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■樽の違いによる個性が楽しめる限定品
サントリーシングルモルト山崎 ミズナラ ２０１３は2009年に始まった樽ごとの違いが楽しめる数量限定シリーズとして、山﨑蒸留所の4つの樽シリーズの1つであり、その2013年バージョンです。
毎回の販売で直ぐに完売となってしまう人気商品で、日本にしかないミズナラ製のレアな樽で熟成され、世界的にも高い評価を得ているジャパニーズシングルモルトの醍醐味が味わえるウイスキーとなっています。

■樽の違いで個性も異なる原酒が生み出される
サントリーでは1923年の山﨑蒸留所の開設以来、日本人の繊細な味覚に合ったウイスキー造りを行うべく、仕込から発酵、蒸溜、樽熟成の各プロセスにおいて、設備や製法、環境などを異ならせ、多彩な原酒の造り分けを行っています。
そのうえでマスターブレンダーやチーフブレンダーが原酒の熟成度や、企画した製品のコンセプトに合った原酒を見極め、１つではなく幾つもの原酒を厳選したうえで五感と受け継がれてきた技術を駆使して、繊細にバッティングを行っているのです。
多彩な原酒を造り分けるプロセスの中でも、特にウイスキーの風味や味わいに大きな影響を与えるのが、ウイスキー原酒が最も長い時間を過ごす樽の性質です。
樽に使われている木材の産地や材質、製法の違いで風味が異なるのはもちろん、樽の形状や容量でも違いが生じます。
さらに新しく造った新樽なのか、それとも他のお酒を寝かせていた古樽なのかでも違いが生じ、古樽の再利用の場合には以前、どんなお酒をどんな場所でどのくらい寝かせていたかでも香りや味わいに違いを与えることになるのです。
山崎蒸留所で開発、販売されているウイスキーは、このような形で育まれるさタイプの異なる様々な原酒の中から、ブレンダーが何種類も丁寧に組み合わせることで１本のウイスキーへと仕上げられていきます。
こうしたブレンテッドウイスキーや、多彩な樽の原酒を丁寧に組み合わせたシングルモルトが多い中、サントリーシングルモルト山崎 ミズナラ ２０１３をはじめとする数量限定シリーズでは、樽のタイプごとにどんな特徴を持っているかを味わえる貴重な機会が提供されています。
ミズナラをはじめ、シェリーカスクやバンチョン、バーボンバレルと樽のタイプの異なるウイスキーを飲み比べるのも楽しいものです。

■ミズナラ樽熟成へのこだわり
数量限定シリーズとして好評を得ているサントリーシングルモルト山崎 ミズナラ ２０１３は、まさにサントリーの樽選びのこだわりを体感できるウイスキーだといえます。
ミズナラは北海道産のミズナラという樹木から製造された樽で仕込んだ希少なモルト原酒を組み合わせて仕上げられています。
樽を造る木材を選ぶために、チーフブレンダー自らが富良野のミズナラ原生林に足を運んで選定をしているほどのこだわりようです。
ミズナラ樽を使うウイスキー造りは世界的に見ても珍しく、日本ならではのミズナラ樽で熟成させると独特の美しい琥珀色に色づき、白檀や伽羅といったお香や香木を思わせるオリエンタルな香味が出ます。
日本人にとってはホッとするような心安らぐような、懐かしいような香りであるとともに、海外の方にとってはエキゾチックでアジアンテイスト、日本を知る方にとっては日本的なワビサビを感じる落ち着きある香りとして高く評価され、国際的な品評会であるISCで、サントリーシングルモルト山崎 ミズナラ ２０１３は最高位の金賞を受賞した実績も持っています。
こだわりのミズナラ樽で熟成されたサントリーシングルモルト山崎 ミズナラ ２０１３は口に含んだ瞬間にほんのりと上品な香味を感じられたかと思うと、最後に続く余韻でその存在感がいっきに花開くアフターテイストも楽しめるウイスキーになっています。
ジャパニーズウイスキーの個性として世界的に認められ、ジャパニーズウイスキー＝ミズナラといっても過言ではないほど、その香りや味わいの個性を認識され、高い評価を得ています。