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世界最北端のハイランドパークのハイランドパークザ・ダーク17年限定品のご紹介

■ハイランドパークについて

ハイランドパークは、1798年に創業されたスコットランドのオークニー諸島中心部カークウォールにある蒸溜所です。
カークウォールの町を見下ろすようにする高台に位置していることから、ハイパークなどと呼ばれていた歴史があり、ハイランドパークと名付けられたといわれています。
「北の巨人」という異名を持つことでも知られており、北緯59度に位置しスコットランド最北端のみならず世界最北端にある蒸溜所であり、大変権威ある蒸溜所として有名です。
スコットランドだけでなくスカンジナビアの文化を持つエリアであるため、ヴァイキングに由来する名が付けられたシリーズもあるほどです。
ハイランドパーク蒸溜所は、日中は聖職者として、そして夜にはウイスキー密造者として有名であったマグナス・ユンソンの密造所のあった位置に建設されています。
19世紀後半には、デンマーク王やロシア皇帝を招待したパーティーでハイランドパークを提供され、最上のモルトウイスキーだと称えられることになり、世界的に名が広まっていきます。
非常に深みのある甘さ、そしてスモーキーな香りが絶妙なバランスで、オレンジピールやビターチョコレートのような味わいであるため、女性にも人気の高いスコッチウイスキーです。
2005年、2009年、2013年にはアメリカの専門誌で「ザ・ベスト・スピリッツ・イン・ザ・ワールド」に、さらに2009年にもワールド・ウイスキー・アワードで「ワールド・ベスト・シングルモルト」に選ばれるなどして非常に高い評価を受けています。
200年以上もの伝統、そして職人の技術を守り続け、世界のウイスキー専門家、ウイスキーファンを虜にしてきたブランドです。

■ハイランドパークのこだわり

ハイランドパークは、仕込みから発酵まで一つの建物の中で行い、蒸溜は別の建物で行われています。
ポットスチルはストレートヘッド型で、スチームケトルの初留、スチームコイルの再留釜の4基が使われており、間接加熱方式で製造されています。
ハイランドパークに使われている仕込み水は、カティマギーの泉から引かれており、本来ならスコッチウイスキーの仕込みに使用するにはふさわしくないといわれている硬水を使用しているのが特徴です。
ピートも専用の採掘場・ホービスターヒルから採掘し、浅い地層から掘り起こされた若いピートを使い、ヘザーの根が多いのが特徴です。
枝も同時に焚き込むため、ハイランドパークはヘザーの味わいが強いスモーキーな味わいが生み出されているといえます。
また、ハイランドパーク蒸溜所では近年ではあまり見られなくなってきた伝統的なフロアモルティングの手法を一部使用しているのも大きな特徴です。
また熟成に自社で調達した樽にシェリーを熟成させるためにスペインに持ち込んでから取り寄せ、スコットランドのような寒冷な気候であっても熟成を進めることができます。
フレッシュ、リフィルの2種類のシェリー樽を主に使用しており、材質もヨーロピアンとアメリカンの2種を採用しています。

■ハイランドパークザ・ダーク17年限定品

ハイランドパークザ・ダーク17年限定品は、レミーコアントロージャパン株式会社より2008年3月12日に発売されたオークニー諸島の四季を表現するシリーズの第一弾として販売されたウイスキーです。
スコットランド最北の地における日照時間が短い秋、冬の時季を、漆黒色をしたボトルとオーク製のフレーム、ファーストフィルのヨーロピアンオーク・シェリーカスクで熟成した原酒で体現されています。
全世界で28,000本限定でリリースされている限定商品で、黒いパッケージには北欧神話に登場するヘビのようなドラゴンが描かれたデザインで、テイスティングノートやウイスキーの特徴が記載されているブックレットもセットとなっています。
アルコール度数52.9度です。
不快赤褐色のナチュラルカラーで、味わいはドライフルーツやシナモン、香ばしいアーモンドのような味わいにライトなピートスモークが香ります。