menu list買取商品 - 喚火萬膳 匠の一滴 黒麹 43度
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喚火萬膳 匠の一滴 黒麹 43度の高価買取致します
喚火萬膳 匠の一滴 黒麹 43度のご紹介
買取参考価格 | 4500円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 万膳酒造 |
地方 | 鹿児島県 |
地区 | 霧島市 |
分類 | 芋焼酎 |
タイプ | 720ml/43度 |
鹿児島県の老舗の酒蔵「万膳酒造」で造られる「萬膳」は、手造り麹をかめ壺で仕込み、ろ過せずじっくり時間と手間暇をかけて作られた独特の味わいが特徴のお酒です。
今では入手困難となっている全国500本限定で販売された「喚火萬膳 匠の一滴」は、麹米は秋田県産ひとめぼれで仕込み、麹菌には河内麹菌NK黒麹を用いて醸されており、蒸留し始めに抽出されるアルコール度数の高い原酒を3年間寝かせたものがボトリングされています。
「喚火(かんか)」とは、火が火を呼ぶ(友が友を呼ぶ)という意味があります。
喚火萬膳もその名の通り、さっぱりとした味わいながらも火のような熱さで喉を通りすぎるアルコール度数の高い焼酎です。
喚火萬膳 匠の一滴 黒麹 43度の歴史
プレミア芋焼酎を生み出す万膳酒造の特別な焼酎
■小さな酒蔵が生み出すプレミア焼酎の数々
真鶴に「萬膳」といった芋焼酎の名を聞けば、焼酎好きなら黙っていらないでしょう。
鹿児島県霧島市の霧島連峰の山奥に蔵を構える、「万膳酒造」が造り出すプレミア焼酎で、生産本数が少ないことから、なかなか手に入れることができない焼酎として知られています。
創業は大正11年で、創業時から万膳家が酒蔵と酒店の両方を営んできました。
そんな万膳酒造の代表的な銘柄が真鶴で、マニア垂涎の芋焼酎として有名です。
万膳酒造4代目の万膳利弘さんは、自身が当主となった時代にバブル期を迎えたことから、1999年から30年にわたって焼酎造りを行わないという決断を下しました。
父にあたる3代目が亡くなった直後のことで、4代目は焼酎造りの酒蔵を封印し、ひたすら酒店経営に力を注いだのです。
その理由はバブル経済に沸く日本で、洋酒ばかりが売れたことが最大の理由でした。
その売れ方はまさに飛ぶようにという言葉がピッタリで、高い洋酒ほど売れていったと言います。
そもそも万膳家に酒蔵しかなく、酒を売る販売店がなかったとしたら、焼酎造りをやめるという選択肢はなかったかもしれませんが、酒店というもう一つの生業があったために、酒店経営に専念したほうがいいという判断は当主としては正しかったと言えるでしょう。
洋酒が高値で売れるということもありましたが、焼酎アイランドと呼ばれる九州においても焼酎がさっぱり売れなくなっていたからです。
売れない焼酎を造り続けるよりは、売れる洋酒をどんどん売って利益を上げるのも、当主として苦渋の選択だったに違いありません。
ただ、万膳酒造が創業以来造ってきた真鶴だけは、隣町の焼酎蔵で造ってもらっていたと言いますから、焼酎を造れない悔しさは常に4代目の胸の内にあったのでしょう。
■4代目の悔しい想いが万膳酒造を変えた
4代目の利弘さんは、祖父の弟であり、大叔父にあたる宿里利行(やどり・としゆき)さんを非常に尊敬していました。
宿里利行さんは、焼酎を造らせたら右に出る者はいないとまで言われる偉大な杜氏で、さらに蒸留酒である焼酎とはまったく異なる醸造法の醸造酒、つまり日本酒といったお酒でもなんでも造れる優れた杜氏でした。
4代目として洋酒の販売に専念することを選んだ利弘さんでしたが、偉大な大叔父があの森伊蔵酒造に引き抜かれる直前、焼酎造りの教えを乞うたのです。
宿里利行さんが又甥に対し、3年にわたってアメとムチによる指導で焼酎造りを教え込んだことで、万膳酒造の焼酎は酒蔵休止という異例の事態から再び立ち上がります。
伝説の杜氏だった大叔父が現在の秀逸な万膳酒造の味を確立したと、4代目・利弘さんの息子である博幸さんが言い切る裏には、博幸さんにとっても宿里利行さんは、「祖父の弟」という言葉ではとても言い表せない存在だからなのでしょう。
■万膳酒造の萬膳の中でも特別な一本
万膳酒造の芋焼酎は、萬膳と萬膳庵、そして真鶴が有名で、いずれもマニア垂涎の的のプレミア焼酎ですが、そんな万膳酒造が送り出した焼酎の一つに、「喚火萬膳 匠の一滴黒麹43度」があります。
これは全国で販売されたものの限定500本だったことから、万膳酒造と取引のある酒屋でも3~6本ほどしか仕入れることができなかったという、たいへんレアな焼酎です。
萬膳を造るにあたって蒸留し始めに抽出されるアルコール度数の高い原酒を3年にわたって貯蔵し、43%まで加水しています。
原料となる芋は、芋焼酎に最も適しているとされる黄金千貫を選び、麹米には秋田県産ひとめぼれを、麹菌には河内麹菌NK黒麹を用い、これに霧島連山から湧きだす良質の湧き水、霧島列火水を仕込み水として、かめ壺に入れて熟成させました。軟水の霧島列火水は、非常にまろやかな口当たりの焼酎を生み出します。
4代目の利幸さんが家族の猛反対を押し切り、1999年に霧島連峰の山奥に蔵を造って焼酎造りを再開したのには、偉大な叔父の教え、造り上げてくれた万膳酒造の新しい味が、この水でなら確かに造れると確信したからだそうです。
波乱万丈の歴史から、山奥にポツンと立つ小さな酒蔵からプレミア焼酎が生まれる理由が見えてきます。
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