お酒買取なら大阪のネオプライス

一度飲んだら忘れられないピートが香るスモーキーなアイラモルト「ラガヴーリン」

■アイラモルトの決定版「ラガヴーリン」が重ねた２００年以上の歴史

淡路島ほどの面積を持つスコットランドのアイラ島には８つの蒸留所があります。
アイラ島の南岸に位置する湾岸沿いに佇むラガヴーリン蒸留所は１８１６年に創業し、すでに２００年以上もの長い歴史を琥珀色のシングルモルトウイスキーに注いできました。
アイラ島のポートエレンにある小さな村の名前でもある「ラガヴーリン」という地名は、ゲール語で谷間の水車小屋という意味を持つ「Laggan Mhouillin」に由来しています。
小さな谷間の水車小屋を囲む村落であるラガヴーリン村には、名称のルーツとなった二つの水車小屋の碾き臼の石が今も残されています。
１７４２年からウイスキーが密造されていたという記録が残るアイラ島で、１８１６年から合法の認定蒸留所として創業を開始したラガヴーリン蒸留所は、建物背後の丘の上にあるソラン湖の良質な湧水を仕込み水として使用し、海藻を豊富に含んだアイラ島のピート（泥炭）をまとったモルト（大麦の麦芽）から生まれる強烈な個性を持つシングルモルトウイスキーを造り続けて現在に至ります。
独特な香りは「薬品の香」や「正露丸の味」と揶揄されることも多くありますが、一度飲むと病みつきになると言われる評判からわかるように、他の銘柄では味わうことができないラガヴーリンならではのクセのある風味とその奥にある情熱的な味わい深さが世界中で長年愛飲されている所以でもあるのです。

■ラガヴーリン１９９５年 ディスティラーズ・エディション ダブルマチュアードの香りと味わい

「ラガヴーリン１９９５年 ディスティラーズ・エディション ダブルマチュアード」は、ピーティーで燻ぶったスモーキーさが特徴的なアイラモルトの魅力が存分に楽しめることはもちろん、二つの異なる樽で熟成を重ねたことで生まれる複雑さがアクセントになっているのが特徴です。
少しウッディな海塩にレーズンやプルーンを感じるシロップに似たシロップのような甘さが鼻をかすめ、１８年の熟成が育んだふくよかなテクスチャがクリーミーな口当たりを演出し、口に含むとナッツのように香ばしい味わいと燻ぶった特徴的なスモーキーフレーバーが充満し、ダークチョコレートみたいに濃厚で長く続く余韻を楽しませてくれるのが魅力です。
ウイスキーが製造に費やすほとんどの時間は、香りと味わいを左右する重要な要素でもある木樽（オーク樽）の中で過ごす熟成期間です。
１８年以上もの長い時間をオーク樽の中で眠り続けた「ラガヴーリン１９９５年 ディスティラーズ・エディション ダブルマチュアード」は、単一樽だけでなくシェリーやポートワインの熟成などに使用された樽でボトリングされる前の数ヶ月仕上げ熟成することにより、ドライフルーツやシナモンのような風味やブドウ由来のフルーティさを備え持つことができます。
このような製法はダブルマチュアードと呼ばれ、ウイスキーの個性をより際立たせるためにも重要な工程となっています。

■ラガヴーリンファンにおすすめのディスティラーズ エディション

ラガヴーリン ディスティラーズ エディションは、天日干しされたペドロ・ヒメネスという品種のブドウを原料とするシェリーワインを貯蔵した樽でカスクフィニッシュ（ダブルマチュアード）された素晴らしいバランスで複雑さを表現しているアイラモルトウイスキーです。
ペドロ・ヒメネスシェリーの情熱的なレーズンの甘みが、ラガヴーリンの鮮烈で豊かなキャラクターのあらゆる側面に魔法のようなアクセントと深みを加え、豊かなフルボディに仕上げました。
艶やかなゴールドカラーのラガヴーリン ディスティラーズ エディションは、重厚なバニラフレーバーの甘さが鮮烈なピートのスモーキーさを和らげており、微かなフルーティさを伴う甘美な味わいを実現しています。
「アイラの巨人」と称えられるラガヴーリンの楽しみ方はいろいろとありますが、アルコール度数４３％で強すぎないディスティラーズ エディションはまずはラガヴーリン本来の味わいをストレートでいただくことをオススメします。
徐々に味の変化を楽しみたいという方にはオン・ザ・ロックもいいですね。
雑味を避けるためにも使用する氷は天然水で作っておくことを強くお勧めいたします。
香りや味の変化は水温も影響しますので、アロマを抑えない常温で少しづつ加水しながら楽しむトワイスアップも通な飲み方のひとつです。
グラスを変えるだけでも驚くほどウイスキーの味わいは変化しますので、ストレートやロックなど飲み方に合わせて専用グラスを揃えるものまたひとつのウイスキーの楽しみ方ですので、ぜひお試しください。