャックファン以外の手にも渡るようになり、さらにはコニャックだけではないコレクションとしての価値を求める人たいにも広まっていったのです。