お酒買取なら大阪のネオプライス

■薫風バレルモセレクションの来歴
薫風バレルモセレクションは2015年に発売され、大きな反響を得ました。
2016年と2017年にもその年に作られたウィスキーを販売し、高い評価を得ています。
薫風バレルモセレクションは、キリンディスラリー株式会社と酒類を扱うチェーン店「酒ゃビック」を展開する藤桂京伊株式会社との共同開発で作られたウィスキーです。
ウィスキーはお酒を非常に好む方には本来の美味しさを楽しむ傾向にありますが、たまに嗜む程度の方には価格の高さや飲み口の重厚さがネックとなり敬遠される傾向にありました。
両社はウィスキーの売上の落ち込みを憂慮して、国産で購入しやすい価格のウィスキーを開発して提供しようと、2001年から共同開発を行うことになったのです。
キリンディスラリーの富士山の麓にある富士御殿場蒸溜所に数万個の原酒の中から元になるモルトが貯蔵されています。
その中から藤桂京伊側で選び、その原酒を元にしてキリンビール側でブレンデッドウィスキーを作りました。
麦芽のみで作られるモルトウィスキーよりも数種類の原料を混ぜるブレンデッドウィスキーの方が口当たりが良くて飲みやすく、品質も安定します。
そのため、万人にも好まれるウィスキーができますし、限定製品とはいえある程度多くの量を作ることも可能になり価格を抑えることも出来たのです。
国内産のウィスキーとして、美味しく口当たりが良いと非常に高い評価を受け、2015年や2016年度の薫風バレルセレクションは完売しました。
2017年の物は集大成に位置づけられ、シリーズの完結版となります。
ウィスキーを好む方から、次年度の販売がないのは残念と惜しむ声が多くなっています。

■2017年版を飲んだ方の感想や評価
ブログの記事や口コミなどの書き込みを閲覧すると、2015年版から楽しんでいる方の中には、原酒の確保の難しさや価格の高騰によりシリーズの完結をやむなしと考える方もいます。
しかし、多くのファンは買いやすい価格で美味しい限定ウィスキーが飲めなくなるのは非常に残念で次年度以降も販売してもらいたいと考えているように見受けられます。
キリンディスラリーの在庫の中でも希少なヘビーモルト原酒を元に使い、果物の芳醇な香りとスモーキーな香りを味わえるという製造者の言葉の通り、香り豊かで本格的なウィスキーでありながら、非常に飲みやすく満足としている書き込みが多いです。
ストレートで飲んだ方の場合は、シトラス系の香りの中にりんごやパイナップルのような甘い香りがするとか、樽の香りが利いてほのかに苦みを感じると評価している記事も見られます。
香りが豊かで口当たりが良いという内容が総じて多いです。
前年度の2016年と比べた感想も多く見られ、2016年の方が軽めで樽に含まれるバニラやチョコのような甘い香りを感じられるのに対し、2017年度の方が若干香りがすっきりしていてほのかで素朴な感じがすると違いを書いている人もいます。
飲みやすさにこだわり、穀物を原料としたグレインウィスキーの比率が高いのではないかと推測している方もいますので、双方に長所がありながらも好みが分かれるのでしょう。
その年度によって差があるのは当然のため新しいウィスキーの味わいの違いを楽しみにしている方もいます。

■2018年版も発売が決定
熱いファンの希望を叶えるためか、2018年版の薫風バレルセレクション2018も製造され5月に発売されることになりました。
2018年の物は「リッチな味わいを軸に華やかさも引き立てた」と評され、前回とは違った新しい味わいのウィスキーが販売されると発表されています。
容量は500mlでアルコール度数は40％と従来の物と変わらず、価格も同様に抑えられています。
発売されるのは酒ゃビック全店がある地域で、本社のある愛知県をはじめキリンディスティラリーがある静岡県などの東海地域が中心となります。