menu list買取商品 - 萬膳 匠の一滴 山田錦仕込み 2006
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萬膳 匠の一滴 山田錦仕込み 2006の高価買取致します
萬膳 匠の一滴 山田錦仕込み 2006のご紹介
買取参考価格 | 4000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 万膳酒造 |
地方 | 鹿児島県 |
地区 | 霧島市 |
分類 | 芋焼酎 |
タイプ | 720ml/35度 |
手造り甕仕込みで手間暇かけて丁寧に醸される万膳酒造の芋焼酎「萬膳 匠の一滴」は、3、4年に一度発売される限定品として出荷される銘柄で、万膳酒造の焼酎の中で最もプレミアムな焼酎と言われています。
原料芋に良質な黄金千貫(こがねせんがん)、麹米に山田錦、麹菌には秋田今野の吟香黄麹、そして仕込水には軟水の霧島レッカ水を用いて造られでおり、同じ黄麹の「萬膳庵」よりやや奥深い味に仕上がっています。
端麗で上品なサツマイモ由来の芳醇で甘い香味と、山田錦や黄麹のまろやかでコク深い味わいがバランスよく感じられ、柔らかな舌触りが魅力的な逸品です。
萬膳 匠の一滴 山田錦仕込み 2006の歴史
大量生産しない万膳酒造の焼酎造り
■ マニア垂涎の芋焼酎が誕生するまでの苦労とは
万膳酒造の焼酎といえば、焼酎マニアにとっては一度は飲んでみたい、そして一度飲んだら何度も飲んでみたくなること必至の焼酎を造る蔵元です。
創業は1922年、元号にすると大正11年のことで、酒の酒造免許とともに販売店としても経営をしており、蔵と店の両方で万膳の名が使われていました。
この経営が大きな転換を迎えたのが1969年のことで、現在の四代目当主である万膳利弘さんの父親にあたる三代目が早くに亡くなってしまいます。
父を失ったときの利弘さんはまだ10歳、とても蔵を経営する力はなく、1969年に万膳酒造は焼酎造りを断念し、蔵を一時休業したのです。
蔵での焼酎造りが再開されたのは1999年、実に33年もの間、万膳酒造が焼酎を造ることはありませんでした。
唯一、看板商品だった真鶴だけは、隣町にある焼酎の蔵で造り続けてもらっていましたが、バブル景気に沸いたころの日本では、鹿児島県といえば焼酎というお国柄にも関わらず、長年地元に根差していた真鶴でさえも売れ残り、在庫ができて仕方がなかったといいます。
今ではマニアにとって垂涎の的である真鶴さえ困りものの存在だったのですから、万膳酒造の名を冠した萬膳と萬膳庵が出来上がるまでは、地元の人ですらも買わない焼酎になっていたのです。
■ バブル景気に助けられた万膳
万膳酒造が蔵を休業してもやっていけたのは、1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月までの51ヶ月間を指す、いわゆるバブルと呼ばれる好景気に沸いた時期に、酒の販売ができる万膳酒店があったからです。
とにかくこの時期は酒が飛ぶように売れ、しかも売れるのは高級なワインやシャンパン、ウイスキーといった洋酒だったことから、売上も相当なものになったのでしょう。
このバブル期の収益があったからこそ、利弘さんは四代目としてもう一度焼酎を造りたいと考えることができたといえるかもしれません。
利弘さんはバブル期のさなか、飛ぶように売れる酒の配達のため、朝早くから夜遅くまで妻と2人で駆けずり回りました。
2人の息子にとって、子供のころの両親はとにかく配達をしている姿しか記憶にないというくらいですから、おもしろいように売れた一方で、大変さも一入だったといえます。
とはいえ、バブル期に万膳酒店でお酒が売れたからこそ、利弘さんは名杜氏の叔父、宿里(やどり)利行さんに教えを請い、3年間みっちりと焼酎造りを叩き込んでもらうことができたのでしょう。
■ 遂に万膳酒造の萬膳が完成
名杜氏だった叔父の宿里(やどり)利行さんは、たった3年間で利弘さんに焼酎造りの極意を叩き込み、それと同時に万膳酒造の焼酎を、ほかには真似のできない上質なものに仕上げ、亡くなります。
まるで、杜氏として最後の仕上げの仕事を、甥のために残しておいたかのようでした。
利弘さんはそんな叔父に感謝し、万膳酒造の味を作ってくれたのは叔父と公言してはばからず、今も叔父に教わった通りの手間のかかる方法で焼酎造りを続けています。
万膳酒造が大量生産をしないのは、偉大な杜氏だった叔父からの教えを実直に守る四代目の感謝の気持ちといえるでしょう。
■ 3~4年に一度のお楽しみ
萬膳 匠の一滴 山田錦仕込み 2006は、手作り甕仕込みによって手間暇かけて丁寧に醸された万膳酒造自慢の芋焼酎で、2006年に販売されたものです。
匠の一滴が販売されるのは3~4年に一度というスパンで、万膳酒造が誇る最もプレミアムな焼酎です。
原料芋には良質な黄金千貫のみを用い、麹米には酒米好適種として知られる山田錦を使っています。
さらに、麹菌には秋田今野の吟香黄麹を使うというこの組み合わせは常に変わりません。
仕込水には万膳酒造の命ともいえる霧島レッカ水を用いており、黄麹を使っている萬膳庵よりさらにグレードアップした奥深い味が特徴です。
厳選した黄金千貫の芳醇で甘い香味に、山田錦と黄麹のまろやかさ、深いコクといった要素がバランスよく交じり合って、やわらかな舌触りを楽しめます。
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