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名画がボトルにカミュ ブックシリーズ マスターズコレクション ゴッホ 医師ガシェの肖像

■カミュ ブックシリーズ マスターズコレクション ゴッホ 医師ガシェの肖像の特徴

カミュ ブックシリーズ マスターズコレクション ゴッホ 医師ガシェの肖像はゴッホの有名な作品を描いた陶磁器製のボトルに、カミュこだわりのコニャックがボトリングされた限定品です。
コニャックの愛好者をはじめ、ゴッホの愛好者や美しいボトルのコレクターなどにも人気があり、市場流通価格も高くなっています。
ブックシリーズは、フランス特産のリモージュ焼きで職人が手作りした本の形をした特注のボトルに世界の名作などを、一つひとつ絵付けしたボトルにコニャックを入れたコレクターに人気のシリーズです。
カミュはフランスのコニャック地方で1863年に創業し、現在に至るまで150年にわたって、脈々と家族経営を続け、伝統を守り続けてきました。
伝統を重んじながらも、カミュのブランドの確立と長きにわたってカミュが続いていくよう、歴代当主が革新的な取り組みにチャレンジすることでも有名です。
ブックシリーズを生み出したのは、3代目当主のミシェル・カミュです。
そして、カミュ ブックシリーズ マスターズコレクション ゴッホ 医師ガシェの肖像に詰められているコニャックは、4代目マスターブレンダーであるジャン・ポール・カミュがブレンドを手掛けています。

■ゴッホの「医師ガシェの肖像」について

ゴッホ（1853年〜1890年）はオランダに生まれ、19世紀後半にフランスで活躍した後期印象派の画家です。
「医師ガシェの肖像」はゴッホの代表作の一つですが、制作されたのは、彼が自殺する約1ヶ月前の1890年6月のことです。
作品のモデルとなった医師のポール・ガシェはフランス・パリ近郊にあるオーヴェルの精神科医で、精神的に不安定な状態にあったゴッホの主治医と言われています。
ポール・ガシェは自らも絵画を描くアマチュア画家であったとともに、絵画愛好家でもあり、ゴッホの描く肖像画に魅了されていました。
ポール・ガシェはは週に数回程度、パリに出向いて診察を行っており、パリで1890年3月に初めてゴッホの診察をしたのをキッカケに、療養のためにゴッホをオーヴェールに招いたと言われています。
5月にオーヴェールを訪れたゴッホはガシェ一家の優しさに包まれて、再び創作意欲がよみがえり、村の風景や村人たちを描くようになりました。
そして、ガシェ本人の願いによって「医師ガシェの肖像」が描かれたと言われています。
もっとも、7月末にはゴッホは自殺を図って亡くなってしまうのですが、オーヴェールに滞在した2ヶ月の間に、なんと80点もの作品を残しました。
カミュ ブックシリーズ マスターズコレクションのボトルに描かれたゴッホの「医師ガシェの肖像」の実物は、現在、オルセー美術館に所蔵されています。

■世界で愛されるカミュ

カミュが生み出す伝統的でほかにはない個性を持つコニャックは、世界的な品評会であるロンドン国際ワイン＆スピリッツ コンペティションに3回出品して、3回とも最高賞となる金賞を受賞しています。
世界5大コニャックメーカーに数えられ、そのランクは世界最高峰として、世界のファンを魅了し続けているのです。
伝統を重んじながらも、ほかのコニャックメーカーにはない斬新な取り組みで、幅広いファンを取り込んでいるのも特徴です。
3代目当主のミシェル・カミュは、ブックシリーズをはじめとするコレクター心理を刺激する個性的なボトルを次々とリリースし、コニャックファン以外にもカミュの製品を広めることに成功しました。
カミュ ブックシリーズ マスターズコレクション ゴッホ 医師ガシェの肖像のブレンドを手掛けた4代目当主をジャン・ポール・カミュは、成長期に突入したアジア市場への参入を果たし、日本と韓国でのシェアを得ることに成功しました。
その結果、1980年代には世界で最も売れているコニャックとしての実績を残すことになったのです。
現在は5代目当主のシリル･カミュが、「最高峰のコニャック造り」を掲げて邁進しています。