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ブルゴーニュをも凌ぐ良質で繊細な味わいの高級シャンパーニュ

■ シャルドネの魅力が凝縮されて出来上がった秀逸品
「ルイ・ロデレール ブラン・ド・ブラン 2006」は、フランスの老舗シャンパーニュ・メゾンとして有名なルイ・ロデレールが手掛けた逸品です。
白ワイン用ブドウ品種である最高品質のシャルドネだけを100％使用しており、他のブドウを一切ブレンドしないことで卓越したおいしさのシャンパーニュに仕上がりました。
まるでブルゴーニュの白ワインを思わせるような、透き通った美しい色合いと柔らかく立ち上がる金色に光る泡が、何ともいえない繊細さと優美さを醸し出しています。
ブラン・ド・ブランはシャルドネ由来のアロマに洋なしやリンゴといったフルーティな香り、さらにはハーブ等のスパイシーな香りを併せ持っているのが特徴です。
熟成が進むにつれてトーストやナッツなどの香ばしい香りも加わり、複雑多彩な香りが楽しめるのも「ルイ・ロデレール ブラン・ド・ブラン 2006」の大きな魅力となっています。
またブラン・ド・ブランはキレのある力強い酸味に、ミネラルを豊富に含んだ土壌から栽培されたシャルドネのミネラルが溶け込んでいるのもおいしさの秘密です。
このミネラルこそがブラン・ド・ブランの骨格を形成し、味わいに奥行きと深みを与えています。
ルイ・ロデレールが贈る至高の逸品を、ぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。

■ 伝統を今に受け継ぐルイ・ロデレールの家族経営
1776年にデュボワ親子によって創設されたシャンパン・メゾンが、今も一族経営を続けるフランスでも希少な老舗シャンパーニュ・メゾンとしてのルイ・ロデレールの起源です。
メゾンを創設したデュボワ親子はその後、ニコラ・シュレッダーにメゾンを売却します。
1809年生まれのルイ・ロデレールはこのニコラ・シュレッダーの甥にあたり、シュレッダーは1827年にルイ・ロデレールを自身が経営する会社の共同経営者にしました。
1819年から守り続けられるルイ・ロデレールの一族による経営は、1833年にルイ・ロデレールがシュレッダーからメゾンの経営を譲り受けたときから本格化します。
彼は自らの名前を冠した「ルイ・ロデレール社」を誕生させました。
優れた起業家でもあり、また卓越した洞察力も持ち合わせていたルイ・ロデレールは、自社畑でのブドウ栽培に乗り出します。
高品質のブドウは最高の土壌から実ると考えたルイ・ロデレールは、最高のテロワールを備えた土地だけを獲得していきました。
100ヘクタールだった当時の自社畑は、今では240haにまで規模を拡大しています。
そしてルイ・ロデレールでは、今もその当時と変わらない一族による丁寧なシャンパーニュ造りを行っています。

■ ルイ・ロデレールの歴史と発展が生んだクリスタル
自社は畑でのブドウ栽培が順調に進んだルイ・ロデレールは、1868年に年間250万本を海外に向けて輸出することを決めます。
輸出先はアメリカとロシアで、中でもロシア市場での需要は想像以上のものでした。
1870年にはすでにルイ・ロデレールは息子のルイ・ロデレール2世に経営を任せていましたが、ルイ・ロデレール2世の時代になってもロシアでのルイ・ロデレール人気は衰える気配を見せません。
1873年にはロシア市場とロシア皇帝・ツァーリだけで、ルイ・ロデレール社のシャンパン輸出量は70万本にも達しました。
これは当時のルイ・ロデレール社での生産量の30％近くを占めていた数字です。
1876年にロシア皇帝となったアレクサンドル2世は、自分のためだけのシャンパーニュを造れるよう要求します。
アレクサンドル2世も大のシャンパン好きで、中でもルイ・ロデレールがお気に入りでした。
そこでアレクサンドル2世自慢のコレクションの中から一目でルイ・ロデレールと分かるよう、底の厚いグラスに入れたシャンパンを希望したのです。
ロシア皇帝に敬意を表したルイ・ロデレールでは、特別なシャンパーニュをクリスタルのボトルに詰めて献上しました。
プレステージ・キュヴェとしてルイ・ロデレールの最高級シャンパーニュとなった「クリスタル」は、アレクサンドル2世に捧げた贈り物として誕生したのです。