お酒買取なら大阪のネオプライス

ドライでスモーキーさが際立つ逸品・ラガヴーリン16年ホワイトホース表記旧ラベル


■ラガヴーリンとは

シングルモルトにおける生産地は、いくつかありますが、その中でもスコットランドのアイラ島は、ウイスキーファンからも聖地と呼ばれるほどのエリアです。
このアイラ島には8つもの蒸溜所が操業していますが、その中で最も有名なのがラガヴーリンの蒸溜所です。
ラガヴーリン湾に面した大変美しい蒸溜所で造られているシングルモルトです。
島内でも蒸溜に最も長い時間を費やす蒸溜所として知られており、ソラン湖の湧き水を仕込み水として使用されているのも特徴です。
シングルモルトの愛好家でも絶大な支持を受けており、その情熱的な味、スモーキーさ、豊かな香味が相まって、まさにアイラモルトの代表格に位置づけられます。
ラガヴーリンとは、ゲール語で「水車小屋のある窪地」という意味があり、ホワイトホースやジョニーウォーカーといったブレンデッドウイスキーを構成する原酒の一つでもあるのです。

■ラガヴーリン蒸溜所の歴史を知る

1816年にジョン・ジョンストンによって設立された蒸溜所であり、実際は設立前から違法蒸溜所として創業されていたとも言い伝えられています。
ジョンストンの没後は幾度か買収が繰り返されましたが、1889年にジェームズ・ローガン・マッキーが買収しました。
アイラ島南の玄関口でもあるポートエレン港から海岸沿いに4kmほどの位置にあります。
ラガヴーリン蒸溜所にラガヴーリンをキーモルトとしているホワイトホースの看板が建てられています。
ホワイトホースの創業者であるピーター・マッキーがウイスキー造りを学んだ場所でもあるからです。
ラガヴーリン蒸溜所は、戦争や爆発による事故などの困難を乗り越え、現在も操業が続いています。
ラガヴーリンは、アイラモルトの中でもスモーキーがあり、さらに磯のような香味を持つのが特徴のウイスキーとして世界のモルト愛好家から愛されています。

■ラガヴーリン16年ホワイトホース表記旧ラベルの魅力

こちらのラガヴーリン16年ホワイトホース表記旧ラベルは、1990年代初期に流通された免税向けのリッターボトルです。
オールドボトルの入門編とも呼ばれているボトルとしても有名です。
こちらは、アイラモルトの巨人とも称されているほど人気で、見かけたらぜひ手にしておきたい貴重なボトルといえるでしょう。
ホワイトホース表記されているのは、ラベル一番上にあるロゴすぐ下の説明文と、下ラベルの一番下の部分です。
この2ヶ所にホワイトホースが描かれているのは16年のリリース初期のものとされています。
香味はオールドな樽感を感じられ、メープルシロップ、キャラメルのような甘味に、強烈なヨードのような味わい、さらにオイリーな口当たりもあって飲み応えもあります。
情熱的かつスモーキーさを感じられる香りに、海藻の独特な香味があり、飲み続けるうちに麦芽の香りもしっかり香ってきます。
現行品に比べると樽由来のフレーバーが濃く感じられて、特に16年もの間熟成されたこちらのボトルは、スモーキーさだけではなく、ドライさも併せ持っています。
大変深みのある味わいがあり、アイラモルトならではのピートフレーバーも若干強めに感じられる逸品です。
大変力強いウイスキーで、好みははっきりと分かれます。
どちらかというとモルト入門者の方にはおすすめできません。
しかし、オールドモルト入門者にはせひおすすめしたい一本です。
モルト入門者でも数あるモルトを愛飲していくうちに、きっとこのエレガントな中に深みのあるラガヴーリン16年の味に引き込まれることは間違いありません。
ストレートにもロックにも少量の加水、いずれの飲み方でもおすすめできます。
強いピート香を感じるオールドモルトを求めている方には、安定のおいしさを実感できます。
くせになる味はまさにこのことだといえます。
スモークチーズをおつまみとして一緒にいただくのがおすすめです。