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■樽熟原酒の華やかな香りとしっかりとした飲みごたえ

「キリンウイスキー オーシャンラッキー ゴールド」は2011年7月27日（水)に新たに発売されたブレンデットウイスキーです。
水割りやソーダ割りにしてもウイスキーらしい香りと味わいが楽しめるように、富士御殿場蒸溜所の原酒を中心にブレンドされています。
発売サイズは２.７Lと４Lの２種類で樽熟原酒の華やかな香りと飲みごたえのある大容量のブレンデッドウイスキーとしてリリースされ、2011年度の販売予定数は約6万ケースでした。
ターゲット層を30代から50代の大容量ウイスキーユーザーにとらえ、家飲みやホームパーティーで水割りやハイボールとして楽しんでもらえるよう企画された商品となっています。

■味わいの特徴やおすすめの飲み方

「キリンウイスキー オーシャンラッキー ゴールド」は富士御殿場蒸溜所で熟成した原酒を中心にチーフブレンダーが香味の設計を行い、熟成感のある華やかな香りと飲みごたえのある味わいが魅力です。
アルコール度数は37%と抑えめながら、割りものに負けないウイスキーらしさを楽しむことができ、水割りでもハイボールでも美味しく飲めるようにブレンドされています。
富士御殿場蒸溜所の雄大な富士の自然の中の冷涼かつ霧深い環境でで熟成された樽熟原酒は、熟成香の中にも華やかな香りが楽しめ、しっかりとした飲みごたえを感じることができます。
パッケージは熟成樽のモチーフに重厚感のある色調を背景に添え、中央にＧＯＬＤの文字を堂々と配して、大容量らしいダイナミックさと、オーシャンラッキーという幸運なイメージで明るさを感じさせながら、上質感を演出したデザインに仕上がっています。
おすすめの飲み方はラッキーハイボールで、キリン富士御殿場蒸溜所 オーシャンラッキー ゴールド１に対して、ソーダを3の割合でブレンドするのがおすすめです。
キリン富士御殿場蒸溜所 オーシャンラッキー ゴールドはソーダの刺激に負けないウイスキーらしい味わいが楽しめるので、ハイボールで飲んでも相性が抜群のウイスキーといえます。

■新たなウイスキー人気のブームにニーズを捉えてリリース

キリンウイスキー オーシャンラッキー ゴールドが発売された歴史的な背景には近年のハイボール人気の高まりがあります。
戦後の貧しい時期、一般庶民には国産の高級ウイスキーには手が届かなかった時代に復興に向けた原動力となり、癒しとなって欲しいと生み出されたモルト原酒の割合を下げてグレーン原酒を多めにブレンドした低価格帯のブレンデットウイスキーが発売され、炭酸で割って飲むハイボールのスタイルが同時に提案されたことがあります。
戦後の復興期は第一次ハイボール人気時代といってもよく、今のトレンドは第二次ハイボール復活時代といえるかもしれません。
その後、復興が進むにつれ、洋酒の輸入自由化や関税の引き下げにより、輸入ウイスキーを含めた高級洋酒ブームが起こり、さらに高度成長期やバブル時期にかけて国産高級ウイスキーブームも巻き起こります。
ですが、バブルがはじけて次第に地味婚ブームなど節約志向に入ると、ウイスキーブームは沈静化し、嗜好の多様化や円高で輸入品がどんどん入るようになってワインブームや安いビールがもてはやされる時代となっていました。
ですが、ウイスキー特有のクセを抑えた飲みやすいウイスキーの登場と、ソーダで割って爽やかに飲み心地が良いハイボールの楽しみ方がテレビCMなどを通じて話題を集めると、これまでウイスキーに関心がなかった若い方やウイスキーから離れていた方の関心を一気に高めてきました。
この人気を受けて、ウイスキー市場では2010年の大容量サイズの販売数量は前年比２割増と拡大をみせています。
キリンでも2011年前半期のウイスキー販売数量は前年比3割増、大容量サイズにいたっては約５割もの伸びを見せたことから、今回の大容量サイズのキリンウイスキー オーシャンラッキー ゴールドのリリースとなったのです。